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協力隊になって、本当によかったと思うワケ


こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。



ボリビアから帰国して、早1ヶ月半。

日本からボリビアにいった時は現地の生活に溶け込むのにちょっと苦労したのに、日本に帰ってきたら1日で溶け込めちゃうあたり、母国の偉大さを痛感します。



本来であればぼくの協力隊としての任期は今年の6月までだったけど、コロナの影響で早めの帰国となってしまいました。



日本に帰ってきてからは、英語の勉強をしたり読書に耽ったり、朝早くから走って体を動かしたり。


家の中にこもっていますが、ふとしたときに

協力隊として活動していた時のこと

を思い出すんですよね。



思い出し始めたら、その思考は止めずにとことん振り返るようにしてます。




で、いざ協力隊の任期や派遣前訓練を振り返ってみると、最終的に行き着く結論は決まって

協力隊に参加してよかった

ということ。



今のところ、協力隊に参加したことを後悔したことは一度もありません。

多分今後もないと思います。


ということで、なんで「協力隊に参加してよかった」と思えるのかを、まとめることにしました。




コロナの影響で今後の協力隊事業がどうなっていくかは先が見えない部分もありますが、これから協力隊を目指している人はこの記事を読んで、協力隊のよさを知ってもらえればなと思います。



そして協力隊OB・OGの方たちは、「確かに!」とか「そうだよね!」みたいな感じで、共感できる部分は共感してくれると嬉しいです。





✔️いろんなタイプの人と知り合える


協力隊のメリットなんて挙げたらキリがないけど、個人的にかなり貴重だなと思うのは「いろんなタイプの人と知り合える」ということ。


協力隊って、120以上の職種があるんです。



訓練所でも派遣国でも、いろんな職種の隊員さんがいるわけですよ。


ぼくのようにスポーツ関連の職種の人もいれば、教育関連の人、環境分野の人、電子機器関連の人、保健・医療関連の人などなど。



普通に生活していたら、こんなにいろんな職業の人と知り合えることってなかなかないです。




写真撮影や動画編集が趣味で、めちゃくちゃいい写真や動画をとってくれる人もいる。

バックパッカーとして世界中を旅して回ってた人もいる。

料理が好きで、将来は自分の店を出したいっていってる人もいる。

めっちゃスケベな人もいる。



本当にいろんなバックグラウンドを持った人がい

自分がこれまで考えたこともなかったようなことをやってきた人もいて



「みんな違ってみんないい」というセリフがありますけど、協力隊ほどそのセリフが当てはまるものってなかなかないんじゃないかなぁと思います。



それぞれ違う道を歩んできていても、みんな同じ「協力隊」。



協力隊を通して本当にたくさんの面白い人と知り合えたので、それは間違いなく自分の大きな財産ですね。




さらに現地で活動していると、

現地の大使館で働いている人

国際機関で働いている人

企業の駐在員の人

こういった現地在住の日本人の方と会えることも結構あります。



協力隊で現地にいると、JICA関係者以外の日本人の方たちとの交流も意外とあるんですよ。



でも普通に考えたら、そんな人と繋がれる機会なんてなかなかありません。


協力隊員だけでもいろんな人がいて面白いのに、それにプラスして大使館の人や国際機関で働いている人、企業の駐在員の人ともいろんな話ができるなんて、ありがたすぎます。



これまで自分がまったく関わってこなかった分野の人の話を聞くと、それだけで自分の視野が広がったり好奇心が湧いてきていろんなことを調べるようになったり。



目の前に新しい世界がパッと広がったような感じがして、いろんなタイプの人と話すのは本当に楽しいです。



協力隊ほど、多種多様な生き様の人と知り合える機会はないんじゃないかなと思いますね。





✔️「協力隊」と聞くだけで、親近感が湧く


自分とは隊次が全然違くても、「元協力隊員です」って言われると異常に親近感がわいてしまいます。


SNSのプロフィール欄に「協力隊」という文字が入っていると、お!って思っちゃうし。



なぜなのかはうまく言葉にできないんですけど、「協力隊」というワードはお互いの距離をグッと縮める要素を持ってると思うんですよ。




お互いが協力隊経験者と分かっていれば、会話の話題にもってこいですし。


派遣先とか職種とか、現地でどんなことしていたのかとか。



ボリビアから帰ってきてからかなり時間があったので、いろんな人と話してみようと思ってSNSで呼びかけたんです。



そうしたらいろんな人が声をかけてくれました。

そして、声をかけてくれた人のほとんどが協力隊経験者とか派遣中だった人とか、これから派遣される予定の人とか今後協力隊への応募を考えている人とかとか。




初めて話す人なのに、協力隊という共通事項があるだけでいくらでも話ができてしまうんですよね。



お互いの距離を縮めるためにも、会話の入りの話題としても、「協力隊」は本当に強いなと感じています。



国際協力の分野やいろんな場所で活躍している人の中には協力隊経験者も多いし、そういった人たちをみると

自分ももっと頑張ろう

って思えるんですよね。





協力隊経験者の方たちの活躍から勝手に刺激をもらいつつも、自分も将来的には「みんなに刺激を与えられる人」になっていきます。





✔️「違いや異文化を理解する力」や「なんとかする力」が身につく


最後は少し活動の部分にも触れておきます。



協力隊として現地で活動すると、必ずいろんな違いや異文化に触れることになります。



考え方が日本人とは違うし

生活習慣や生活レベルも違うし

宗教や文化についても違いがあるし



日本での生活とは明らかに違う部分がたくさんあるんですよね。


そしてそういった環境で生活していくと、相手の文化を理解して受け入れられるようになってきたり、現地の人たちの考え方や生き方をリスペクトできるようになっていったり。



少なからず自分自身に変化が起きてきます。




日本人同士でさえ、考え方や生き方に違いがある。

でも協力隊として活動する現場は、日本人同士の違い以上の違いがあるんですよね。



2年間という限られた時間のかなでしっかり活動していくには、現地の人たちと信頼関係を築くことが大切。


そのためにはお互いの違いを認め合ったり、受け入れあったりする必要あるんです。



そうしているうちに、「一人ひとりの違い」とか「現地の文化」とか「それぞれの考え方」とか、いろんな違いを「否定」するんじゃなくて「理解して受け入れる力」が身についてきます。





今後は「グローバル化が進む」とかなんとか言われていますが、もし仮にそうなったとしたら、考え方も文化も全然違う人たちと仕事をしたり生活したりする場面が増えるわけですよね。



そうなったときに、あらかじめ「違いを受け入れる力」が身についているかいないかで、その場での適応スピードにかなりの差が生まれるんじゃないかなと。



そういった意味で、日本とは環境も文化も全然違う海外で2年間協力隊として活動できたこの経験は、今後に間違いなく活きてくるだろうなと思っています。





✔️協力隊後の生き様を届けていく


協力隊としての日々は、協力隊日記というnoteのマガジンで発信してきました。



これからは、任期を終えた協力隊員の生き様を発信していこうと思います。


まぁ一応任期は6月まで残っているんですが、再派遣はもうあり得ないと覚悟しています。



これからも国際協力には関わり続けていくつもりですし、みんなが応援したくなるような人間になっていきます。



協力隊になろうと決意した3年前くらいの自分を、心の底から褒めたいですね。



本当にたくさんの出会い、学びを与えてくれた協力隊でした。



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