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【読書のキロク】インプットしまくっている(つもりの)現在を振り返る

こんばんは、"もっちゃん”です。

4月にnoteを開設し、ずっと更新し続けていますが、大半は【読書のキロク】となっています。

読書をすることが単純に自分に対して「インプットしている」ということにつながるのではないか、という浅はかな思いから続けていることになります。

教職大学院に進学し、未だ振る舞い方に迷走している日々ですが、「読書」をすることで、学びを担保している(?)というような感覚に陥っているのかもしれません。

そんな迷走する自分を振り返る意味でも読んでみた1冊になります。

◯今回読んだ本:『学び効率が最大化する インプット大全』 著者:樺沢紫苑 サンクチュアリ出版

インプットについて考えたい、という一心でこの本をチョイスしましたが…。

先にシリーズの『アウトプット大全』を読めばよかった!
出版の順序的には『アウトプット大全』の方が先だったんですね。

それすらも知らないまま、フリマサイトで2冊同時購入してしまったので、こちらを先に読んでしまいました。
(「はじめに」の段階で気付いたものの、『アウトプット大全』は家において外出していたので、こちらから読むことにしてしまいました)

特に内容的に順序に何の問題もありません。
なんとなく、著者の意向に添いたかった、という私の心持ちです。
著者はそんなこと考えてもいないと思いますが。

◯概要

書籍詳細を見て、編集者のコメントがとても端的に内容を紹介してくれていたので、そちらを転載させていただきます。

日々大量の情報をインプットしているのに、
・得た情報を活用できていない
・読んだ本の内容が思い出せない
・仕事や実生活に変化が起こらない
そんな方は多いのではないでしょうか。
インターネット上のデジタル情報は、20年前と比べて5000倍に増えているといわれています。
つまり、従来型のインプット術をしていては、時間も手間もかかりすぎる。
それが「スマホ疲れ」「情報疲れ」の原因です。
毎日累計40万人以上に情報発信する「日本一アウトプットをしている精神科医」である著者の“最短時間で最大効率のインプット術"を紹介します。

上記ホームページ「編集者のコメント」を転載

基本的には「インプット」ということそれ自体について、インプットの方法、インプットのコツのようなことについて書かれた本です。

非常に多くのインプットをしなければならない、と感じている私にとって、非常に助けとなる1冊となりました。

◯インプットとアウトプット、どちらが先?

『インプット大全』と『アウトプット大全』の2冊を同時購入しておきながら、私は何も考えずに『インプット大全』を先に読むことにしていました。
出版としては『アウトプット大全』が先なのにもかかわらず。

今になって考えてみると、自分の中に
「インプットがあるからこそ、アウトプットすることができる」
という考えがあったからのように思います。

それは間違いではないとは思うのですが、
自分の中ではその時点で少し学びがありました。

確かにインプットしたことでないとアウトプットはできないはず。
ただ、ひょっとすると求められているのは「アウトプット」の方なのかもしれない、あるいは「アウトプット」することが前提となっている「インプット」なのかもしれない

ということを読み初めの時点で考えさせられました。

以下では、本書で印象に残ったことを3つだけ挙げます。
(一応、3つというのも本書を読んでポイントと思ったことです。)

いや、本節「インプットとアウトプットどちらが先?」を含めると4つになってしまうので、とりあえずあと2つだけ挙げることにします。
(もっと取り上げたいこともありましたが)

◯「アウトプット前提=AZ」というインプット術

これは最近の自分を肯定的に捉える意味でも、とても良いと思ったことです。

アウトプットすることを前提にしてインプットする
それがインプットを効率的なものとする

というシンプルなものです。
シンプルですが、とても納得がいくものでした。

今の自分において考えてみると、noteに【読書のキロク】としてアウトプットすることを前提に本を読んできた気もします。

それが自分にとってインプットを効率的なものにしてきていたかと思うと、少しうれしく感じました。
なんとなく
「自分のやっていることは、あながち間違いではない」
って感じたりして。

若干、最近
「こんだけnoteに投稿しているのも意味あるのかなぁ〜」
と懐疑的になっていた自分もいたので、勇気づけられた感じもします。

また、noteへの投稿に限らず、いろいろなアウトプットの方法はあります。

教職大学院での講義等で用いる書籍等も、読んだ末には講義で積極的にアウトプットするなど、自分の中で精一杯機会を生かしていきたいと思いました。

◯確証バイアスについて

また、本書を読んで自分の中で考えたことのもう一つは「確証バイアス」についてです。

確証バイアスとは何か、ChatGPTに聞いてみました。

確証バイアスとは、個人がある信念や仮説を持っており、それを裏付ける情報を重視し、それに反する情報を無視または軽視する傾向のことを指します。つまり、既存の信念や仮説に対する確証を得ようとすることで、情報の収集や評価が偏ってしまう心理的なバイアスです。このバイアスは、人々が自分の信念を守ろうとするときに特に顕著に現れます。

ChatGPTの回答から引用

自分としては以前から「確証バイアス」については知っていたつもりですが、本書でも言及があり、改めて考えることになりました。


なんとなく、怖くなりました。

今現在、たくさんの本や論文を読んだり、文献をあさってはいるものの、それらは全て自分の「確証バイアス」のもとに選択されたものなのではないかと。

今回「確証バイアス」についての言及を取り上げているのも、自分の確証バイアスに基づいたものなのではないかと。

自分のアウトプットの全てが自分の確証バイアスのもとで成り立っているのではないかと。

考えれば考えるほど、こうして本を読んでいることも、自分のバイアスの強化にしかなっていないのではないかと感じています。

どうなんでしょう?

ただ、確証バイアスにも良い点もあるのでは?とも思います。
本書でもあった「選択的注意」に関することです。

選択的注意とは、個人が外界からの情報の中から特定の情報にだけ注目し、他の情報を無視する傾向のことです。人は常に多くの情報にさらされていますが、その中から注目すべき情報を選び出すために、選択的な注意が働きます。この過程は、人々が自分の興味や目標に関連する情報を優先的に処理するために起こります。選択的注意は、人々が特定の情報に焦点を当てることで、その情報をより深く理解し、記憶することを助けることがありますが、同時に他の重要な情報を見逃す可能性もあります。

ChatGPTの回答から引用

確証バイアスというのも、この選択的注意の一つなのかとも思いつつ、
それがインプットの助けになっている面もあるのだと思いつつ、
逆に多様な情報のインプットの妨げになっていることも自覚しつつ、

インプットを効率的に進めていきたいと思います。


長くなってしまいましたが、以上です。

次は『アウトプット大全』も読んでみたいと思います。
もちろんnoteにアウトプットすることを前提に。


自己紹介はこちらから。


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