見出し画像

反省的(内省的)にいこう【読書のキロク・Audible】

こんばんは、"もっちゃん"です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。

教職大学院にいると、"リフレクション"という言葉をよく耳にします。

自分は大学院も含めて学部時代から、教育の分野で"リフレクション"を学んできた(つもり)ですが、最近よくわからなくなってきています。

そんな中、今回はAudibleで見つけた1冊になります。

◯今回聴いた本:『リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術』 著者:熊平美香 ディスカヴァー・トゥエンティワン

タイトルだけで選んだ書籍になります。
個人的には表紙の絵のデザインが好きで、自分でも使いたいと思うほどです。

◯概要

■本書はこんな人におすすめです
・自身もチームメンバーも、能力を生かしきれていない気がする
・チームメンバーのことがよくわからず、コミュニケーションに悩む
・プロジェクトの振り返りをしても、次に生かされない
■自分を変えるために、自分と向き合う
リフレクション(Reflection)とは、自分の内面を客観的、批判的に振り返る行為です。
「振り返り」「内省」という言葉には、どのようなイメージを持っているでしょうか?
うまくいかなかったことを反省したり、責任を追求されたり、どこかネガティブなイメージを抱いてはいませんか?
しかし、リフレクションの目的は、あらゆる経験から学び、未来に活かすことです。
このスキルを応用していくことで、自分自身だけでなく、他者への理解を深めて成長を促進したり、組織をまとめるリーダーシップを育んだりすることができます。
本書は、独自のフレームワーク【認知の4点セット】をもとに、
リフレクションを自分とチームに活かす方法を紹介します。

上記ホームページ商品紹介より引用

ほぼ巻き戻すことなく聞いていて恐縮なのですが、本書では“リフレクション”を基本的には“内省”と訳して用いていたと思います。

◯「内省」と「省察」

なんとなく気になったので、「内省」「省察」ということばの違いについてChatGPTに聞いてみました。

「内省」と「省察」はどちらも意識的な自己反省や考察を意味しますが、微妙な違いがあります。
内省(ないしょう、introspection):
自分の内面や心の中に向けて深く考えることを指します。
主に個人の感情や思考、直感など、内的な経験やプロセスに焦点を当てた認識のプロセスです。
心理学や哲学で用いられることが多く、自己分析や自己認識の手段として重要視されます。
省察(しょうさつ、reflection):
自分の行動や経験を客観的に振り返り、そこから何かを学び取ることを指します。
主に過去の出来事や行動について反省し、その結果を分析して理解を深めるプロセスです。
教育や学習、人間関係の中での学びの一環として重視されます。
要するに、内省は主に内面的なプロセスに関わり、感情や思考について深く考えることを意味します。一方、省察は主に過去の行動や経験に基づいて学びを得ることに焦点を当てています。

CharGPTによる「内省」と「省察」のちがい

あくまでChatGPTによる回答なので、学術的な定義とは異なるものと思います。

そもそも、「内省」「省察」は、自分としては「ないせい」「せいさつ」と呼んでいるところはあります。

「内省」を英語にすると“introspection”なんですね。

自分の感覚としても、上の回答から見れば、”リフレクション”“省察”に近いような感じもしています。

◯本書における“リフレクション”

いずれにせよ、“リフレクション”「自分の内面に目を向ける」という点では共通している概念のように思います。

むしろ、自分の内面に目を向けていれば“リフレクション”と言って良いのではないか、というくらい、広い意味で扱われるようになってきているようにも思います。

本書においては、“リフレクション”の概念それ自体に深く言及するのではなく、

自分の内面に目を向ける方法論や、それを応用していくことで可能なことをチーム運営にまで広げて言及していたように思います。

ネガティブに捉えがちな「反省」というものを、「内省」と言い換えて前向きに今後に活かしていく姿勢が大切だよ、といったことでしょうか。

まったくその通りであり、とても大事な考え方だと思いました。

◯いろいろな原因を内面に求めていくこと

自己成長という文脈において、”リフレクション”は欠かせないと思います。

それを応用して他者の内面を探り、改善の方向へ向けていくというのももっともな考えだと思っています。

このように、最近実用書をたくさん読んでいると、「何か良くない事があったときに、自分の内面と向き合い改善の方向へ向かう」というのが多いように感じています。

読んでいると、何か出来事等があったときに、「他責」という考え方をかなり排除していくような考え方だとも感じています。

自分の成長のためにはとても必要なことだと思いますが、なんとなくそればっかりだと自分の心が苦しくなってしまうようにも思います。

私はそういうことを考える時とてもネガティブな思考に陥りがちではありますが、時には「人のせいにして事を終えたくなる」ことだってあります。

中学生を指導しているときだって「自分は悪くない!」と主張する子どもはとても多くいますし、その気持ちもとてもよくわかります。

「他責」の考え方は、自分の心を穏やかに保つ上では有効とも思います。ただ、そればっかりでは、単純に嫌な奴だし、成長することもないとは思いますが。

本書は、そこを前向きに捉えて改善に向かおうという趣旨なのかと思います。
うまく自分の内面と向き合っていきたいものですね。


そんなことを考えた1冊でした!

なんかこういう本を読んでも前向きになりきれない自分がなんか辛い…。

自己紹介はこちらから。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?