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ウルトラマンオーブから考える単元の展開【特撮感想部】

こんばんは、"もっちゃん”です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。

先日、ウルトラマンオーブ第13話を見て、こんな記事を書きました。

今回もウルトラマンオーブネタになりますが、ここにきて大きな展開があり、見どころが満載です。

今回は第14話です。
内容的にもアツい展開ではありますが、それ以上に考えたことがあるので、そこがメインの記事になります。

◯今回観た作品:『ウルトラマンオーブ 第14話 暴走する正義』

タイトルも良いですね。タイトルからは闇に堕ちていくオーブの雰囲気を感じます。
(ここで暴走する正義は実際は異なるものですが)

◯概要

ある日突然、SSPメンバーたちの前に、純白のロボットが降り立つ。地球には存在しない驚異のメカニズムを持つロボットは「ギャラクトロン」と命名される。平和を守るロボットとして活躍する日を夢見て調査を進めるシンたち。ところが、ギャラクトロンは突然ナオミを機体に取り込み、暴れ出した! ナオミを助けようとギャラクトロンに挑むウルトラマンオーブだが、その強烈なパワーの前に大苦戦する…!!

上記ホームページあらすじより引用

異次元から突如ロボットがやってきます。
それが地球の状態を許せずに、ナオミを取り込み暴走を始めるわけです。

◯正義とは何ぞや

「正義」という言葉は難しすぎて、ここでは語りきれないものです。

今回の相手である「ギャラクトロン」は、異次元(異世界)から来たロボットであり、もちろん「ギャラクトロンなりの正義」があるわけです。

それが現在、「地球で正義とされていること」とうまくマッチしなかったがゆえに、ギャラクトロンは地球の表層を破壊してリセットしようとしているわけです。

どちらの言い分ももっともであると思うし、どちらが正しいということもないようにも思います。

けっこう子ども達にも考えさせる非常に良いテーマであるとは思いました。

ギャラクトロンの正義が“暴走する”ものとして描かれているのは少し寂しい気もしますが、子ども達が対象と考えると、当然のことですね。

◯衝撃的な展開(ネタバレを含む)

ここからは少しネタバレを含みます。

この話の最後では、オーブがやられます
見事にあっけなくやられてしまいます。そしてやられたまま次の話に続きます。

個人的にはワクワクする展開ですが、息子は見ていて絶望していました。
子どもにとっては最悪な展開ですよね。

自分たちにとっての正義のヒーローがやられてしまうわけですから。


ただ、私としては次の展開が楽しみすぎです。

大体予想できます。純粋に戦って勝てなかった相手なのですから、
この後オーブは絶対「闇の力」を利用します
そして闇に染まっていくのです。

ワクワクしてしまいます。
完全にスターウォーズの流れになってきています。
個人的にはアナキンスカイウォーカーの心の葛藤は好きなのですが、子ども向けのヒーロー特撮でどこまでやるのか!?
期待しています。

◯OP曲とED曲が変わっている!

自分の中では内容よりも衝撃的だったところです。

オープニングとエンディングの曲が変わっている!
正確には、2番になっている!?

歌詞が変わっていて驚きました。
いつも口ずさんでいる息子の口が空いたままになっていました。

しかもオープニング曲なんかは、サビのコーラスが結構存在感を増していて、歌に厚みが出ているではありませんか!

そういう細やかな計らいが大事だと思いました。

果たして、このOP曲とED曲が変わったことには何か意味があるのでしょうか。

◯全体の後半戦がスタート

今回の話は後半のスタートとして位置づくのだと思います。

前回の第13話が前半のまとめだとすると、
今回の第14話が後半のスタートとなるわけです。

OP曲とED曲というような、形式的なところからも、後半のスタートを意識させることは、とても効果があるように思いました。

話の序盤から、前のめりになって話に入り込んでしまいました。

内容的にもきっとここからが後半戦になるのだと思います。

きっと闇に染まっていくオーブの心の葛藤が描かれつつ、
きっとそれを乗り越えていくオーブの姿を描いていく。

最終的にはどちらになるのでしょうか。

ドラゴンボール的に
歴代のウルトラ戦士全員の力を借りて、元気玉的な技で相手を倒すウルトラマンになるのか

それとも
自分の真の力を見出し、力を借りずに真のオーブとして戦うようになるのか

どっちの流れになっても面白いと思います。
ただ、こう考えていることが一番楽しいのだとも思います。

◯第13話と第14話から考える単元の展開

本題に入ります。

学校において何か単元を授業で行うとなると、その展開の構想にかなりの時間を費やすわけですが。
今回の13話と14話には、そのヒントがあるようにも思うのです。

単元全体を見通した時に、
第13話的な、それまでの総括的な時間
第14話的な、後半全体をイメージさせるような時間
の必要性を感じます。

今回の第14話で重要だったところは、
これを観て私が「後半の展開を予想しているところ」だと思います。

合っているにしろ、間違っているにしろ、そうした先の見通しを子どもたちにもたせるような計らいはとても大事だと思いました。

そして、そこには、何かしらモチベーションの維持を支える手続きがある。

ウルトラマンオーブで言えば、
・とっておきの衝撃的な内容
・OP曲やED曲の変更といった内容以外のところ
でしょうか。

こうした展開を単元の中盤あたりに持ってくると良いのではないかと思います。

非常に漠然とした感じではありますが、ダレがちな単元の中間的なタイミングで、こんなイメージの指導ができると素敵だなと感じます。


そんなことを考えた第14話でした!

最近読書はしていても、それよりもウルトラマンオーブに考えさせられることがお多くて、こちらが増えてしまっています。

読んでくださった方、ありがとうございます。
いつもとても嬉しく思っています。

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