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向精神薬

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抗うつ薬や抗不安薬、コンサータなどの体感やスマートドラッグの利用について。
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2024年5月の記事一覧

[閉鎖病棟入院日記13]ロラゼパムの効果の強さ

[閉鎖病棟入院日記13]ロラゼパムの効果の強さ

私が入院してる病院では、パニック障害の患者への頓服としてロラゼパムが処方されています。

前の病院ではクロチアゼパムを飲んでいた私からするとロラゼパムの強さがどのくらいなのかについて書いていきたいと思います。

頓服で使った経緯まず頓服薬を使った経緯から説明すると、カフェイン入りのコーヒーを飲んだことでパニック発作が起こったからです。

私はカフェインに対してかなり敏感な体質であり、コーヒーなどを

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慢性疲労症候群への対処法

慢性疲労症候群への対処法

私のnoteを読んでくださっている読者の方から、「慢性疲労症候群に関する見解を聞きたい」というリクエストを頂いたので、それに関してできる対処法を調べて書いていきたいと思います。

慢性疲労症候群とはネットで調べると、これまで健康に生活していた人が、とあるきっかけで突然原因不明の激しい全身倦怠感に襲われて、それ以降強度の疲労感が続くというものらしいです。

また疲労感と共に精神面では抑うつ気分も伴う

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ブプロピオンとストラテラの違い

ブプロピオンとストラテラの違い

最近気になっていた薬であるブプロピオンがオオサカ堂から届いたので、早速レビューして行こうと思います。

薬理作用として似ているストラテラと比較しながらブプロピオンの特徴を書いていこうと思います。

マイルドでアッパー系のストラテラブプロピオンを一言で表せと言われたら「マイルドでアッパー系のストラテラ」です。私は初期用量として150mgを服用したのですが、これは結構多い量だと思います。

しかし、ス

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[アモキサン]うつ病治療の最後の一押しとなる薬

[アモキサン]うつ病治療の最後の一押しとなる薬

うつ病治療には段階があり、急性期→回復期→維持期というふうに段階が進んでいきます。もちろん、この通り順調に回復が進めば良いですが、多くの人が回復期にいまいち体調が良くなっていかない停滞期に陥ってしまいます。

今回はうつ病の回復期における停滞に効く薬を医師のブログの紹介も含めて書いていきたいと思います。

ドパミンが足りていない私の経験からいうと、うつ病の回復期においていまいちやる気が起きないとか

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統合失調症患者のコンサータ服用がヤバい理由

統合失調症患者のコンサータ服用がヤバい理由

noteやX上で統合失調症なのにコンサータを服用している人をけっこう見かけるようになりました。

しかし普通の精神科医であればこれがいかに危険な処方なのかわかるはずであり、禁止されている処方のはずです。

今回はその理由について詳しく解説していきたいと思います。

統合失調症はドパミン過剰によって起こるそもそも統合失調症は脳内のドパミン過剰によって起こると言われています。諸説ありますが、現在の医学

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ADHD治療薬で知能は向上するのか

ADHD治療薬で知能は向上するのか

ADHD治療薬というとストラテラやコンサータが思い浮かびますが、これらの薬を使うと果たして知能は向上するのでしょうか。

私なりにストラテラを服用したり、コンサータにとても近い成分であるカフェインを使って色々と実験をしてきたので、その成果を共有したいと思います。

基本的に知能は向上しない知能を向上させる薬のことを「向知性薬」と言ったりしますが、ADHD治療薬が向知性薬になりうるのかと言う問題です

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