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「悔しさ」の先に見つけること

こんにちは。

本日も、サッカーの話を。

なんといったって、オリンピックサッカー3位決定戦がありました。

惜しくも、日本代表は、メキシコに負けました。

いや、完敗でしょう。

久保選手の涙に、心打たれた人も多いのではないでしょうか。

タレント揃いのメンバーでしたが、最後は、監督の采配の差が出たなぁと。

森保監督の実力じゃ、あのメンバーを導く限界だったのだなと思います。

理由は、3つ。

1 フィジカルコンディションの考慮。

明らかに、選手ほぼ全員、バテてましたね。

ワントップの林、久保、堂安、中盤の遠藤は自身でも語ってましたが、今回の敗戦の大きな理由になりました。

DFもボール回しが遅くなっていたのは、疲労も大きいでしょう。

逆に、相馬は、相当相手は嫌がってました。

本来ならば、板倉選手をボランチに、遠藤と田中は、半分ずつ、

久保と堂安どちらかをベンチに、前半は、リベンジに燃える三苫や三好などを先発させ、前線のプレッシングから、後半勝負に導けばまだ良かったのかなと。

吉田も交代してあげて、橋岡をサイドバックに、酒井をセンターにしてもよかったかなと。

とにかく、中二日、二試合延長と、心身ともに削れた選手をまた使う起用には、監督の采配のセンスのなさがみて取れました。

選手全員、先発は覇気がなかったですよね。

これは、選手というより、監督のせい。

選手は、そりゃ試合でたいし、心や頭はやれるというに決まっていて、

ただ体は正直なので、そこを見抜けないところが課題かなと。


2 グループリーグ突破に全力をかけすぎた。

決勝戦まで見据えて、逆算して、選手を起用しながら、色々試す余裕がなかったので、

とにかく酷使しすぎました。

途中交代で出るって、ものすごく難しいんです。

バランスが崩れるリスクが出るので。

だから、比較的メンバーを変えずにほぼ固定して戦ったと思いますが、

こう着状態の試合を変えられる一番大きな武器は、交代で出た選手なのです。

相手もプレーを読みにくいし、コンディションもフレッシュ。

今回の、三苫選手なんて、メキシコ一切、対応してなかったですよね。

彼だけ、2得点1アシストできたかもしれません。

交代が切り札になるこうたいよりかは、体力温存的な意味合いが強く、

選手も思い切りにかける試合が多かったかなと思います。


3 戦術がワンパターン。

日本の攻撃パターンは、後ろで回して、再度にボールを展開し、サイドを崩す。

これがほとんどでした。

右サイドは、酒井のオーバーラップの活用と、久保と堂安の裏抜け。

左サイドは、相馬がいれば、単独の崩し、中山が上がる場合は、連携からのクロス。

これの大きな問題は、FWの得点力と中盤からの攻め上がりです。

林は、守備は素晴らしいですが、得点力はまだまだで、上田や前田の方が、まだ可能性があったかなと思います。

それがあり、最初のメンバーに選ばなかったと思いますが。

どしっと、サイドからのクロスを仕留められる選手がいれば、まだ変わったかなと思います。

他の攻撃パターンがあまり見受けられず、中で回しても、途中でつまり、相手に取られるケースが多かったです。

もちろん、今回は、どのチームも強敵で守備に追われるのは前提ですが、もう少し、くずしのパターンや連携が欲しかったなと思います。

一人ではなく、チームとしての攻撃パターン。

アーリークロスからの裏抜けや、スルーパス。

相手は、守備しやすそうだなと思いました。

ニュージーランド、スペイン戦と、240分無得点なわけで、これは、チームとしての何かしらのパターンの用意のなさを感じました。


以上、森保監督の限界を書きました。

選手の自由度は高そうな気がしますし、守備の守りごとはチームであるので、

ある程度の相手はなんとかなりそうですが、もう一個上のステージに行くためには、彼じゃ無理だなと思います。

できれば、海外の監督、実績豊富な戦術家が来てくれると、日本が次の次元に行けるのかなと思います。オシムは悔やまれます。

ただ、日本のポテンシャルの高さは、今回で相当見ることができましたし、守備は、相当レベルが向上しています。

あとは、長年の課題のFW。

ここさえ出れば、W杯でも新たな記録が出せるかと思うので、これからまた応援しつつ、楽しんでいきたいなと思います。

兎にも角にも、素晴らしい試合をありがとうございました!

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