W杯①⑨〜アフリカの歴史を変えた一日〜

こんにちは。

本日も穏やかな晴れ間がさし、冬の暖かみを感じます。


準々決勝、二日目。

ポルトガルvsモロッコ

フランスvsイングランド

がありました。

特にフランスイングランドは好カードで、決勝でもおかしくない対戦です。

まずは、ポルトガル戦から見ていきましょう。

モロッコは、史上初のベスト8に進み、

スペインを撃破し、ノリに乗っています。

対するポルトガルはスイス戦に大勝し、初先発でハットトリックのラモスは引き続き、先発です。

お互いタレント軍団ですが、ポルトガルの方が層は厚く、優勢に思われていました。

試合の序盤は、ポルトガルが攻めますが、モロッコはしっかり抑え、かつカウンターで脅威を発揮します。

一方的に守備に回るわけではなく、ボールをしっかり繋ぎ、前線のタレントに託します。

そして、前半42分、モロッコはサイドからのクロスを、異次元の高さで、エンネシリが、ヘッドでゴールに叩き込み、先制しました。

GKの手よりも高く、鳥肌もののヘッドでした。

ポルトガルは後半からCロナやレオンなど、続々と攻撃の選手を入れ続けます。

フェリックスやフェルナンデスにチャンスは来ますが、ゴールを脅かすまでには至らず。

モロッコは必死に耐えながら、カウンターで時に相手に脅威を晒し、

ポルトガルは一方的に攻めながらも牙城を崩せず。

そして、無情にも、試合終了のホイッスルが鳴り、

モロッコは史上初のベスト4進出という快挙をし、歴史を新たに創り直しました。

そして、ポルトガルはベスト8で敗退、37歳のクリロナはこれで、W杯がラストになり、大粒の涙を流し、ピッチからさりました。

モロッコが強いです。

これに尽きるかなと思います。

守備では組織でしっかり守り、攻撃は個を活かし、一撃必殺を持ち合わせている。

サポーターの多さもホーム会場のような試合でやれているので、

それも後押ししているのは間違いないでしょう。

ポルトガルは、大勝して隙が生まれたのかどうか。

個人的には、タレントは揃っていますが、チームとしてはいまひとつな印象で、

もっと戦術や戦略を練り、ポルトガルらしいチームづくりをして欲しいなと思います。

クラブで別格の存在のベルナルドシウバは特に目立たず、勿体無いなと思います。

逆に、アトレティコでは厳しいフェリックスはイキイキとし、彼中心に作り上げるのもこれから楽しみだなと思います。

モロッコ、おめでとうございます。


フランスvsイングランド。

昨年優勝国と、ベスト4の国の対決。

かつ、タレントがお互い揃い踏みで、大会屈指の若手が揃っています。

フランスは当然ムバッペ、そこにチュアメニやデンベレ。

そこにベテランのグリーズマンやジルーが支えます。

イングランドは、ベリンガム、フォーデン、サカ。

そこにケインやヘンダーソン、ライスが支えます。

守備強度の少しの差はあれど、互角な試合展開でした。

試合開始は、お互い様子見でしたが、前半17分、早くも試合が動きます。

グリーズマンが中央のペナルティエリアの後ろの真ん中のスペースにいたチュアメニにパスを出します。

距離があったのもあり、相手DFは、詰めるのが少し遅れました。

チュアメニは、ワントラップから、ゴールを見ずにボールだけを見て素早く足を振り抜きます。

そして、ゴール右隅に突き刺し、先制点を取ります。

レアル・マドリードに移籍し、レギュラーを勝ち取り、今大会はフランス代表のレギュラーに。

守備面にフォーカスされる彼ですが、見事なミドルシュートを決め、
更なる評価を上げていきます。

イングランドはここから攻勢に出ます。

が、フランスの牙城を崩せず。

後半は1−0でのスタート。

後半55分、思わぬチャンスがイングランドに来ます。

サカをペナルティエリア内でチュアメニが足をかけてしまい、イングランドにpk献上。

これをケインが落ち着いてきめ、試合を振り出しに戻します。

両者惜しいシーンが重なりますが、ゴールネットを揺らすことはできません。

後半78分、グリーズマンの美しいクロスを、ジルーがヘッドで押し込み、

フランスが再度リードすることに成功します。

イングランドは積極的に交代をはかり、選手を投入します。

そして、84分。

マウントをテルエナンデスガ不用意なバックチャージをし、VARの判定で、PKに。

イングランドは最高の同点のチャンスをもらいます。

キッカーは、ケイン。

一度決めていますが、GKのロリスはチームメイト。

足に力が入ります。

そして、ゴール右上に蹴ります。

が、ゴールポストを大きく越え、非情にもpkを外してしまいました。

イングランド、絶好のチャンスを逃します。

そこからは、フランスが固く守り、

マグワイアのヘッドもポストを掠め、

試合終了間際の真正面のFKは、ラッシュフォードのキックは枠をとらえず、試合終了のホイッスルが。

フランスが、2−1で勝利し、準決勝に駒を進めました。

王者フランスの2連覇が見えてきました。


これで、

アルゼンチンvsクロアチア

フランスvsモロッコ

悲願のW杯制覇を目指すアルゼンチンか、

前回大会の雪辱を晴らしたいクロアチアか、

2連覇を賭けるフランスか、

歴史を変え続けるアフリカ史上初の優勝を狙うモロッコか。

とても面白いカードが出揃いました。

3決も含めるとあと4試合。

終わりが見えてくると寂しいですね。

今回は、選手の衝撃的なサプライズは少なく、

チームとしてのサプライズが多かったですね。

サウジアラビア、日本、モロッコ。

ここら辺のチームがW杯を盛り上げています。

アルゼンチン優勝を応援しますが、どのチームも死力を尽くして、ベストな試合を見れるように楽しみにしています。

Abemaに感謝!!

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