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言葉のことばかり【バハハーイ】

右見て左見て

道を歩いていたら、
おとうさんと幼稚園くらいの子供の
二人連れが信号待ちをしていた。

子供が
「おとうさん。みぎみてひだりみたら、
 わたってもいいの?」

と聞いている。
かわいいもんである。
おとうさん「そうそう。そうだよ~」

いかん。それはいかん。

右見て左見て、クルマが来てなかったら、
渡ってもいいんである。
何のために左右を見ているのかを
忘れてはいかんのである。

ケロヨンという巨大なカエルが、
♪ みーぎみーて、ひだりみてー、
もーういーちど、みぎをみてー~

と唄っていたのを思い出した。

と言っても誰も知らないだろうが…。

ケロヨン

ケロヨンとは、劇団木馬座の着ぐるみ人形劇『カエルのぼうけん』、あるいはそれをテレビ化した日本テレビ系『木馬座アワー』の同名コーナーの主人公であるカエルの着ぐるみ。「ケ~ロヨ~ン!」「バハハーイ!」が口癖。当時どちらも大流行した。

ウィキより

子供向けですごく優しい作りなんだけど、
ちょっとアートっぽいとこもあって
着ぐるみは妙にリアルでデフォルメしてない。
カエルはホントにカエル。

で、とにかくシュール。

ケロヨンは、ケーロヨーン。バハハーイ。とか、
すごく異常な会話をするカエルだった…。

ギロバチとか、もっと誰も知らないだろうな。
ケロヨンの敵役だったが、
今考えると子供向けのキャラで、
隻眼というのもなかなか攻めている。

バハハーイのセンス

当時の子供番組の言葉のセンスはすごい。
「バハハーイ」とは一体何だろうか。

ギロバチの決め言葉は
「ギロギロバッチーン」だったし、

「ドボンにデボンにショボン」という
悪役3人組もいた。

こうやって並べてみると全部「音」ですね。
動きと音で言葉を作ると残りやすい。
あとは「まんま」ってことか。
理屈関係ないそのまんま。

こういうの時代関係なく記憶に残る。
最近はあんまり使わない手かな。

今だと薬の名前くらいですかね。
あれは効果を音にしてる感じか。

ちなみに「ケロリン」は薬の名前で
桶の名前じゃないからね。
ケロリンと治る。
薬の名前も面白いなあ。

と、それはさておき、子供の頃、

右見て左見て、もう一度右を見てたら、
今度は左が危ない気がして
左を見なくちゃいけなくなって、
そしたら右が気になって、
これじゃあ、一生渡れないなあ…
と思っていたことを思い出した。

へんな子供だった。
それじゃバハハーイ〜

次回の言葉は「縮み上がる」です。


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