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地域で出会った人の生き方を鏡として、自分の生き方を見直した旅

こんにちは、地域を旅する さとのば大学 編集部です。
さとのば大学では、夏のLearning Journeyに向けて続々申込が入ってきています!

この夏何しようかな?という方に向けて、5月のゴールデンウィークに開催された京都でのLearning Journeyに参加した大学生が学びをシェアしてくれましたので、レポート記事をお届けします!
ただの体験で終わらない、Learning Journeyの深い学びを感じ取ってもらえたら嬉しいです。

Learning Journeyとは?
さとのば大学が全国のおもしろい地域と連携しながらお届けする地域留学体験プログラム。春休み・夏休み期間中を中心に開催し過去250名超の高校生・大学生・社会人が参加。今回で10回目を迎える。
普通の旅行ではできないリアルなローカル体験が盛り込まれたプログラムで、まち・ひとに触れ合いを通じ、自分を見つける時間を。
https://satonova.org/archives/events/lj2024summer


自己紹介

はじめまして!早稲田大学国際教養学部4年の美谷青葉(みたにあおば)です。「何でも挑戦したい!」というタイプで、大学生活ではカナダ留学、教育系NPOでのインターン、英語のスピーチの活動、国際寮の運営サポートなど、自分のキャパシティを考慮することなく(笑)様々な活動に取り組んでいます。どうぞよろしくお願いします!

写真右側が青葉さん

「地域で出会った人の生き方を鏡として、自分の生き方を見直した旅」

さとのば大学での学びをより多くの人に提供するための、短期間のプログラム「Learning Journey」。開催地域の一つである、京都府京都市での2泊3日の旅の様子をみなさんにお伝えします。

今回の旅の感想を一言で表現するならば、「自己内省をし続けた3日間」になると思います。
「Learning Journeyは地域を学ぶためのプログラムなのでは…?」と思った方も多いでしょう。(この旅に参加する前の私もそう思っていました。)

地域を学ぶ旅であることには間違いないのですが、それと同時に自分を振り返る旅でもあったということです。皆さんに旅の経験を共有しながら、なぜ私がそのように思ったのかご説明していきます。

事前セッション:さとのば大学の学びに触れる

実はこのLeaning Journey、ただ旅に行くだけではありません。旅に行く前に何を旅で学びたいかを考える「事前セッション」、旅が終わった後に学びを振り返る「事後セッション」があります。

事前セッションでは、さとのば大学が目指したい人物像として掲げている「未来共創人材」に以下の4つの要素が必要であることを学びました。

以前の私の「自己理解」に対する認識は、就活のように自己分析をして、自分の強み/弱みを洗い出して…といったものだったのですが、セッションを通して「自己理解」が他者との関わりによって(他者を鏡として)自分を振り返るものであることを実感しました。
つまり、自分”だけ”で自己理解をするのは限界があり、自分の見えていない自分を見つけるためにはLearning Jouneyのような普段関わらない人々との出会いが重要だということです。
自分を見つめ直すきっかけとなった経験を2つご紹介します。

「部屋と部屋の仕切りって必要?とある建築家のお話」

 京都市内、周りの家とは一風変わった、緑に囲まれた素敵なお家をご訪問させて頂きました。建築家の方がご自身で設計して、ご家族で住まわれているそうです。

緑に囲まれるお家

不思議だったのは、一本の階段が1階から3階まで貫いていて、部屋と部屋の仕切りがない開放的な空間になっていたところ。
建築家として大切にしていることを以下のように語ってくれました。 

「新しく家を作る時に大切なのは、これまで住んでいた家を全て忘れること。お客様が想像できる家を作るのではなくて、お客様のニーズを叶える家をデザインするのが建築家の仕事だと思う。」 

部屋は四角でなければいけない、部屋と部屋は仕切らないといけない、といったいつの間にか”当たり前”になっていることを意図的に破壊しているからこそ、自由に思考を巡らせることができるのだと感じました。

「生ゴミって捨てるもの?循環させる仕組みコンポスト」

旅の仲間と夕食を作っていると、「生ゴミはこの缶に溜めといてー!後でコンポストにするから!」との声が。生ゴミの約80%は水分で、それを焼却するために大量の石油が使われている現状。それを変えるための一つの仕組みとしてコンポストを学びました。

後ろに見えるバッグがLFCコンポスト!

 コンポストを一言で言うと、生ゴミを(微生物の力で分解して)堆肥にすること。その堆肥を使って野菜を育て、野菜を調理する時に出た生ゴミをコンポストにする。こうして循環する仕組みを作っているそうです。

捨てることを”当たり前”とするのではなく、それを持続可能な形へと変えていくのが素敵だと感じました。(スタイリッシュなバックにすることで、家に置いても違和感のないデザインにしているそうです!)

この二つの経験を通して、普段自分は何も”当たり前”を疑わずに生活していないか?社会の規範に無意識に順応していないか?ということを考えるようになりました。

振り返りセッション:仲間と学びをシェアする

2泊3日のLeaning Journey、2日目の夜には振り返りセッションがありました。旅で印象に残っていること、自分のまちを振り返った時に気付いたこと等を付箋に書き出し、皆で共有しました。

自分が今住んでいる場所を抜け出して、地域に飛び込んでみたことで、「自分ってこんなことが好きなんだな」という気付きがありました。

  • 新しい経験や出会いが好き

  • 直接会って交わす他愛のない会話にワクワクする

  • 人と人が繋がる空間にときめく

  • 夢を追いかける人の伴走者でありたい

これまでの日常では気付けなかった、新たな自分の側面を探索することができました。また、旅を共にした仲間との対話を通して、自分の考えを深ぼることができ、新たな問いを見つけるきっかけとなりました。

立ち止まってもいい、迷ってもいい。自分を見つめる旅Leaning Journey。

もしこれを読んでいる方の中に、「自分が将来何をしたいか分からない」「何となく行き詰っている感覚があり不安だ」という方がいたら、ぜひLearning Journeyに参加してみて下さい。
今住んでいる場所から、アウェイな環境である地域に飛び込むことで、そこで出会う人の生き方を鏡として自分を見つめ直せるはずです。
皆さんの勇気ある参加をお待ちしています!

宿泊拠点となった京町家前にて

■夏休み11地域で開催するさとのば大学Learning Journey

■暮らしながらプロジェクトを実践する、さとのば大学の学びのフィールドは全国各地

さとのば大学では、4年間1年ずつ多様な地域へ留学し、地域での様々な人との出会いや対話を通して自分自身の関心を探り、マイプロジェクトへと繋げて実践していきます。ぜひあなたらしさが活かせる地域を、見つけに行きませんか。

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