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さとのば大学の学びを体感!新入生オリエンテーション合宿

こんにちは、地域を旅する さとのば大学 note編集部です。

さとのば大学の学生たちは、それぞれが地域で暮らしながらオンラインの講義で顔を合わせています。
しかし、オンラインでは伝わらない雰囲気や温度感があったり、ワークショップ手法やコミュニケーション方法も対面とは異なります。
安心して対話できる関係性を築いたり、さとのば大学での学びを体感するために、今年度初めて実施した新入生オリエンテーション合宿
今回のnote記事では、合宿の様子をお届けします。

対面で会うことの大切さ

今回の新入生オリエンテーション合宿のきっかけになったのは、昨年の夏にさとのば生が企画して実施した合宿でした。
それまでは異なる地域に滞在する学生とは、オンラインでのコミュニケーションが基本となっていましたが、対面では相手の表情や空気感、リアクションがダイレクトに伝わるため、オンラインと同じワークショップをしても充実感が大きく異なりました

そこで、今年度はカリキュラムが本格的に始まる前の新入生を対象に対面で講師や他のさとのば生と交流したり、ワークショップ手法を体験する合宿を4月に開催することに。

舞台になったのは、東京都江東区・清澄白河エリア。2024年1月にさとのば大学の地域留学プログラムLeaning Journeyを開催した地域です。プログラムのなかには、清澄白河で地域に関わる方の事例を聞く時間やまちあるきを設けました。
清澄白河のラーニング・ジャーニーのレポートはこちら

さとのば大学を体感するプログラム

1年生は、現在1年次推奨地域である秋田県五城目町、宮城県女川町、長野県長野市に滞在しています。合宿初日は、それぞれの地域から電車を乗り継いで、清澄白河に集合しました。
オンライン上では顔を合わせたことがある新入生たちでしたが、対面で会うのは初めてだったので、少し緊張した様子もみられました。チェックインでみんなで輪になって一人ひとりの顔を見ながら話を聞くことで、それぞれの話し方や雰囲気をリアルで感じる時間になりました。

チェックインとは…
さとのば大学では、講義の始まりには必ず「チェックイン」の時間を設けています。宿泊先などでチェックインという言葉を使いますが、ここでのチェックインは、今の心や体の状態、この時間で満たしたいニーズを場に出します。

アイスブレイクでは、プロジェクトマネジメントの専門家でありさとのば大学の講師でもある高橋真さんを迎え、自ら製作した共生社会を学ぶゲーム「ワンダーワールドツアー を体験しました!
色んな特徴をもった旅行者になりきり、グループのメンバーと協力しながら、共生社会を実現するミッションをクリア!
ゲームを楽しみながらも、さまざまなマイノリティを学ぶ貴重な時間になりました。

続くワークショップでは、グランドルール作りをしました。学びのコミュニティを仲間と共に作っていくことを大切にしているさとのば大学では、自分たちのルールを自ら考えます。
グループにわかれてブレインストーミング(ブレスト)でアイデア出しをしました。ブレストはオンライン講義でも取り入れていますが、対面で行った経験があると、オンライン上でもより効果的にアイデアを出し合ったりコミュニケーションが取れるようになります。
対面でも最初はアイデアを出すことに苦戦する様子もみられましたが、書いたアイデアを口に出してお互いに「おー!」「いいね!」と言い合うことで、アイデアを出しやすい雰囲気をつくることができました。
みんなが心地よく学び合うためのルールを考えながらも、自分が大事にしたいことやさとのば大学、地域で挑戦したいことについてアイデアを膨らませる時間になりました。

付箋にアイデアを書き出します

清澄白河のまちあるきでは、清澄白河のまちづくりに関わるコーディネーターの伊藤さんを迎え、まちのキーパーソンを訪ねてお話を伺いました。
特に印象的だったのは、江戸切子の企画・製作・販売を手掛けるGLASS-LAB株式会社の椎名隆行さん。三年に一度開催される富岡八幡宮の例大祭で神輿の担ぎ手を集めるために、町会の新住民に声をかけたり、「コウトーク」というトークイベントを企画するなど、さまざまな取り組みを行ってきました。椎名さんのお話を聞いて、観光旅行では知ることができない地域の資源やおもしろさを感じることができました。

椎名さんからみた清澄白河とは?

また、伊藤さんのこれまでの歩みや清澄白河との関わりを知り、さとのば生たちも自分の滞在地域をどのような視点でみるのかを考えるきっかけになりました。

まちあるきを終えて、午後はさとのば大学副学長YOSHさんによる「beの肩書きワークショップ」。「大学生」のような肩書(doing)ではなく、その行動の根源にあるあなたのあり方(being)に着目し、【本当の自分らしさ】を見つけるワークです。
お互いのストーリーを聞くことで、ほぼ初対面だった仲間たちと深く繋がる体験をすることができました。相手から肩書きをカードに書いてプレゼントしてもらうことで、新しい自分に出会える時間にもなりました。

カードをプレゼントし合います

プログラムの最後には、さとのば大学が目指している「未来共創人材」を自分なりに言い換えるとどんな人材なのかを考え、その理由やネクストアクションとともに発表してもらいました。

それぞれの想いを語ります

3日間の合宿を通して、プログラム以外の時間もさとのば生同士で語り合う様子も見られました。
さとのば大学での学びや地域でのプロジェクト実践に対するイメージが膨らんだのはもちろん、一緒に学ぶ仲間たちと交流することで互いについて知り、これからの共創につながる関係性づくりができたのではないでしょうか。
大変なことや一人では乗り越えられないことがあっても、助け合える仲間がいる、ということはさとのば生にとって力になるはずです。

新入生オリエンテーション合宿を終え、それぞれの滞在地域に戻ったさとのば生たちは、学んだことや感じたことをいかしながら日々の暮らしや学び、活動に取り組んでいます。


■新入生が授業の学びを発表するオープンキャンパス開催!【6/8(土)】

今回のオンラインオープンキャンパスでは、通常のオンライン説明会の拡大版として、さとのば生による発表タイムも◎新しい学びの形、さとのば大学の学生の姿を見に来ませんか?

https://satonova.org/archives/events/240608

■暮らしながらプロジェクトを実践する、さとのば大学の学びのフィールドは全国各地

さとのば大学では、4年間1年ずつ多様な地域へ留学し、地域での様々な人との出会いや対話を通して自分自身の関心を探り、マイプロジェクトへと繋げて実践していきます。ぜひあなたらしさが活かせる地域を、見つけに行きませんか。

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