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楽しく生きるための100冊 2019


ボクが主宰している「コミュニティ4th」では、毎月「Bookトライブ」という読書会をやっています。

一冊課題図書を決めて、みんなで読んできて感想を言い合う、という会ですね。

そこでここ数年、何を読んできたか、というのはこちらに書きました。


で。
去年の年末、そのトライブによく来ている谷川敦さん(あだ名はタフマン)という30歳男子(当時)が、こんなようなことを相談してきました。

「教養のある大人になりたいなあ、とぼんやりとした憧れを持っているんですが、ほとんど本も読まずに30歳になってしまいました。来年はBookトライブの課題図書だけでなく、もっとたくさん本を読みたいと思うのですが、絶対読むべき本を100冊くらい教えてくれませんか?」

・・・なるほど。
ちょっと上からになって申し訳ないけど、良い心がけじゃw。

よし、ここはボクだけでなく、驚異の本読みにして「Bookトライブ」の部長である高島恒雄さん(ボクと同い年。あだ名は長老)とふたりで、必読の100冊を選んでみようではないか!


とはいえ、何兆冊でている本の中からのたった100冊。
一定の切り口がないと広がり過ぎちゃってちょっと選びきらない。

なので、「まだあまり読書の世界に入ってきていない30歳男子が『本を好きになり』『同時に教養もつき』『なんだか人生が楽しくなる』」という切り口で、長老と佐藤とで100冊選ぶことにした。


今日は、去年選んだその100冊を、このnoteで共有しようと思います。

あくまでも「谷川さんひとり」の顔を思い浮かべての選書です。
つまり、「30歳男子の谷川さんが楽しく生きるための100冊」です。

でも、それなりに重要なところは押さえているつもりなので、来年ちょっと読書に挑戦してみよう、という方の参考にはなるかもしれません。

あ、それと、読書家の方々におかれましては、いろいろご意見・ご異見もあるでしょうが、ご勘弁ください。


・・・ちなみに、谷川タフマンくん、去年の年末に急いでこれだけ選んであげたのに、1年間で50冊に届かなかったようですw

でも、「今までの人生で一番本を読みました!」とのこと。

まぁ、また2020年に、残りの50冊を頑張れ!


では、行きますね。

1. 苦労してでも読んどいた方がいいんじゃないか、な古典的20冊


1.「ハムレット」シェイクスピア
  やっぱり読んどいた方がいいんじゃないかな(佐藤)  
  読むべきか読まざるべきか、じゃなく読んでみよう(長老)

2.「カラマーゾフの兄弟」ドストエフスキー
  「罪と罰」でも良い気がするけど。新訳でどうぞ(佐藤)
  屁理屈こね合戦を堪能してください(長老)

3.「アンナ・カレーニナ」トルストイ
  ドストエフスキーとトルストイは知っといた方がいい(佐藤)
  「幸福な家庭はどれも似たものだが」書き出しがいいよね(長老)

4.「嵐が丘」エミリ・ブロンテ
  ヒースの丘に立ってみたくなるよ(佐藤)
  モンティ・パイソンの手旗信号版も必見です(長老)

5.「変身」カフカ
  「審判」「城」と迷うけど、入門としてはやっぱ虫(佐藤)
  目覚めるのが怖くなる、かもしれない(長老)

6.「白鯨」メルヴィル
  アメリカ人はみんな読んでるからねー(佐藤)
  辻原登さんによれば千石英世訳はけっこういけるらしいっす(長老)

7.「老人と海」ヘミングウェイ
  これまたアメリカ人の古典(佐藤)
  長老も海の近くに住んでいます(いらん情報)

8.「グレート・ギャッツビー」フィッツジェラルド
  この辺が好きなら現代アメリカ文学に広げていける(佐藤)
  かつての「華麗なるギャツビー」もいいタイトルだったな(長老)
  いいタイトルだったな(佐藤)

9.「ハックルベリイ・フィンの冒険」マーク・トウェイン
  アメリカ系ではこれも薦めざるを得ない(佐藤)
  自由を希求する魂。それは子どもも大人も関係ない(長老)

10.「ロビンソン・クルーソー」デフォー
  筋は知ってると思うけど、あらためて読んだ方がいいと思う(佐藤)
  オトナの目で読むと新しい発見がある、んじゃないかな(長老)

11.「源氏物語」紫式部
  千年読み継がれるだけのことはある。角田光代新訳が進行中(佐藤)
  ウチは橋本治の「窯変」版。訳がたくさんあるのもいとをかし(長老)

12.「吾輩は猫である」夏目漱石
  教科書で読んだかもだけど教養としてきちんと読んでほしい(佐藤)
  益体もないない話を延々と続けるところがたまらない(長老)

13.「羅生門・鼻」芥川龍之介
  芥川賞って言うくらいだから一度は読んどきたい(佐藤)
  説話には民衆の知恵が凝縮されているよね(長老)

14.「細雪」谷崎潤一郎
  谷崎はハマる人は本当にハマる世界(佐藤)
  戦争中、掲載禁止になったほど優雅で贅沢な物語(長老)

15.「金閣寺」三島由紀夫
  いわゆる華麗な装飾体。三島に影響された現代作家多し(佐藤)
  Bookトライブで読んだとき甲論乙駁ありました。あなたは?(長老) 
 
16.「雪国」川端康成
  ノーベル賞作家。大人になって読むとまた感じ方が違う(佐藤)
  夜の底が白いという発見(長老)

17.「人間失格」太宰治
  まだ読んでなければ、やっぱり読んどこう(佐藤)
  読まなきゃ人間失格だ、ってこともないけど(長老)

18.「銀河鉄道の夜」宮沢賢治
  知ってるけど読んでないの代表格。読もう(佐藤)
  メーテルがいいよね、ってそれは別の銀河鉄道(長老)

19.「死者の奢り・飼育」大江健三郎
  ノーベル賞作家の初期短編。ゆっくり読むとイメージ膨らむ(佐藤)
  巷間噂に聞くあのバイトの話(長老)

20.「砂の女」安部公房
  歯ごたえあるので、闘志溢れる時期に(佐藤)
  いつも闘志がない私はとうしたらいいでしょう?(長老)


2. もしはまったら作家をずっと追いたくなっちゃう10冊


1.「風の歌を聴け」村上春樹
  これではまったのなら、きっとあなたは全作読みます(佐藤)
  エッセイも面白いのでそちらもどうぞ(長老)

2.「キッチン」よしもとばなな
  独特の柔らかい空気感と時間の切り取り方。好きならたまらない(佐藤)
  バナナって芭蕉だから、新しい文芸を作ろうとしたのかも(長老)

3.「白夜行」東野圭吾
  東野ワールドにどれから入ったらいいか迷うけど、やっぱこれかな(佐藤)
  読んでる間、どきどきどきどきしたことを覚えてる(長老)

4.「火車」宮部みゆき
  やっぱここから入るのが一番かなぁと思う(佐藤)
  このころベストセラー連発で「宮部みゆきとそれ以外」と言われてた(長老)

5.「マチネの終わり」平野啓一郎
  同時代の傑作としてぜひ。他のもおもろいよ(佐藤)
  読んでない? ちょっと待ちねえ、というテイストではありません(長老)

6.「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦
  独特のモリミーワールド。そろそろ直木賞とると思う(佐藤)
  詳細はうっちー(5期水曜)にご確認ください。絶賛されます(長老)

7.「声の網」星新一
  星新一のショートショートは全部傑作だけど、どこから入る?(佐藤)
  「声の網」がアレクサを予言しているようでスゴイよ(長老)
  ではそこから!(佐藤)
  アイディアの結晶のような作品を1000編も書いたんだよ(長老)

8.「シャーロック・ホームズの冒険」コナン・ドイル
  世にシャーロキアンがなぜこんなに多いか、わかります(佐藤)
  名探偵の形を作った人類の至宝のような作品(長老)

9.「ライ麦畑でつかまえて」サリンジャー
  サリンジャーに一度もはまらない人生なんて…。春樹訳もいい(佐藤)
  永遠の少年の物語。永遠の少女の皆さんもぜひ(長老)

10.「呪われた町」スティーブン・キング
  キングは一度はまると帰って来れません(佐藤)
  緻密にアメリカの生活が描かれていて、そして怖い!(長老)


3. 長編だけど、あっという間な傑作5冊


1.「蒼穹の昴」浅田次郎
  言うこと無しの大傑作。中国史にもくわしくなります(佐藤)
  清朝末期を舞台にした構えの大きな物語。気宇壮大(長老)

2.「竜馬がゆく」司馬遼太郎
  大長編だけど、司馬遼はいっそここから入るのが結局オススメ(佐藤)
  竜馬像を確立した記念碑的作品(長老)

3.「水滸伝」北方謙三
  読むのがつらくなるくらい泣ける。教養としても(佐藤)
  中学生のころ水滸伝が好きすぎて黒板に「水滸伝」って書いたんだ(長老)

4.「月の影 影の海(十二国記シリーズ)」小野不由美
  いやー本当に全巻読んで欲しい(佐藤)
  Bookトライブで読んだのがきっかけで全巻再読中(長老)

5.「ハリー・ポッターと賢者の石」J.K.ローリング
  客観的に見て傑作と思う。まだならやっぱり読んどきたい(佐藤)
  貴種流離譚ともいえましょう。王道の物語(長老)


4. 世界を拓く10冊


1.「サピエンス全史」ユヴァル・ノア・ハラリ
  現代の基礎知識になるかもしれない大ベストセラー(佐藤)
  このくらいの規模で概観するのもいいもの(長老)

2.「利己的な遺伝子」リチャード・ドーキンス
  科学系ではやはりこれは読んでおかないと(佐藤)
  発想の転換。まるでSFだとびっくりしましたよ(長老)

3.「帳簿の世界史」ジェイコブ・ソール
  これまだ読んでないので読みます!(佐藤)
  複式簿記という物差しで歴史を測ってみる試み(長老)

4.「フェルマーの最終定理」サイモン・シン
  読み物として面白く、教養もつく(佐藤)
  もう少し本の余白が広ければ、と思ってましたずっと(長老)

5.「誰も教えてくれない聖書の読み方」ケン・スミス
  聖書を読まなくても、これを読めば抱腹絶倒にだいたいわかる(佐藤)
  難しい本は解説書を読むといいんだよ(長老)

6.「アメリカ人の半分はニューヨークを知らない」町山智浩
  衝撃的だけど、ホント、アメリカってこうなんだよね(佐藤)
  宝島では「バカの町山」と呼ばれていたのに成長したねえ(長老)

7.「名画読本」赤瀬川原平
  美術の教養の入口として、赤瀬川ワールドの入門編として(佐藤)
  私はこれを読んで、本当に絵が好きになりましたよ(長老)

8.「日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか」矢部宏治
  日本の現代史を語るとき、知っとかないといけないこと(佐藤)
  知らなきゃいけないことって確かにあるんだ(長老)

9.「痛快!憲法学」小室直樹
  憲法って何なのか、楽しく面白くすごく深く理解できる(佐藤)
  小室直樹の解説はどれも知的興奮を与えてくれますよ(長老)

10.「おじいちゃん 戦争のこと教えて」中條高徳
  戦争のことを実体験レベルでやさしく教えてくれます(佐藤)
  皮膚感覚で知るということの大切さを知る(長老)


5. ただただページターナーな15冊


1.「百万ドルをとり返せ!」ジェフリー・アーチャー
  同じ著者の「めざせダウニング街10番地」もぜひ!(佐藤)
  コンゲームものの古典にして傑作(長老)

2.「シャドー81」ルシアン・ネイハム
  手に汗握るハイジャック系傑作。というか名作(佐藤)
  「究極の襲撃小説」という評がすべてを語っています(長老)

3.「深夜プラス1」ギャビン・ライアル
  内藤陳が愛して店名にまでした名作(佐藤)
  要人を護送するスリリングな道行のタイムリミットは深夜プラス1(長老)

4.「女王陛下のユリシーズ号」アリステア・マクリーン
  言うことない傑作です(佐藤)
  冒険小説の白眉。なのに涙なしでは読めません(長老)

5.「鷲は舞い降りた」ジャック・ヒギンズ
  実に壮大。当時の大ベストセラー(佐藤)
  ドイツ軍によるチャーチル誘拐作戦。キャラ造形が素晴らしい(長老)

6.「針の眼」ケン・フォレット
  これもナチス・ドイツ系。この辺を題材にした本はおもろいの多い(佐藤)
  針というコードネームのスパイ。困難が怒濤のようにやってきて(長老)

7.「黒後家蜘蛛の会」アイザック・アシモフ
  アシモフはいろいろ読んだけど、これ未読。読まないと(佐藤)
  レストランに集う友人たちの謎を、快刀乱麻の如く断つのは(長老)

8.「推定無罪」スコット・トゥロー
  これまた名作ですね。まさにページターナー(佐藤)
  法廷がこれほどドラマチックだと知らしめた逸品(長老)

9.「透明人間の告白」H・F・セイント
  誰もが夢想する透明人間の世界を見事に描ききった名作(佐藤)
  透明人間のニューヨークでのサバイバル物語!(長老)

10.「消えた少年たち」オースン・スコット・カード
  ただただ、泣く(佐藤)
  ただただ、泣く(長老)

11.「クリスマスのフロスト」R・D・ウィングフィールド
  フロスト警部はボクの最愛の主人公のひとり(佐藤)
  クリスマスストーリーの3要素は子どもと精霊と奇跡(長老)

12.「千尋の闇」ロバート・ゴダード
  いやー、この本を初めて読んだときの衝撃たるや(佐藤)
  謎めいた依頼というものはいつだって魅惑的(長老)

13.「時のかなたの恋人」ジュード・デブロー
  タイムスリップもの。ページターナーです(佐藤)
  時をへだてた物語はいつだって魅力的(長老)

14.「ダ・ヴィンチ・コード」ダン・ブラウン
  言わずと知れた大ベストセラー(佐藤)
  欧米のミステリのいい意味での大風呂敷って読ませるなあ(長老)

15.「大誘拐」天藤真
  週刊文春ミステリーベスト10の20世紀国内部門第1位(佐藤)
  刀自って言葉を初めて知った、チャーミングな物語(長老)


6. 読書の楽しさ・豊かさを実感できる30冊


1.「百年の孤独」ガブリエル・ガルシア=マルケス
  ただただ圧倒される名作だと思うけど、歯ごたえは十分(佐藤)
  マジックリアリズムって言葉に酔います。百年の孤独だけに(長老)

2.「ガープの世界」ジョン・アーヴィング
  アーヴィングにはまる人はきっと友人になれると思う(佐藤)
  バーリンは好きなんですけど、友人になれますか?(長老)

3.「わたしを離さないで」カズオ・イシグロ
  直近のノーベル賞作家。感動の一作。読んでおこう(佐藤)
  Bookトライブで読んだ感動は誰にも話さないで(長老)

4.「モモ」ミヒャエル・エンデ
  「ネバーエンディングストーリー」も好きだけど女子人気はこちら(佐藤)
  時間どろぼうっていまだに跳梁跋扈している気がするよ(長老)

5.「初秋」ロバート・B・パーカー
  ハードボイルド系ではチャンドラー「ロング・グッドバイ」も是非(佐藤)
  スペンサーシリーズの白眉。子どもを見つめる目の温かさったら(長老)

6.「ワイルド・スワン」ユン・チアン
  中国近代史としても必読。全世界1000万部越え(佐藤)
  歴史を作るのも翻弄されるのも人間だもの(長老)

7.「停電の夜に」ジュンパ・ラヒリ
  デビュー短編でピュリツアー賞とるとか!(佐藤)
  昔さとなおさんのレビューを読んで読んだんだ(長老)

8.「濹東綺譚」永井荷風
  これは古典でもあるけど、味読したい(佐藤)
  荷風のだらしない生き方が得も言われぬ味なんです(長老)

9.「マイナス・ゼロ」広瀬正
  本の雑誌のSFオールタイムベストで日本作家トップをとった傑作(佐藤)
  夭折した天才。過去を愛おしむ作風はジャック・フィニイと双璧(長老)
  あー、ジャック・フィニィも挙げたかった!(佐藤)

10.「永遠の仔」天童荒太
  泣ける。つらい。でもあっという間(佐藤)
  せつない記憶があるけど、ほぼ忘れてるので再読が楽しみ(長老)

11.「夜のピクニック」恩田陸
  恩田陸の代表作ですかね。他のも是非(佐藤)
  年をとっても胸がキュンとするのよ、ホントに(長老)

12.「DIVE!」森絵都
  飛び込みの世界を描く名作(佐藤)
  註:営業じゃなくて水泳のほうね(長老)

13.「マネーボール」マイケル・ルイス
  現代の野球を変えた一冊といっても過言ではないノンフィクション(佐藤)
  NFLもそうだけどプラグマティックさは率直に素晴らしいと思う(長老)

14.「しゃべれどもしゃべれども」佐藤多佳子
  落語のことを知るなら。「一瞬の風になれ」を読むと陸上がわかる(佐藤)
  語り尽くせない気持ちがにじみ出ているタイトルからして名作です(長老)

15.「舟を編む」三浦しをん
  辞書編纂の話。箱根駅伝を書いた「風が強く吹いている」もオススメ(佐藤)
  辞書を作るという超地味な仕事がこれほど輝いて見えるとは(長老)

16.「十五少年漂流記」ジュール・ベルヌ
  今や原題の「二年間の休暇」タイトルの方が多いようですね(長老)
  ですねー。読み過ぎて、登場人物全員の名前が言えるかも!(佐藤)

17.「誰も知らない小さな国」さとうさとる
  秘密基地好きには堪えられない、小さな人たちとの友情物語(長老)
  人生の書に近いな。自分の三角平地を見つけられるか(佐藤)

18.「星の王子さま」サンテグジュペリ
  大人になったからこそ読むべき(長老)
  金言だらけの名作。「夜間飛行」や「人間の土地」も是非(佐藤)

19.「ベロニカは死ぬことにした」パウロ・コエーリョ
  ぼくたちは読むことにした(長老)
  一年間つづけることにした(佐藤)

20.「雪の中の三人男」エーリヒ・ケストナー
  しみじみと人間っていいなと思わせるヒューマニストの傑作(長老)
  ケストナーで長老が「飛ぶ教室」を選ばないところが驚愕(佐藤)

21.「大久保町の決闘」田中哲弥
  バカらし過ぎていっそすがすがしい。必笑の1冊(長老)
  未読。必笑の傑作がまだたくさんある喜び(佐藤)

22.「永遠の1/2」佐藤正午
  ダメな人間を描かせたら天下一品の著者のデビュー作(長老)
  佐藤正午は後半の方が好きだけど、なんか印象残ってる(佐藤)

23.「OUT」桐野夏生
  人生でアウトなことってけっこうある、のかも(長老)
  桐野式ハードボイルド。好きなんだよなー(佐藤)

24.「裂けて海峡」志水辰夫
  至福のラスト1行までがんばって読もう!(長老)
  闇社会の辛さが際立つハードボイルド!(佐藤)

25.「麻雀放浪記」阿佐田哲也
  戦後の荒れた雰囲気がヒリヒリと伝わってくる絶対名作(長老)
  いやぁ、マジで絶対名作。何度も読み返したい(佐藤)

26.「瑞穂の国うた」大岡信
  俳句、読みましょう。詠まなくていいから。おもしろいよ(長老)
  大岡信の評論は最高ですね(佐藤)

27.「舟に乗れ!」藤谷治
  音楽好きならきっと心を持っていかれます。感動したよ(長老)
  古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう、けど(佐藤)

28.「たったひとつの冴えたやりかた」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
  表紙がすばらしく、タイトルがすばらしく、作者は天才(長老)
  あー、これ読んでないのです。うれしい(佐藤)

29.「私説東京繁盛記」小林信彦・荒木経惟
  30年前、さらに前の東京を回顧。アラーキーの写真もぐっとくる(長老)
  東京って魅力的だったよね。過去形だけど(佐藤)

30.「エンデュアランス号漂流」ランシング
  困難を切り抜けるのはエンデュアランス(忍耐)なり(長老)
  もう、言葉もない大傑作(佐藤)


7. エッセイ・評論の名作10冊


1.「散歩のとき何か食べたくなって」池波正太郎
  グルメ系エッセイの名作(佐藤)
  そして街歩きの指南本(長老)

2.「父の詫び状」向田邦子
  向田邦子でどれか一冊、なら、これかな(佐藤)
  細やかな視線と独自の視点。すばらしいエッセイ(長老)

3.「不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か」米原万里
  名エッセイの嵐(佐藤)
  いっしょに飲んだら楽しかっただろうなあ(長老)

4.「台所のオーケストラ」高峰秀子
  名女優にして名エッセイスト。どれを読んでも面白い(佐藤)
  デコちゃんはものすごく気風のいい女優さんだよなあ(長老)

5.「ミラノ・霧の風景」須賀敦子
  静かな世界に浸れます。はまったら他のも(佐藤)
  端正な佇まい。きっとご本人もそうだったんだろうなあ(長老)

6.「もものかんづめ」さくらももこ
  うまいんだなーさくらももこ(佐藤)
  人の観察が独特でその表現が面白いんだから無敵!(長老)

7.「夢想の研究」瀬戸川猛資
  映画やミステリーなどの評論の名作。ここを起点にいろんな旅に(佐藤)
  「ロジャー・ラビット」ってすごい映画なんだなあと納得(長老)

8.「ナンシー関大全」ナンシー関
  なんで死んじゃうんだよーナンシー関!(佐藤)
  会社の机の引き出しにナンシーの消しゴム版画があるのが自慢(長老)

9.「私のことはほっといてください」北大路公子
  たいていのことはどうでもいいやと思わせてくれる人生の達人(長老)
  いいエッセイはココロを楽にしてくれるよね(佐藤)

10.「思考のレッスン」丸谷才一
  博覧強記縦横無尽。あらゆる著作がすきです丸谷才一(長老)
  どれを選ぶか迷うくらいな名文家(佐藤)


※ 次点の本たち


「レ・ミゼラブル」ユゴー
「夜と霧」フランクル
「ユリシーズ」ジョイス
「ジャン・クリストフ」ロマン・ロラン
「谷間の百合」バルザック
「女の一生」モーパッサン
「ガリヴァー旅行記」スウィフト
「モンテ・クリスト伯」アレクサンドル・デュマ
「ドン・キホーテ」セルバンテス
「ご冗談でしょうファインマンさん」リチャード・P・ファインマン
「大聖堂」レイモンド・カーバー
「水源」アイン・ランド
「ナルニア国物語 ライオンと魔女」ルイス
「モリー先生との火曜日」ミッチ・アルボム
「野性の呼び声」ジャック・ロンドン
「夏への扉」ロバート・ハインライン
「オイディプス王・アンティゴネ」ソポクレス
「ブッデンブローク家の人びと」トーマス・マン
「星を継ぐもの」J.P.ホーガン
「ハイペリオン」ダン・シモンズ
「世界の果てのビートルズ」ミカエル・ニエミ
「悪童日記」アゴタ・クリストフ
「アフリカの日々」アイザック・ディネーセン
「生命40億年全史」リチャード・フォーティ
「歴史の方程式」マーク・ブキャナン
「ホーキンス、宇宙を語る」ホーキンス
「予想どおりに不合理」ダン・アリエリー
「ベナンブラ氏の24時間書店」ロビン・スローン
「草の花」福永武彦
「重力とは何か」大栗博司
「船に乗れ!」藤谷治
「ヘンな日本美術史」山口晃
「ローマ人の物語」塩野七生
「虐殺器官」伊藤計劃
「小説浅草案内」半村良
「美味礼賛」海老沢泰久
「流転の海」宮本輝
「モオツァルト・無情と言う事」小林秀雄
「小倉百人一首」藤原定家
「富士に立つ影」白井喬二
「死とは何か」池田晶子
「サラバ!」西加奈子
「何者」朝井リョウ
「BISビブリオバトル部」山本弘
「深夜の散歩」福永武彦・中村真一郎・丸谷才一
「ビブリア古書堂の事件手帳」三上延


1年ぶりにこのリストを見返したんだけど、まぁ直したいところもありますね。

でも、「1年前に1年前の谷川くんの顔を思い浮かべながら選んだ」というのがこのリストの意味なので、このまま上げておきます。

なにかの参考になるなら幸いです。



Bookトライブと教養トライブに所属しているメンバーの数人が、この100冊選書に乗っかって「100冊マラソン」に挑戦していまして、その忘年会・報告会が先週開かれました。

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高島長老は左から二人目。
谷川タフマンは右から3人目の茶色いセーター。もっと頑張って読もう!w



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古めの喫茶店(ただし禁煙)で文章を書くのが好きです。いただいたサポートは美味しいコーヒー代に使わせていただき、ゆっくりと文章を練りたいと思います。ありがとうございます。

ありがとうございます!じっくりじんわり書いていきます。
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コミュニケーション・ディレクターです。 さとなお名義で食やエッセイの本、佐藤尚之名義で広告関係の本を書いています。最新刊は『ファンベース』(ちくま新書)。 1995年から個人サイト「さとなお.com」を運営しています。
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