上海駐在帯同の道②幼稚園選び
前回の続き
上海駐在の話が出て3ヶ月。
日本にいながら、上海の幼稚園情報ゼロの状態から、調査を始めました。そしてざっくりとではありますが、自分が行かせたいと思う子どもたちの幼稚園を決めました。
もちろん、まだ日本にいるし、わたしと夫の方向性の話だから、現地に行って実際子どもと幼稚園を見てみないとわからないところもあります。
というところまでが前回までです。
海外の幼稚園、どこにいれる問題
わたしは中国在住経験が2回あります。
最初が2010年の上海。次が2012年の北京です。すでに10年以上経過😂
その頃から、次は駐在で中国にまた戻れたら良いなぁと思っていましたが、その時には必ず、
「子どもたちは絶対現地校に入れて、中国語をペラペラにさせる!!」と妄想を抱いていました。
なぜかというと、単純にバイリンガルがかっこよく見えたから。そしてわたしの夫が、幼少期日本と中国を行き来してバイリンガルの脳をゲットしたから。
ずっと羨ましくて、自分はできなかったから、なんとなく子どもにはそうさせたいと思っていたんです。
しかし、色々調べて、考えた結果。いまは、日系寄りの園に入れる予定です。
今回は実際目で見てないので、なんとも言えない部分が多いため、メモ程度に記しておきますが、幼稚園を1から探すとなると、種類分けしてこんな感じです。
①本格的なインターナショナルスクール幼稚部(英語が主で中国語の授業もあります的な)
②中国インター(英語主なんだけど中国人が多いので結果中国語と英語五分五分みたいな)
③中国現地園(公立か私立かでわかれます。ちなみに公立小学校は戸籍がないため日本人は入れない。幼稚園なら、公立でも行けるとの噂があるんだけど、実はあまり詳しく調べられてない。渡航後一応公立現地園は視察の意味も込めて見学したいと思っています)
④日系バイリンガルみたいな園(そのまま。日本語プラスαみたいな)
⑤完全日系
…と言っても!まだ日本にいて調べた感じこうだというだけで、実際見に行ってないので全く当てになりません。
ただ上海に行く前のわたしがこういう感覚だったということを後で振り返りたいというのもあって記しています。
わたしが決めたのは…
ちなみに、うちはもうこの5種類で揺れまくって、上海在住の人、海外経験者、帰国子女、バイリンガル、駐在経験者、日本から出たことない人、多文化共生に関わる人、、もう色々な種類の人に相談して、自分でもなるべく本を読んで、夫婦で対話して、めちゃくちゃ悩んで、日系寄りになんとなく決めました。
うちの子どもたちにとって、中国はルーツでもあります。英語と中国語なら英語の方がオトク感がありますが、うちでは中国語のほうが優先的。
それでも日系寄りにした理由は、
①5年後日本に帰国する(その先もベースが日本)
②わたしたち夫婦は日本が好き
③言語の習得はいつからでもできる
④(だからこそ)将来自分で生きていけるために幼児期たくさん遊んで欲しい
と、こんな感じです。
ただしもちろんデメリットはあります。
①せっかく中国に住んでいるのに中国語が喋れないで終わる可能性が高い
②帰国子女なのに外国語ができないという切なさはあるかも
③バイリンガル脳を作るには中国語を聴いて喋る機会が少ない
④日本式教育って果たして。(海外の方が優れているのでは?という仮説段階)
※このバイリンガル脳というのは、思春期までに作られる脳であって、脳の中で母語から外国語への変換が必要ない状態、とわたしは認識しています。
母語の土台がしっかり出来上がると、外国語を勉強するときに母語から外国語に訳す必要があるので、根本的に脳の働き方?に差が出るそうです。
まぁどっちがいいとかではないですが。
夫はバイリンガル脳なんですよね。
訳してないんです。だから、「日本語のこれって、中国語でなんて言うの?」とかいう質問にはとても弱い。時間がかかるのです。中国語を使う時には、中国語脳なので変換工程を経ていないからです。
小学校は3択になる
幼稚園は結構ゆるい分類で色々あるんですが、
小学校は狭くなります。
まず、会社の補助が全額出るのは日本人学校のみ。インターナショナルスクールなどの日本人学校以外の学校は、多少補助が出ても、実費になる金額がすごいことになります😇
庶民には全然払えません😂
さらに中国の現地校も選択肢にないことはないんですが、勉強がかなり厳しくて、宿題も大量に出るとのこと(最近では見直されているらしいですが、本当か?正直疑っています😂)。
なので、日本人学校が妥当なんですよね。
だから意外と、日本人が中国に数年住むという状況で、選べる教育ってそんなに無いんですよね。
これが国際結婚とか、中国在住年数が長かったりとか、中国人として育てたい的な意向があればまた別です。それだったら現地校とか、場合によったらインターの方がいいでしょう。
子どもは遊ぶが1番
結局、わたしが重要視したのは、子ども時代にどれだけ遊べるか。です。
これは保育士っぽいなと自分でも思う。
たくさん勉強して、良い学校に入っても、自分の頭で考えたり何かを編み出したりできなければ、この先の時代はいまよりもっと困ります。
いままでは学歴があればどこにでも就職できたかもしれないけど、これからはそうではなくなる(すでにそうだと思う)。
ゼロから何かを考えたり、壁にぶち当たった時に解決方法を考えたり、友だちとケンカしたり、仲直りしたりするのって、やっぱり「あそび」からですよね。対話力も、きっとあそびから。
だから中国でも、めちゃくちゃ遊んでほしい。
そういうわけで、子どもたちのあそべる環境設定を、中国でも大事にしたいです。家庭内でもそうだし、幼稚園や学校に対しても。
子どもの外国語習得は、わたしにとっての挑戦になる
だからこそ外国語に関しては、1つの大きなチャレンジです。
•まずはわたしが中国語を学ぶことを楽しむ。
•楽しみながら家でも中国語で会話する機会を作る。
•現地の公園などで現地の人と会話をする。
これを子どもたちを巻き込んで行うこと。
それで彼らがどこまで耳を鍛えるのか。また、中国語に興味を持つのか。それはわたしの環境の整え方次第なんじゃないかな、と思っています。
これは親として、保育者として、とても興味深いことです。
今後、5年間で彼らがどうなっていくのか。
乞うご期待です。
次回は、子どもたち退園にあたって、子どもたちへの伝え方に関して書きたいと思います。
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