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193の心理研究でわかった「お金に支配されない13の真実」

【今日の本】


193の心理研究でわかった
「お金に支配されない13の真実」
クラウディア・ハモンド著 株式会社あさ出版 2017年


❶[3セレクト]


①人とお金の関係はいつから始まるのか?


お金に対する執着心。お金を数えると、死に対する恐れが少なくなる。お金ではないものを数えた時と比較するとその差は5分の1近く軽減されていた。お金を数えれば、死の恐怖を退けられるとは夢にも思わなかっただろう。現代人は、地獄を恐れなくなった。人々が共有するのは、非実在とか空虚といった無に対する恐れだ。だからこそ、何か形のあるものを求めて慰めにするのだろう。人間の最大の恐れに対する緩衝材となる。人は、死を想う時、お金を使うことではなく、持っていることで慰められる。「使う」より「貯金する」


②価格に適正はあるか?(エナジードリンク)


ある実験で、学生を2つのグループにわけ、集中力を高めると宣伝されているエナジードリンクを買ってもらった。(どちらのグループも買ったのは同じ成分を含むドリンク)一方のグループは、1缶1.89ドルを請求され、もう一方、大学が大口割引で購入したので1缶0.89ドルでいいと言われた。次にアナグラムの問題のリストを渡して解いてもらった。結論、消費者はドリンクに高い料金を払うほど、その効能が本物だと信じたいと思う。同じ実験を鎮痛剤で行った結果、納得の値段がついたブランド薬を飲んだと思っているグループの方が、頭痛が早く治った人が多かった。→価格はプラシーボ効果に似た働きをすることがわかる。消費者にとって、いくらするかどうかはどうでもいい。大事なのは、「痛みに効く」「すぐ効く」ことだ。


③お金が貯まる心の持ち方


貯蓄が必要であると、少なくとも老後のために貯めなければと認識していても、いつ始めるかという問題がある。今はその時ではない気がするという人が多い。人生のそんな時期には、他にお金のかかることはいくらでもあるし、ローンは抱えているし、退職はずっと先のことだと思える。貯金をしなくちゃと思いつつ、時間はまだたっぷりある。数年後には、家計にも余裕ができているだろう。と思うが、、実際にはそうはならない。ー人は将来、自分にどれくらいの時間があるかを過大評価する傾向がある。今までできなかったのに、これからはできると思う傾向がある。「予算の誤謬」ー私たちは、先週いくら使ったかを常に小さく見積もり、来週いくら使うかを少なく見積もる。時間は、人の心に変則的に作用するらしい。


❷[エピソード] (感情的思考)


ある土曜の午後、サンフランシスコのある公園で、6歳の女の子2人組が屋台で自家製レモネードを売っていた。立ち止まった通行人は、料金は1ドルー3ドルまでならいくらでもと言われ、レモネードを入れたカップは返さなくていいとも言われた。(売り子は心理学者のチームに頼まれた売り子だった)調べたのは、看板の文句により支払う金額が変わるかどうかということ。看板の文句は「少しの時間を使って、C&Dのレモネードをお楽しみください」というもの。結果、金額だけ提示している血の通わない取引よりも、倍の数が足を止め、レモネードが美味しいといい、払った金額は、2.5ドル。お金に言及している看板は、1.38ドルだった。
→ちょっとした言い換えで感情の糸を操り、レモネード販売を人とのふれあいに置き換えることで、通行人の適正価格に対する認識が変わった。


(感想)
ビジネスに関わるお金に対する人の心理。行動経済学について書かれた「予想通りに不合理」と合わせて読むとさらにセンスが磨かれそうだ。私たちの人生は、自分の思っている以上にお金に支配されていると実感。


❸[今日からのアクション]


お金に関わる行動の裏にある自分の心理を読み解いてみようと思う。適正価格についても考えてみる。


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