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インドネシアぐだぐだリフォーム記録①持ち家が廃墟と化すまで

2020年9月、インドネシアで廃墟をリフォームするプロジェクトが始まりました(我が家の話です)。さて、どうなることやら。

一応、賃貸物件オーナーである夫

実は我が夫、15年前に、ジャカルタの隣町、ブカシの住宅地に小さな家を購入していたようなんです。会社のつてで安く買えたということで。

キャッシュで5000万ルピア、分割払いで+αの価格だったとか。今のレートですと、5000万ルピアは、35万円くらいです。もちろん、今はこんな値段じゃ買えません。

でも職場からは遠いし、今の場所にもう1軒購入したということで自分は住まず、現地に住む友人に管理(貸出しの仲介)を任せ、希望があれば賃貸ししていました。でもそのこと、私は結婚するまで知りませんでした。(言えよ)

タダ同然で貸していた4年間

私がその家のことを把握し始めたのは、4年くらい前でした。管理を委託した友人から、住みたい人がいるという連絡が来たことがきっかけです。状況としては、

・放置していたので家が荒れている
・入居希望者が修理しながら住むと言っている

ということで、1年間で200万ルピア(1万4千円くらい)という、本当にタダ同然の家賃で貸すことになったんです。

しかも、私に報告があったのは、その相談がほぼ決着してからで(言えよ)、「いや、安すぎでしょ」と反論しても手遅れでした。

その後、私も一緒にその家を見に行ったことはあるのですが、なぜか住人と面会することも、家の中を見せてもらうこともせず、早4年。ようやく、住人が退去するということを、友人から聞きました。

それで、これを機にリフォームして、普通の家賃で貸し出そう、あわよくば売ってしまおう、ということになったというわけです。

視察でわかったこと①管理者不在

しかし!住人が9月20日頃退去するらしいと聞いたはいいものの、それ以降の情報が全然届かなくなりました。友人に「もう部屋を出た?」と聞いても、「まだ確認していない」という返事。

仕方がないので、9月26日、現地に行って確認することにしました。

いいですか?このグダグダ具合、多分インドネシアあるあるなので、このままついてきてくださいね。

現地に着いて、まず、管理を任せていた友人が、既に実家のあるバリ島に引越していた(コロナで失業したからかな?)ことがわかりました。

なんと。じゃあ、「まだ確認してない」じゃなくて、「引っ越したから確認できない」って言ってよ。なぜ隠すのか・・。

視察でわかったこと②家がボロボロ

そして、問題の家。

私も久しぶりに見ましたが、いやあ、もう、廃墟。ごく庶民的な住宅地で、大きな家もあれば、簡素な家もありますが、そういう問題ではなくて、我が家、汚さ・ボロさが別格です(褒めてない)。

外観からして壊れているし、壁も、床のタイルもボロボロですし、トイレなんか、便器に黒いものがいっぱいついていて見るに堪えない。(実際、私は近づきませんでした)

つまり、「直しながら住むから、その分、家賃安くして」は、完全にでたらめ。・・だから一度くらい住人と面会しておけば良かったのに。

(トップ画像は、話題の家の屋根です。)

視察でわかったこと③備品が盗まれている

さらに!4つあったはずの電球と、キッチンの水道の蛇口がないんです。備品まで持ってかれたということ。いやはや。

インドネシアの(庶民の)賃貸に、日本にある「原状回復」みたいな取決めは、ほぼないんですよ。やられました。だから、一度会っとけと・・!

ぐだぐだなのでシリーズ化できるかどうかわかりません

もう、ありえないでしょう。

大切な資産である持ち家が廃墟と化すまで放っておいて、貸した相手には一度も会ってなくて、管理者は黙って引っ越してて、ちょっとよくわかりません。

でもやっと重い腰を上げてリフォームが始まったので、あと1記事くらいは書けると思います。ただ、その後どうなるかは・・。

なんと言っても、インドネシアでは大概の場合、「予定は未定」なんです。

【2021年1月追記】
無事にシリーズ化したので、次の記事をご紹介します↓↓


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