クリエイティブがあなたの人生を豊かにする3つ理由
現在、メイン講師をしている動画動画制作の講座をリリースして、もうすぐ1年。
5Gで動画広告の時代になるだの、YouTubeやNexflixのユーザーが爆増しただの、クリエイティブ広告界隈はこれから、いやすでに動画がブームと騒いでいる。
確かに、動画は今までのPRツールと比較して、認知科学的にも情報伝達に強いツールだ。
しかしいくらブームとて、なにかを伝えたい!という心が、熱意が伴わないと、たんなるノイズとして見過ごされてしまう。それどころか「うるさい広告」としてネガティブなイメージの烙印を押されてしまう。(YouTubeの冒頭や途中で強制的に見せられるうさんくさい美容や健康食品の広告とかね)
どうしたら届けたい人に伝わるクリエイティブを生み出すか?
情報過多の時代、今まで以上に"伝える"ことの本質を理解する必要がある。
次の年がクリエイティブによってより良くなることを祈って、この年の瀬に、動画制作を含めたクリエイティブの価値を3つ、簡潔にお伝えしようと思う。
”伝える”ことができれば、仕事が楽しくなる
今、動画制作のお仕事を任されているとあるパン屋さんで、イラストがとっても上手なスタッフの女の子がいる。
大人しくて、誰とでもぺらぺら話すタイプではないが、その子の描くイラストはとっても愛らしくて、お店のポジティブで明るいイメージを見事に体現している。他のスタッフやお客様からも評判で、今やWebサイト、ポップ、掲示物など彼女のイラストがないと、なんだか寂しいと感じてしまうくらいだ。
もし彼女がイラストを描いていなかったら、そのイラストが生み出したコミュニケーションもなかったと考えると、とてももったいないですよね。
私自身もバリバリの事務仕事の会社員の時は、周りに申し訳ないくらい向いていなくて自分もつまらなかったし、そもそも自分の得意なことで貢献できる環境ではなかった経験があるので、今の制作に関わることを仕事にすることができて本当によかったなと思う。
もし、なにかを作ったり表現したりするのが好きで、ワクワクする人は、ぜひ一度クリエイティブにトライしてみても良いんじゃないかなと思う。
仕事以外も生きやすくなる可能性がある
"伝えること"は、広告の世界だけに必要なスキルではない。社会動物である人間として生きていれば、コミュニケーションを通して伝えることは必須である。
そしてやっかいなのは、人は自分よがりな生き物だ。
ちょっと冷たい言い方をすると、家族でさえも全く異なる個性を持っているし、同じ人間は誰ひとりとしていない。でも気がつくと、自分の見た世界と他人が見ている世界は同じだと勘違いしがちだ。(だから世界から戦争や分断が起きるのでは?)
でも、例え1mmでも相手への想像力を働かせて、「こう伝えたら、相手は理解しやすくなって納得してくれるのではないか?」と考えてアクションする。人の人生80年とすると、70万と800時間。1mmでも積み重ねてみたら、人生で得られることが変わってくる気がしませんか?
なにより楽しい
100%思ったとおりにアウトプットする。楽しい。
思い通りにハマった映像ができた。気持ちいい。
こうしたらもっとより魅力が伝わるのではないか?と作ったものが他の人にも共感してもらえると、嬉しい。
そもそも人がなにかを作るということの原点は理論でも理屈でもなく、感情だ。
人間の脳は、なにか情報を受取ると、まず感情を司る部位から理性を司る部位に流れ、物事を判断する。
だから今、この情報過多の時代に売れているものは多くの人に「共感」されるものだ。
子どもの頃は好きなように表現できていたものでも、大人になったらできなくなる傾向にある。宮崎駿監督はそれを憂いてこう発言していたものを読んだことがある。
「子どもはみんな、つまらない大人になっていく」
別に制作だけが、脱つまらない大人になる手段ではないが、もしクリエイティブにふれることで、人生がより豊かになる人が増えたらいいなと思う。
さいごに
クリエイティブって難しそう。デザインなんてできない。
そう思われがちですが、少しでも興味があるならば、ぜひトライしてほしいです。
だって、クリエイティブは普段の会話と同じ、コミュニケーションですから。あたなが伝えたいことを届けたい人と、あなたが作った制作物を通して、気軽に会話しましょうよ。
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