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笑いの表記法|jjjと555とwwwとよもぎ🌿

「同僚のメキシコ人がメールでよく”j j j“って使うんだけど、”じぇじぇじぇ”って何?」

メキシコで働いていた頃、赴任したばかりの日本人の先生にそんなことを聞かれ、思わず笑ってしまった。

もちろんNHKの朝ドラ「あまちゃん」の「じぇじぇじぇ」ではない。(当時はまだ「あまちゃん」放送前だった)

スペイン語では”j“は、ハ行の発音になるので、”j j j”は「ハハハ」や「へへへ」などの笑い声。つまり(笑)やwwwなどと同じ意味なのだ。

もちろん、ja ja ja(ハハハ) 、je je je(へへへ)、 ji ji ji(ヒヒヒ)と母音が書いてあることも多いし、クリスマスシーズンになると、サンタクロースがjo jo jo(ホホホ)と笑っていたりする。

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一方タイ語では「555」になる。
タイ語ゼロで来てしまった私は、最初全く意味がわからなかった。

タイ語で「5」の発音が「ハー」だから、「555」で「ハハハ」。

タイ人やタイ語がわかる日本人の間でよく使われているし、「555」と笑っているタイのLINEスタンプもたくさんある。

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日本語ほど笑いの表記法がたくさんある言語は珍しいと思う。

(笑)

www

私は、笑かwを使いがち。
ちなみにwは「笑い」の頭文字から、「草」は「www」が草みたいに見えるかららしい。

ネットのコメント欄などでは「草」をよく見かけるけれど、ただのネットスラングなのか、若い人たちの間では個人的なやりとりでも使うのか私は知らない。(誰か知ってたら教えてください)

ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字を操る日本語だからこそのこの変化。使う使わないは別として、遊び心があっておもしろいなと思うし、使用する年代差が出るところも興味深い。

うちの60代の両親がLINEでwwwなんか使ってたらちょっと引いちゃうと思う。

お笑い大好きな私は、ほぼ毎日芸人さんのYoutubeを見ているのだが、すゑひろがりずのYoutube「すゑひろがりず局番」のコメント欄におもしろい物を発見した。


笑いの表記が、「w」や「草」より「よもぎ」もしくは「🌿」が多いのである。
(ちなみに「🌿」は「ハーブ」で変換)

コメントも「〜でござりまする」とか「某(それがし)」とか、すゑひろがりずのネタで使われる和風の言葉遣いで書かれているものも多く、読んでいてとてもおもしろい。否、いとをかし。

内輪ネタで盛り上がるあの感じが、笑いの表記にまで及んでいるのかな??と、言語に携わる者として大変興味深い現象であると思っている。

(他にもスペイン語とタイ語の記事書いてます↓)


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