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海外で暮らすということ

今日はこんなレターをいただいています。

さとこさん、憧れの海外生活や海外での子育て、子供たちのマルチリンガルまでの道などぜひきかせていただけたら嬉しいです。

stand.fmでいただいたレターより

ありがとうございます。

これは話しだしたらキリがないほどネタがありますが、今日はまず最初の憧れの海外生活と言うところのお話をします。

▶この内容は音声でもお聴きいただけます。
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海外で暮らすことにあこがれを持つ方もいらっしゃるでしょうし、そんなの考えられない、と思う方もいるでしょうが、なんで憧れるのかな、と考えてみました。

違う文化の中で自由に楽しく生きているように見えるのでしょうか。

海外で長く暮らしている日本人の方々は考え方が柔軟であったり、行動力があったり、実際の年齢よりも若々しい方が多いですね。

それにはちゃんと理由があります。

やはり日本の外に出たとたんに、自分が今まで常識だと思っていたことが、そこでは非常識だったりします。

例えば日本なら電気が水道が止まるのは災害時や非常時ですが、私の住んでいるインドネシアでは珍しいことではありません。

私が移住したのは2011年でしたが、当時は自宅でインターネットを契約するのも一苦労でした。契約しても繋がらないとか切れるとかよくあること。

それから十年以上たって今はだいぶ良くなりましたが、当時はそれが当たり前。

停電でパニックになるのは私だけ。周りの方々は「ああ、またか。」で停電の時どうすればいいかちゃんと心得ているので慌てることもありません。

そんな時、イライラしたり怒ったりしても仕方ないこと。ここで暮らしていくために必要なのは文句を言うことではなく、自分の常識を書き換えていくことなんです。

最初はそれがとても難しく感じました。

日常のあらゆる場面で常識を崩していかなくちゃ暮らしていけないですから、自信を無くしたり、自分が分からなくなることもありました。

そこにストレスを感じて日本の方がいい、日本に帰りたいと思う方も少なくありません。

そこを乗り越えて、今まで自分が思っていた常識とは違う世界に溶け込んでいくことを楽しんで、柔軟な考え方を常にする必要があります。

私の場合はその過程で瞑想がすごく役に立ちました。

自分が思い込んでいる世界を揺るがせること、つまり変性意識に入ることで自分の狭い世界を広げていくことができます。

それを続けて、日々起こるさまざまなトラブルも自分の成長ために必要なことなんだな、と深い気づきがありました。

いつも脳のトレーニングをしているような状態です。だから、海外に住んでいる人が生き生きして若々しく見えるのかもしれません。

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また、日本から離れて良かったな、と思っていることもありますが、一番私にとって有難かったのは、子育てがとてもしやすかったことです。

私子供は娘二人、息子二人いますが、日本では子供が4人っていうのはどこへ行っても規格外です。

住む場所も困りました。お手頃な家賃の賃貸物件は部屋数がそんなにないですから。

日本に住んでいた時は中古マンションを買って、自分たちが住みやすいようにリフォームして住んでいましたが、近隣からは子供がうるさいと言われたことも。電車に乗るのも、飲食店に入るのも、いつも遠慮して小さくなってました。

特にやんちゃな子供たちではありません。一人一人はまあ普通だと思いますけど、×4ですから、少子化の世間には理解されない状態になってしまいます。

しかし、このインドネシアはすごく子供を大事にする文化ですので、移住してからは子供がうるさいと言われたことは一度もありません。

「お騒がせしてすみません」なんて言うと、「どうして謝るの??」と返ってくるくらいです。

子供が元気なのは素晴らしいことという考え方ですから、どこへ行っても歓迎していただけましたし、ぐずったり泣いたりしているときでさえも、温かく見守っていただけました。

そんな環境でのびのびと育ててこられたのたのかなと思います。

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そして、日本人にとって大きな問題は、言語ですよね。

私の日常はインドネシア語ですけど、「もともとできたんでしょ?」なんて言われたことも何度かありますが、そんな奇跡ではありません。

移住したときは準備期間がほとんどありませんでしたので、言葉を学ぶ暇もなく出国。

インドネシアにつくまでの飛行機の中で、旅の指差し会話帳を約8時間精読して、最低限必要な挨拶や数字を覚えて、あとは着いてから生活の中で少しずつ覚えました。

今は日常は困ること程度にはなったかな、と思います。

生活するための銀行口座作る、家を借りるなどの場合には契約書をしっかり確認する必要がありますね。

移住当初は日本語ができるインドネシア人の方に翻訳をしていただいていましたけど、最近は自動翻訳の精度が上がってきていますから、自力でもなんとかなるようになりました。

でもね、私自身はバイリンガルではありません。

何が違うかと言うと、頭の中で何語で考えているかってこと。

私は思考は日本語でそれを頭の中で翻訳してから口に出していますけど、
バイリンガル、マルチリンガルの場合は思考も外国語になっている人。

私の子供たちは小さい時からこちらで教育受けていますから、インドネシア語、英語、中国語少しと日本語のマルチですが、見ているとすごく面白いです。

例えば日本語で「ありがとう」と言うときは自然と頭を下げますが、英語のときは胸を張って、笑顔で相手としっかり目を合わせて「Thank you」と言います。

人格そのものが英語圏の人になるわけなんです。

ただなんとなく自然にそうなった訳ではなくて、そこまでは色んな苦労がありました。次回はそんなお話もしていこうかなと思います。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう。
Satokoでした。ナマステ。

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