感染したときの非常食

こんばんは。Satokoです。
オンラインヨガ瞑想スクールLokahを運営しています。

今日の画像、これは先ほどいつも行くスーパーで撮ったものです。

山積みになっているのは、デーツ。この時期に毎年みられる光景です。

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私の周りはイスラム教徒が多いので、年に一回断食の月があります。

彼らは約一か月間日の出から日の入りまで飲食せずに過ごし、日の入りとともにその日の断食明けの食事をするのですが、その時にデーツを食べる習慣があります。

今年もそろそろ断食が始まりますので、そのためにスーパーでもたくさん売られているというわけです。

どこの国でも昔から継承されている習慣っていうのは深く追求すると実は根拠があったりするので、このデーツを食べるっていうのも何か根拠があるのかな、と思ってちょっと調べてみました。

デーツとは？
ナツメヤシの実を乾燥させたドライフルーツです。

ヤシの木の高いところに赤い～黄色の実が房のようになります。その木についたまま実を自然乾燥させるそうです。

太陽と風の力で栄養がぎゅっと凝縮されて自然のエネルギー、プラーナをたっぷり吸収した食品です。紀元前8000年から栽培されていたと言われています。砂漠でも育つ強い生命力を持つため命の果実なんて呼ばれたりしています。

そして栄養豊富なスーパーフードでもあります。食物繊維が特に豊富で、カリウムやマグネシウムなどのミネラル、カルシウム、リン、鉄分も含んでいます。

乾燥したデーツは見た目にはプルーンに似ていますが、プルーンよりもっと表面がパリッとして内側がねっとりしています。

味はプルーンのような酸味はなくてほんのり甘いです。白砂糖のような刺激的な甘さではなくて、噛むとじわっと広がるやさしい甘さ、黒砂糖のようなコクがあります。

味も食感も干し柿に似ています。

糖分はブドウ糖果糖が主ですが、血糖値の上昇スピードを表すGI値は低いのです。食物繊維が豊富なので糖質が身体に吸収されるスピードが穏やかです。

断食明けに急に飲食すると消化が追い付かずにお腹壊したりしますからね、少しずつ消化を機能させるのに最適ですよね。

なるほど。だからデーツを食べるのか、と納得しました。

私は断食には参加しませんが、そう言えば病気の時にデーツを食べていました。

インドネシアだけでなく東南アジア全体的にそうだと思いますが、日本にはない厄介な病気があります。

昨年腸チフス、デング熱に続けてかかりました。あとは唐辛子で胃がやられたり、食中毒になったり、色んなことがあります。

体調不良で何日も食べることがままならなかったときに、周りの方に勧められて食欲が回復するまでデーツで生き延びたことがありました。

ここ最近、ＳＮＳでもでもご本人、またはご家族が感染しました、とのお話を多く見聞きしていますが、のどが腫れると苦しいですよね。いつも通りに食べられるようになるまで、しばらくかかるかと思います。

食べられない日が続くと体重は減りますが痩せるというより、しぼんでしまいますよね。体がしぼむと、気力もしぼんでしまいます。なんだか心細くなってしまったり、全体的にエネルギーが弱くなってしまいます。

病状はもちろん、気力の回復は時間がかかるものですから、そんな時にはデーツを食べて、自然のエネルギー、プラーナを吸収することで肉体も精神も回復を後押しできるんじゃないかと思います。

おかゆを作ってくれる人がそばにいる幸せな方は甘えちゃってくださいね。だけど、なかなかそうもいかない状況だったりしますね。

デーツはベッドの中でもインターネットで注文できますし、枕元に置いておけば横になったままでも食べられるので、困った時には助かります。感染したときの非常食にデーツ、おすすめです。

また、病気でなくても、甘いものをついつい食べ過ぎてしまう場合には、朝デーツを食べるのがお勧めです。

朝の空腹時にデーツで糖分をとると、そのあとに甘いものが無性に食べたくなるってことがなくなるように感じます。

ただ、美味しいので食べ過ぎないように注意してくださいね。1個か2個にしておきましょう。よく噛んで、自然の恵みがしみ込んでいくのを感じながらゆっくりいただきましょうね。この食べるものに意識を向けて、じっくりいただくのも一種の瞑想です。

デーツはインターネットで検索するとたくさん出てきますが、シロップを加えてあるものもありますので、選ぶときは砂糖不使用、無添加などの記載があるものがいいかな、と思います。

最後までお読みいただけて嬉しいです。

またのご縁がありますように。

Satokoでした。ナマステ。