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【実績紹介】株式会社Miraie様のロゴ・サイトリニューアルデザインを担当しました。

「企業とエンジニアのマッチングを最適化し、労働力不足の解消と社会の活性化に貢献する」という経営理念を掲げ、SES事業をメインに展開している株式会社Miraie様のロゴデザイン、サイトデザイン、ロゴアニメーションも含むアートディレクションを担当しました。


ロゴデザインについて

コーポレートサイトリニューアルの前にまずは企業の顔であるロゴデザインのリニューアルに着手をしました。

既存のロゴデザインには特に深い意味付けもなく、とりあえずで数年前に作ったもので今回の全面リニューアルを機にMiraieとして何を表現したいのか、どんなメッセージ性を持たせたロゴデザインにしていくのか。ヒアリングの末に上記のようなロゴデザインへと変化しました。

ロゴカラーについて

既存のロゴは赤をアクセントカラーとしたものでしたが「特に意味を持たせていたわけではないので0ベースで考えてよい」とのことでした。

企業としてどう見せていくのか、どんな印象を与えていきたいのか、ヒアリングで認識を合わせる前に2方向の仮設を立てました。

  1. 「無機質感のあるシステマティックな見せ方にしていくなら青系の寒色」

  2. 「商品はシステマティックだが、採用に力を入れるため社内環境や人材を押し出し温度感を感じられるような見せ方にしていくなら赤系やオレンジ系の暖色」

ヒアリングの結果、リニューアルの目的の中でも優先度が高いのが「採用強化」でした。
Miraieが提供するサービスはSES事業でありシステマティックなジャンルにはなるものの、サービスを提供したり他企業とのやり取りに奮闘して原動力となっているのはあくまでも「人」。
当時の営業職は10名ほどで社内環境も良く暖かい印象とのことでした。

実際にヒアリング時には5名の社員様が参加されており、話に聞く通り一人一人が暖かい印象かつ熱い意識をお持ちで「無機質感ではなく、あくまでも人によって運営されている温度感」を表現した方が良いと考えました。


ロゴデザインのご提案

案1

案1のロゴマークは「Miraie」によって「人と人が繋がり」「改善されていく」様子を表現しています。
「Miraieというプラットフォームに人が集まり、螺旋状に関わっていくことで優しい未来を作る」をコンセプトに、緩やかかつ丁寧な曲線美を作り、信頼感や安定感も与えるデザインとさせていただきました。

タイポグラフィーは以前のものより太さを持たせドッシリとした信頼感を。すべて大文字のアルファベットの「I(アイ)」に小文字のiとしても視認できる円を加えることで、ロゴマークと同様にタイポグラフィーの中にも「人」を感じることができるデザインを目指しました。


案2

案2のロゴマークはMiraieの「M」の中心で「人と人が手を取り合い」「そのプラットフォーム」になるのがMiraieであることをBOXタイプのデザインで表現しました。
一見でプラットフォーム(箱)であることを説明でき、細かい部分で「M」と「握手」を知ることができるユニークな案を作成させていただきました。

タイポグラフィーは案1と比べて動きを出したデザインになります。
ロゴマークがBOXタイプで比較的「静」のデザインなので、タイポグラフィーでは「動」を出すことで無機質さを感じさせない温度感のあるデザインを目指しました。


案3

案3のロゴマークはMiraieの人(社員・メンバー)を起点として未来への改善を着々と進むことを表現したデザインになります。
社名頭文字のMに、改善を通して右肩上がりに物事が進んでいく矢印を組み合わせ、ひと目でMiraieが改善というキーワードを軸に置いていることがわかるようなデザインを目指しました。

タイポグラフィーはロゴマークと同コンセプトのもと、Miraie内で未来のための改善が行われ、企業様に良い人材を送り出していく様子を表現しました。
動きのある「r」と「a」をカッチリした「M」と「e」で挟むことで、柔らかい中にも信頼感や安定感を与えるデザインとなっております。 

上記の3つの案をベースに協議を重ね「理念が表現できている」「プラットフォームではなくなった場合にも使える」など複数の理由のもと案1をブラッシュアップしロゴデザインが決定しました。


サイトデザインについて

今回サイトに関しては予算の都合上、既存サイトの構成は大きく変えずにデザインをリニューアルしていくという少し特殊なプロジェクトでした。

ロゴリニューアルの際に作られたビジュアルアイデンティティをもとにサイトデザインに展開。
ファーストビューではロゴの形に模したスライド写真を配置しMiraieの社員様や作業風景を映し出し、アニメーション化したロゴを押し出すことで1画面内でMiraieの雰囲気やメッセージ性を伝えられるようなデザインを目指しました。

ファーストビューで印象や情緒を表現し、それ以下では情報を伝えることを目的にしたシンプルなデザインとなっております。
サイトへの流入経路的にターゲットの多くが「SES事業をやってて気になってるけど実際どんな企業なのか?」という方が多いということだったので、サイト内のストーリー的には以下のような構成を考えました。

  1. ファーストビューで雰囲気を少し掴んでもらう

  2. スクロール後に具体的な事業内容などの情報を収集してもらう

  3. より深く知ってもらうために強みや事業内容、実績紹介を他ページにて紹介する

  4. 知ってもらい興味を持ってもらった上でお問い合わせしてもらう


ロゴのリニューアルによるビジュアルアイデンティティのアップデートに合わせてサイトもアップデート、トンマナを揃えることで大規模なフルリニューアルではなくミニマルなアップデートで整えるというMiraie様の要望にしっかり答えられた案件だったのではないかなと思います。

企業様の都合上どこまでの範囲でお手伝いできるのかはまちまちですが、ロゴからサイト、今回は手を付けられませんでしたがパンフレットや名刺などの企業の顔となる商品のデザインを一貫して今後も行っていければと思います。


株式会社Miraie(ミライエ)
https://miraie-group.jp/

CLIENT:Miraie Co,Ltd.
DIRECTOR , ENGINEER:YU FURUYA (IKIMONO INC.)
DESIGNER:TAKAAKI SATO

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