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RAPPORT 最強の心理術:謙虚なネズミが、独善的なライオンを動かす方法

□読んで欲しい人

・ラポール形成を学び、良い人間関係を構築したい人

□学び・気づき

・謝罪は、誠実さや、真実性を伝えるうえで、もっとも協力な社会道具。
・自分の方が、相手にそのような行動をとらせているかもしれないと認識を持つ。
・自分が心地よいと感じる役割をとっているだけではいけない
・人は攻撃されると、お互いの心は離れ、抵抗が生み出される。
・多くの人は自分が気楽だと感じるスタイルだけ身につけてしまう。
・ラポールの専門性を高める3つの鍵【有能性】【感受性】【融通性】
・ラポール形成の4つの原則【正直さ】【共感性】【自律性】【反射】

□行動計画

・相手にすぐにアドバイスを与えたいとか、批判したい誘惑をさける。ただ解決策を示すとか、恥をかかせて行動をとらせようとするのではなく、自分自身で解決策を導き出せるように誘導する。
・長期的な観点からラポールを形成する事を考え、自分がどんな立場をとるのが最善なのかを考える。それが自分にとって快適な空間でなくとも。
・対人感受性を身につける。相手を正しく知覚するという意味。相手が上位に立ちたがっているかどうか、相手が仲良くなりたがっているか、それとも関係を壊したがっているかを見極める。

□メモ

【単純反射】
相手が言った事を直接的に、言葉どおりに繰り返す。重要なことは、正しい部分を選んで反射する事。更に知りたいことは何か?相手の言葉で意味があるのはどこか?
【両側反射】
相手が2つの相反する考え、相反する感情、相反する事実を述べていたら、要約して反射する。相手はさらに多くの事を語ってくれるので、どちらにしても都合がいい。
【非論争】
論争に巻き込まれるのではなく、反射で論争になりそうな部分を調べる。議論をしてはいけない。「貴方は私に○○と言いたいの?」とか「もっと詳しく話して」などの反射が役にたち、売り言葉に買い言葉を防ぐ事が出来る。
【肯定】
否定的な発言は無視し、ポジティブな部分を積極的に探し、その部分を反射する。それによって相手は肯定的になり、変化への勇気をもつ。
【リフレーミング】
相手の発言を言い換えたり、まとめたりして反射する。「キミの発言からすると、僕は○○が君にとって重要だと思うんだ」このやり方は、鍵となる質問をつづける事で、さらに会話を先に進める事が出来るので非常に効果的である。
さらに「親しみ」の次元を考えよう。もし誰かが対決モードに入っていたら、正面から受け止める事もときとして価値がある。また、相手が温かい態度でやりとりをしてきても、それを無視して、問題の解決にだけ集中した方がいいこともある。もちろん、どちらのモード(対決、協力)にも良し悪しがあり、パワーの次元も同様なのだが、より融通をきかせて考える必要がある。単純に自分が心地よいと感じる役割をとっているだけではいけない。
ラポールの第一のルールは、いつでも可能な限り、攻撃的な対立をさけることである。たいていの人間関係には、夫婦間であれ、親子間であれ、同僚との間であれ、隣人間であれ、たまたま電車の中で隣り合った知らない人との間であれ、ある種の意見の食い違いや不一致があるものである。
相手に文句を言わずに同意し、謝罪し、自分が知らないことを認める、という事実を受け入れよう。それが人間の徳であり、強さである。それは弱さを示すものではない。力を行使する事や、パワーを握ることが、過大評価されすぎていて、忍耐と謙虚さはしばしば過小評価されすぎている。
多くの人は、自分が気楽だと感じるスタイルだけを身につけ、ほとんどの人間関係で同じスタイルをとりつづける傾向がある。どんな人とのやりとりでも、いつものやり方をとるのである。しかし、成長するためには、自分の快適な領域から外に出る必要がある。異なるコミュニケーションスタイルに挑戦する必要がある。慣れていないやり方が嫌いだとか、大変だとか、冷や汗が出てしまうとしても。「これが私のやり方なんだ。だから、他の人が私に合わせるべきなのだ」と決めてしまうと、人間関係をうまくやっていく能力に限界を設けることになってしまう。


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