社員に意見を求めるなら会社の財務諸表を見せた方がいい
今回は社員から意見を貰いやすくする方法をふと思いつきました。のでここに書きます。
私は将来経営者として楽器の仕事を担いたいと思っています。その中で会計について勉強しているのですが、その時に思うのが、お金の動きが見えないと社員は意見を出しにくいのではと強く思いました。
何も知らない状態で意見を出すと、より個人の願望に近い発言になる
私は今は会社勤めですが、前の会社では上期と下期で各部署の今後の方針や、若手育成のための教育内容について書かれた紙を配布されていました。
会社のホームページにも売り上げがどれぐらいか、どの事業にどれほど出資しているのかなど記載されていますが、正直どれも大雑把過ぎます。
私は社内で何か人に意見を求める時、詳しい財務諸表を平社員でもみれる様にした方が良いと思います。
理由は売り上げ額だけ記載しても、原価率はどれぐらいなのか、販売、一般管理費がどれぐらい引かれるのか、営業利益、営業外費用はどれほどの比率を占めてるのかなど、損益計算書を開示しないと何処に何を投資できる状況なのか判断が付かないからです。
例えば一般管理費がかかり過ぎていたとすれば、「来月はこの設備の維持費を削減した方がいいよね」物価が上昇してたら「今月は物価が上昇したから原価が上がるから代わりに何処のメーカーに頼もうか」など、原因を探る要素を見つけやすく意見がパッと出るわけです。
要は
「PCDAサイクルが早くできる」
という事です。
これらをある程度開示しないと、社員が「職場環境のここを直してほしい」と意見を言っても、それらの判断と責任は全て上層部に降りかかります。社員を頼れないわけです。
財務諸表を見せれば、社員も自分の会社の何処に価値があるのか見えてきて、意見を出しやすくなると思います。
特に大手は設備投資をどれぐらい賭けるか、新商品を開発する上で繰延資産をどれだけ蓄えられるか、どう分配するかなど考えないとより良いパフォーマンスを発揮しながら動く事が出来ません。
私がいた場所は管理職は責任のみならず判断材料も管理職で完結されている状況が多かったので、社員に責任を浴びせなくて良いからお金の動きがわかる様にする仕組みを作った方がいいと思います。
その方がアイデアも出やすいし、話し合いも完結しやすくなるのではないでしょうか。
お金の勉強は大事
お金の動きが分かれば、年数を重ねた企業ならどういう事をすれば費用対効果がどれぐらいあるのか、イメージがしやすいと思います。
最近は会議でAIを使うなどAIを仕事の身近な部分に導入する事が増えました。
設備投資で作業効率を上げたいという1つの意思も、お金の動きが分かれば「より皆んなが納得できる意見や行動」が出来やすいです。これを実現させるためには従業員1人1人が会計のちょっとした知識を学ばなければいけません。
こんな記事を偉そうに書いてますが私もまだまだ勉強不足です。頑張らなければいけないと少し焦ってる所存です。
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