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「村おこし」と「トレイルランニング」の密接な関係

私の趣味は山を走る競技

「トレイルランニング」

です。

その中でも特に今人気があるのが
100マイル(160km)レースです。

私はこれまでに100マイルレースには7本
出場して6本完走しています。

そして昨年は初めて海外レースにも参加しました。

こんなレースに参加するくらいだからさぞ
昔から走るのが好きだったのだろうと思われる
のですが、元々私は走るのが大嫌いでした。

そんな自分がトレイルランニングをやるよう
になったのは「村おこし」がきっかけでした。

トレイルランニングと村おこしの関係性

これは一般的に言われていることですが、
現在日本は地方の過疎化が深刻な問題と
なっています。

過疎の問題は様々な問題をはらんでいます。

「高齢化」「耕作放棄地」「空き家問題」
「インフラ整備」「食料自給率」「環境問題」
「温暖化対策」「森林維持」など

地方だけの問題だけでなく、都市部にも様々な影響が
出るとの調査報告も出ています。

そのため、私も過疎の問題は何となく
気になっていました。

そんな時に友達から

「白馬村の村おこしのためにトレイルランニングの大会を企画したので、ぜひ友達連れて参加して欲しい」

と依頼をされました。

白馬村と言えば過去には長野オリンピックで日本が
金メダルを取ったジャンプ競技の開催地で、日本の
ウインタースポーツの中心的な場所です。

「その白馬村が村おこし??」

とにわかには信じられませんでした。

ところがそんな白馬村ですら過疎の影響、そして
観光客の減少は避けられない現状があったのです。

■白馬村における観光の現状と課題
https://www.vill.hakuba.lg.jp/material/files/group/2/03_73905883.pdf

その時私の中では

「走ることは嫌だけど『村おこし』には協力したい」

という気持ちが芽生え、友達を誘って参加することに決めました。

白馬国際トレイルランとは

私が参加したのはファミリーコースという
10kmのレースでした。

それでもこの時まで10kmもまともに走ったことが
ない自分が、さらに山道を走るなんて、言ったは
いいけど無理じゃない?と不安でいっぱいでした。

さすがに練習しようと思って走ってみたら
3kmで「もう無理。。。」という状態。

しかもこの時体重が100kgを超えていて
とても走れる体型ではありませんでした。

そこで大会までの3か月間で減量することを決め、
結果的には10kg体重を落とし、参加しました。

そして本番当日になり、スタートの合図と共に
走りだしました。

スタートしてすぐに上り坂になり、あっという間に
息が上がり、歩き始めてしまいました。

「こりゃとんでもないものに参加したな」

と内心参加したことを後悔しました。

ところが周りを見ると自分と同じように歩いている
選手が何人もいて、自分より遥かに年上のランナー、
子供、自分より体格のいいランナーなど様々な人が
参加していることに気付きました。

そして何より皆とても楽しそうだったのです。

それを見て私も「とりあえずのんびり行こう」
「レース=頑張らなければいけない」
という考えを捨てて、
「トレイルランニング=楽しむ」
という考えに切り替えました。

そして山を登り始めると、ほぼ全員が
歩いていて完全にハイキング状態!!

これならいけると思って、気持ちよく上って
行きました。

そしてふと周りを見渡せばそこには
白馬の雄大な景色が広がっていました。

どこを見ても絶景ばかり!!

そしてエイドステーションでも地元の方たちが
盛り上げてくれて、疲れも忘れるくらいの
おもてなしをしてくれました。

そして気付けばあっという間に10kmを
走りゴール!!

「こんなに楽しいの、トレイルランニングって」

ゴールした時にはもうすっかりハマっていました。

そしてゴール後は白馬村の温泉に入り
後夜祭にも参加し、地元の名産を堪能しました。

景色も温泉も食事もおもてなしも素晴らしく
私はすっかり白馬村に魅了されてしまいました。

それからはほぼ毎年白馬村には行っています。
これがきっかけかは分かりませんが、現在白馬村は
インバウンド需要が活発で夏でも海外からの
旅行客がたくさん来ています。

そして白馬村だけでなく、今は全国で村おこしと
トレイルランニングは密接な関係を持っています。

もちろん全ての場所で成功しているわけではありません。

しかし、レースを開催し選手が訪れることで
その村が活性化する可能性はあります。

私もこれまでに国内だけでも20箇所以上の
地域に行きました。

トレイルランニングをしていなければ決して
行くことがなかったところばかりです。

過疎の問題をスポーツで解決する

簡単ではありませんが決して不可能ではありません。

私はこれからも日本国中の大会に参加し
行ったことない地方を楽しみたいと思います!!

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