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これを知らないと自分を変えようがない5つのポイント

この「シリーズ:コーチング」では「自分を変える」ということをテーマに話してきました。前回まででゴール設定については一旦終わりです。(実際はゴール設定は毎日更新するくらいがちょうど良いので、実はゴール設定はずっと続くのですがw)

ここからは本格的に自分を変えていくための具体的な方法をお伝えします。念のためここで「自分(自我)」の定義をおさらいしておきます。

自分(自我)とは世の中の全情報の中から自分だけを分ける「部分関数」である。または世の中にある全情報を自分にとって重要な順番に並べ替えた「重要性関数」である。

つまり自分とは「世の中の全情報を(自分にとって)重要度が高い順番に並べ替えることで定義できる」ということです。

では皆さんにとって重要度が高い情報とはどんなものがあるでしょうか?

「仕事」「お金」「家族」「趣味」「健康」と色々あると思います。ただ、このままだと「自分(自我)」を定義する情報としては大雑把すぎる(抽象度が高すぎる)ので、もう少し情報を具体化してみます。

自分の持っている信念とは

例えば「仕事」を考えてみます。「仕事」と聞くとあなたはどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?

「仕事は自分の夢をかなえてくれるモノ」
「仕事は自分を成長させてくれるモノ」
「仕事とは辛く我慢が必要なモノ」
「仕事とはお金を稼ぐための手段」
「仕事とは責任感が伴うので、やりがいもあるが、ストレスの大きいモノ」

など「仕事」のイメージも人それぞれ異なっています。またこのイメージも一つだけでなく、複数の考えに対してあなたなりの重要度の順番があると思います。このある物事に対して持っているイメージはあなたの過去の経験や強い情動記憶で出来上がった「信念」や「想い込み」になります。これを「ビリーフシステム(belife system)」と言います。このビリーフシステムは「仕事」以外にも「結婚」や「家族」「健康」などその他のテーマに対してもあなたの中に埋め込まれたイメージがあるはずです。これが自分を変えるための一つ目のポイントになります。

自分の持っている判断基準

またあなたは「仕事」である出来事が起こった時に、色んな判断を下しているはずです。例えばお客様からクレームが入ったとします。その時あなたならどう考えるでしょうか?

「お客様のクレームは自分たちに欠点を気付かせてくれる大事な声なのでしっかり聴いて丁寧に対応し、自分たちのサービス改善に活かそう」
「お客様の怒りをできるだけ早く謝罪して収める必要がある」
「クレームは起こるものだから仕方ない。大きくならないように処理しよう」

と色んな判断があると思います。こういった何か出来事が起こった時のあなたの判断基準を「アチチュード(attitude)」と言います。これが2つ目のポイントになります。(当然この考え方も人によって重要度によって順番が変わります)

自分が自分に発している言葉

またこういった出来事が起こった時にあなたの中で無意識に発している言葉が3つ目のポイント「セルフトーク」になります。例えば、クレームが起こった時にあなたは無意識にどんな言葉を自分にかけているでしょうか?

「大変だ、困った!!」
「まずは謝罪と原因の把握しなきゃ」
「ピンチはチャンスだ」
「なんだよ、またかよ」
「あ~、嫌だな。面倒くさい」

このセルフトークはあなたをあなたにしているとても大きな要因になります。ただ、ほとんどの場合は無意識で発しているため、よほど注意深く自分を観察しないと見つかりませんが、とても重要なポイントになります。

意識的、無意識に行っていること

次に4つ目のポイントは「ハビット(habitt)」です。これはあなたが意識的または無意識で行っている習慣になります。これは意識的に行っているものは、自分でコントロール可能なので変えやすいのですが、無意識で行ってしまっているものを変えるのはなかなか大変です。私の場合は以前は家に帰るとすぐにTVを付けてソファーに座って一息つくという習慣がありました。そしてだんだん眠くなり、そのままソファーで寝落ちするというのが常でした。これはあまり良くない習慣だったので、意識的に変えるようにしましたが、あなたにも無意識で行っている習慣があると思いますので、それを見つける必要があります。

自分は出来ると思える確信度

そして最後のポイントは「自分を変える」うえで最も重要な要素「エフィカシー(efficacy)」です。これまでもエフィカシーについては書いてきましたが、エフィカシーとは「自己のゴールを達成する自己能力の自己評価」という意味になります。つまり、自分がゴールを達成できるという確信度の強さになります。

1.ビリーフシステム(belife system)
2.アチチュード(attitude)
3.セルフトーク(self talk)
4.ハビット(habitt)
5.エフィカシー(efficacy)

この5つを変えていくことが「自分(自我)」を変えていくことになります。この5つの具体的な変え方についてはまたお話ししていきたいと思います。

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