自分の深層心理に「新しい自分」を深く刷り込んでいく技術
「コーチングってなんの役に立つの?」
と聞かれると私はいつも
「自分を変えるためですよ」
と答えています。
そのため「自分を変えたくない」と思っている
人には必要がない技術かもしれません。
(または自分一人で変えられる人)
・自分の夢を達成したい人
・現状に不満がある人
・自分の性格を変えたい人
・過去のトラウマを消したい人
こういった自分のゴールを達成したい人や、不満を解決
するために、自分自身が変わらなければいけないと
思っている人にはコーチングは効果があります。
そして自分を変えるために一番即効性があるのが
「セルフトークをコントロールすること」です。
「セルフトークを制する者は人生を制する」
これはプロコーチの久野和禎さんの言葉ですが
私も非常にいい言葉だなと思っているので、使っています。
このセルフトークをコントロールする技術については
前回の記事にもまとめました。
そして、このセルフトークをさらに発展させ、自分の
潜在的な自己イメージまで変える技術を
「アファーメーション」と言います。
アファーメーションとは「affirm(~を断言する。~を肯定する)」という単語の名詞形になります。
大事なポイントは、アファーメーションは
自分が自分に対して行うものということです。
つまり他人に説明するためのものではなく、自分が
ゴール達成しているということを「断言」したり
それを達成できる人間であると自分を「肯定」する
ための技術ということです。
アファーメーションの11のルール
アファーメーションを作るうえで守らなければ
いけないルールが11個あります。
1.一人称である(私は~で書き始める)
2.肯定的に書く、否定語を使わない
3.現在形・現在進行形で書く(~である、している)
4.「達成している」という表現にする
5.他と比較しない
6.行動・動作を表す言葉を使う
7.感情を表す言葉を使う(嬉しい、楽しいなどのプラスの感情)
8.記述の精度を高める(数字があれば数字を決める)
9.バランスをとる(人生全方位で作る)
10.リアル(現実的)なものにする
11.秘密にする(他人にはしゃべらない)
これ一つ一つをしっかり守ることで、より効果が高い
アファーメーションの言葉を作ることができます。
全て大事なポイントではあるのですが、
特に重要なポイントを上げるのであれば
「3.現在形・現在進行形で書く」
です。
「~をしたい」
「~できるようになりたい」
「~になりたい」
「~に行きたい」
のように「未来の希望や願望」の書き方はしません。
あくまで「達成した状態」の時の言葉で書くので、
「~をしている」
「~が出来ている」
「~である」
「~にいる/来ている」
のように現在既にそれが叶っている状態の言葉で
書くようにします。
なぜ「未来の希望や願望」の形ではいけないのでしょうか?
それは未来の希望や願望は、現在かなっていないことを
暗に肯定してしまう可能性があるからです。
例えば
「お金持ちになりたい」
とした場合、
「(現在はお金がないけど)お金持ちになりたい」
と現在の状況を無意識でイメージしてしまい、
繰り返せば繰り返すほど、お金がないことを肯定して
しまうことになります。
そうではなく「アファーメーション」は、
「自分の潜在意識に未来の記憶を作る」
ことが大事なので、既に叶っているということを
自分に刷り込まなければなりません。
そのためゴールが現在既に叶っているときの言葉
「現在形、現在進行形」を使うことが重要なのです。
そして自分の潜在意識にゴールが叶った状態が
刷り込まれると、現状を見た時に叶っていないので
「おかしい」となって、ゴールを叶えるように
自から動き出すのです。
ぜひ「アファーメーション」を使って、自分の未来の
記憶を潜在意識に刷り込んでみてください。
※コーチングのご依頼はTwitterよりメッセージください。
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