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好きを大切に

小学6年生以降、不登校気味のうちの次男。
コロナでの全国一斉休校から学校にあまり行けなくなった。

そんな彼が再び学校に行けるようになったきっかけは、大好きな獅子舞。
香川県は800を超える獅子舞があるのだが、コロナで地域のお祭りも中止されていた。

そんなお祭りが昨年復活すると、それまで週に1日しか行けなかった学校が週に3日、それも翌週も。

しかし、お祭りシーズンが終わると再び週1回ペースに戻る。
次男にとっては大好きな獅子舞がエネルギーになっていたのだろう。

それでも3年間なんとか学校に行き、無事卒業。
この春から自分で決めた通信制の高校に通っている。

その高校では入学式で隣の席の子からLINE交換を申し込まれ、毎日少しずつ会話もしている。通信制高校だから、なかなかその子と会うことは無いが、それでも楽しそうで、学校に対する意欲も高まっている。

中学では地元の公立校だったため、自転車で5分ほどで行けるのに卒業まで1回も自転車で行くことはなく、最後まで車での送り迎えだった。

しかし、高校では自ら自転車で駅まで行き、JRに乗って登校できた。
日頃は初めて会う人に質問なんてできないのに、駐輪場の止め方について尋ねる事もできていた。

高校生になって成長した事もあるだろうが、それ以上に友達がいること、好きなこと、だから今まで出来なかった事ができたのでは無いかと思う。

今日は新入生親睦会でたこ焼きパーティーをしている。タコが嫌いな次男は家では絶対に食べないが、強制ではない親睦会に楽しそうに出かけた。

不登校で悩んでいる方がいたら、是非お子さんの好きな事をさせてあげて下さい。
きっとその子本来の力が自然と出てくるはずです。

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