万年筆に最適なノート 紙沼からの便り
万年筆ファンの私は万年筆に最適なノートを求めて、10冊以上のノートを試した。その結果、私にとっては、渡邉製本のクロスフィールドが最も書きやすいという結論に至った。このノートは「万年筆に最適なノート」と銘打っており、私はこのキャッチコピーに惹かれて、クロスフィールドを購入したのだった。
紙はトモエリバーというものを使用している。これは万年筆愛好家に人気の紙らしい。薄くて丈夫。ページをめくる時の感触が心地良い。
グラフ・フォン・ファーバーカステルのアネロで書いてみると、非常に書きやすい。滑らかでまるで魔法のようにスラスラ書ける。いつも方眼罫を使っているが、1マスが大きいので、1マスに1文字書くことが出来る。サイズはA5をいつも使っている。価格は約3600円と高価だが、ページ数が多く384ページある。1冊書き終えるのに半年くらいかかったから、1月あたり360円。1日あたり12円だ。この価格でこれだけの筆記体験が出来るのだから、そんなに高くはない・・・というのは紙沼にハマった者の独特の感覚であろうか・・・。
私はいつもクロスフィールドでジャーナリングをしている。昨日もジャーナリングを行い、自分では気づいていない感情に気づくことが出来た。ジャーナリングには無意識を意識化することが出来る効果がある。書く瞑想と言われるのも頷ける。
クロスフィールドで私はすっかり渡邉製本のファンになった。BOOK NOTEやヌッタといった渡邉製本から販売されている別のノートも購入した。
BOOK NOTEも書きやすい!クロスフィールドとは違った書きやすさがある。オーソドックスな書き心地を完璧にしたような書き心地で、滑らかさがある。クロスフィールドはこれとは違った独特の書き心地で、個人的にはクロスフィールドの方が好みだ。
万年筆沼に落ちた私は必然的に紙沼やインク沼にもはまった。ロールタイプのペンケースや下敷きにもハマったのだが、その話はまた別の機会に。