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特性なのか、障がいなのか?

末娘は、自閉スペクトラムと診断されています。
これは生まれ持った特性です。

最近知ったのですが、この特性によって、本人が生きづらさを感じた時、「自閉スペクトラム症」に。

特性があっても、困りごとがなければ「症」にはならないそうです。

小学校の時、不登校になった当初は「症」
集団生活で辛さを感じ、感覚過敏もピーク。

短縮・別教室の登校から、中学になって毎日通うようになりました。

「症」が「特性」に変化したのは、小学校時代、末娘の特性を認めてくれた、地域の人や周囲の人のおかげです。

前例のない配慮で娘の特性を生かしてくれました。

ステージに上がって劇ができなくても、照明や音響を任せてもらう

保健室で資料の整理やプリントを印刷したり、事務補助として働く

みんなと同じことを同じようにしなくてもいい、という大らかな環境。

同じクラスの子ども達も、娘のことを特別視せず、ふつうに接してくれました。

そんな環境のおかげか、娘はじぶんのことが好きです。
親から見ても、自己肯定感や自己効力感が高いなぁ、と思います。

もちろん私も、娘の特性が大好きです。

じぶんに正直
まっすぐ
偏った興味への超人的な集中力
相手が誰であっても忖度しないところ。
じぶんを持つ強さ
他人に依存しすぎない距離感

みんな凸凹があります。
それを認め合えば、障がいという言葉はなくなります。

誰かに否定されたり、「ふつう」という幻の基準で自己採点し、私はダメな人なんだ、とじぶんを責めると、誰もが「症」になるでしょう。

特性はある。
でも、困っていない。
困らなくてもいい。

だって、パーフェクトじゃなくていいから。

担えるものがみんな違う。
だから、この世は成り立っていることを知っています。

娘がこの特性のまま、じぶんらしく生きていけますように。

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