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サーキュラーエコノミーの現在地 KURKKU Fields

千葉県木更津市に2019年秋に完成した,
KURKKU Fieldsを訪れました。

”循環”をテーマにしたサステナブルファーム&パークであり,
植物や微生物などの自然の力を使った水質浄化システムや,
農場で取れた野菜や卵などをいただけるレストラン,
ミニマルな暮らしを提案する宿泊施設などがあります。

... ひとが生きる本質的な心地よさと喜びを、行き過ぎた経済合理性からこぼれ落ちてしまった“いのちの手触り”を、クリエイティヴとイマジネーションで作っていければ。... サステナブルな未来の形を、いのちのてざわりを、ぜひここで実際に体験してみてください。
-KURKKU Fields Conceptより一部抜粋

畑を横目に歩きながら,
屋外展示のアート作品を鑑賞しつつ,
草間彌生さん作品の向こうにソーラーパネルが見えたり。

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施設内で生きる水牛のチーズがこんな面白い建物で販売されていたり。

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レストランでランチをいただき,
また外にでて散歩しながら川の流れに目を止めてみたり..

ここは実験場でもあるんだと思います。

不自然な人工的な川,
不自然な巨大なソーラーパネル,
不自然なアート作品。
それぞれは不自然に存在していて,
人の暮らしの中に並べられている。

ここは,
自然中心の世界ではなく,
人間中心の世界です。
人間中心の世界のソトを一旦ゼロにして,
さあ自然から何を取り入れようか,
とひとつひとつのピースを独立して埋め込んでいる世界です。

プラスで現在特に評価されている方々を寄せ集めて,
(例えばパティシエには,eS KOYAMAの小山進
アート作品には,草間彌生,アニッシュカプーア,
とビッグネームが並んでいます。)
必要なものは揃えた!はい!
その中のコミュニティで快適にすごせるか実験。

KURKKU Fields内で完結している。
”循環”のためには,
「Closedな環境が必要」と納得するとともに,
社会に通じる,特に地域コミュニティに通じるコアな接点(集会所や病院など)が必要では?という仮説も立ち上がりました。

初秋に持ち寄った料理でピクニックしながら,
「うちで野菜取れたの〜おすそわけ〜!」
と渡したくなるような空の広い場所でした。


こつこつ更新します。 こつこつ更新しますので。