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最高の朝を迎えたい方のためのパン道


あの日のパン

パン作りってなんだかんだ人生で大事なこと詰まってるなあ,
と思ったので書きます。
- "パンのように生きる" FUSE

noteはじめたころ,こんな文から始まる記事を書いておりました。

要素は少ないにもかかわらず,仕上がりがなんでこんなにも違うのかと,再現性のなさに翻弄されていました。

パン道ふたたび

あれからちょうど3ヶ月(記事を読み返してびっくり,ちょうどの3ヶ月でした!)たった今も,まだまだパンと向き合っております。

最近はなぜか6時頃には目が覚めるようになってしまい(なんでなの?),それだったらと小麦粉と酵母でおこして最高の朝を迎えようじゃないかと!

さて今回めざしたのはカンパーニュ。
前回記事では型に入れてふっくら食パンとして仕上げていましたが,今回記事では型には入れずさっくりカンパーニュを仕上げていきます。

前日夜の仕込み

酵母さんを,砂糖を入れた温水に入れてこぽこぽとして活発に生きていることを確認。甘くてあったかい液体につかる,いかにも気持ち良さそうな環境です。

- 強力粉
- 酵母
- 水

という主要な3要素のバランスを取っていきます。今回使っているのは全粒粉。全粒粉は密度が大きい,要は重い。いかに膨らんでくれるかがとても重要です。

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そしたら乾燥しないように濡れた布で覆って一晩冷蔵庫で低温発酵。
ゆっくり育つんよ。おやすみなさい。

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翌日朝の意気込み

翌日の朝,6時に起きて一番にすることといえば,そう,もちろんパン生地のチェックです。ベッドから降りては,すぐに冷蔵庫に直行でございます。

しっかりと膨らんでいることを確認したら,40度のオーブンで30分,二次発酵させます。

尊敬するパン道の先駆者,東京は代々木公園にある365日のパン職人の本を読んでからというもの,いろんな哲学を受け取り,パンチング(発酵により発生した炭酸ガスを再度こねて逃すこと)はせずに200度のオーブンで焼き上げていきます。

緊張感

幾度となく,悲しいパンを食べてきた我が家では,オーブンの前でただただ見守りながら祈りを捧げます。
(できることはやった,ということを意味しています。稲盛和夫さん哲学です。)

そして取り出す

外観は素晴らしい。
しっかりと焼き上がっている印象。しかしまだまだ油断してはいけません。
何度,切ってみて悲しくなったことか!膨らんでいなかったり,熱が均一に入っておらず一部だけ生焼けだったりすることがあるのです。

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切ってみる

きた!感激!ありがとう!酵母!小麦粉!水!よう頑張ってくれた!
という歓喜の舞が一通り行われた後に,残りをカットしていきます。

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食べてみる

最高。ありがとう。
今回は酵母っぽさが残らずに,純粋な全粒粉の香ばしい香が漂います。
最高!ありがとう!

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教訓

在宅でソトとの関係性が希薄になっている今だからこそ,評価軸を内側に持ってこれるのつよいです。
そしてなによりこの平和な世界観。
酵母さんがぱくぱく。

これからもパン道は続いていきます。

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