経歴よりも”景”歴を話すことにしてまして。
今朝は一気にお客様がなだれ込んできたためか、ちょっと落ち着いてしまったのでnoteを書いてみます。
さて、
お店をやっているとお客様から話しかけられることも多いのですが、
「以前からコーヒー関係のお仕事をされていたんですか?」
というのがおそらくベスト5に入ります。
なんとなく興味が湧いて、という軽いノリで訊いてくる方もいる一方で、
独立・転職を考えている様子の方
今の仕事に満足できていない方
というのも結構多い。
そしてそういう方は、僕の経歴よりも
『一人でお店を始める』
『会社を辞める』という決断をどうやってしたのかが聞きたいんだろうなきっと、と思うことが多い印象。
こういう方は、「訊きたい」のと同時に「話したい」雰囲気がじわじわ感じられて正直面白いです。
(特に若い方は隠そうとしても隠せない感じがして・・)
そういう方には、
「何歳の時にどんな会社でどんな仕事をして~」という経歴そのものの話をするよりも、
その時その時で見たこと・感じたこと・考えたことや
気が付いたこと・気が付けなかったことといった、
ぼくの内側の”ゆらぎ”というか”想い”というか、
景色みたいなものを軸に話すようにしています。
そして聞くようにもしています。
何故ならみんな、結果や手法という具体的な情報を、より早く求めすぎな気がするので。
そしてそういう目に見えて具体的で再現性があるように”思える”情報は、
多分ググれば星の数ほど出ると思うので。
どうせ同じ空間にいて、声と表情で伝え合う機会なのだから
もっとソフトな部分・言語化しにくい言葉を交換したほうがいいな、と
ぼくは思っています。
だからゆっくり、慎重に。
深呼吸するように大切に話すのを心掛けています。
これ、お店を営む楽しさの一つです。
ではまたそのうちに。
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