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ゴールにむかって 2

短距離のスタートを考えるとき
スターティングブロックから2、3歩まで を考えて行う人が多いが それはトータルで考えるとマイナスが大きい

スタートは 最大スピードが出るまで を考える

0m〜短くて30mくらいまでであろうか
そのイメージは前回にも書いたように
飛行機の離陸

スタートの3つのおまじない
●骨盤を立て 腰高をイメージ
●後ろ足側の肩を少し前に入れる
●ゴキブリ(アメンボ)のような足さばき

●骨盤を立てる 腰高をイメージ
→ 一度膝をついたら 上体をおこし 骨盤を立てる 前脚の腿が立てたまま 手を地面につく
いわゆるどっこいしょの構え これはダメ
OnyourMarkで 完全にお尻を座らせてしまっている
これでは スタートする準備ができてない
位置についた時点で いつでも動ける準備をしていなければならない
0から力を発揮しなければならないからこそである

そして set の時にめーいっぱい腰を上げ 少し下げたぐらいで Goを待つ
もちろん 肩入れもそのままキープ
高い位置からでないと 加重がかからない 転がる感じも出にくい

●後ろ足側の肩を少し前に入れる(肩入れ)
→ 肩はスタートラインに平行ではなく 後ろ足側の肩を少し前に入れておく
これは 初動負荷にもつながる
スタートは 号砲とともに 
ブロックを蹴るのではなく 
自然と足が離れ スムーズに足を前に運ぶ
転がる感じだ
そのためにも わざと転がる感じ(崩す感じ) をつくるためである

以前 書いた幼い子の走り始めは まさしくこける(崩し) 転がる感じで 前に足を運び始める
古武術では 膝抜き というらしい
つっかえ棒としての脚を 抜くことで バランスを崩し その力を使って 前に進む

スタンディングスタートにおいても 同じで後ろ足側の肩を少し前に入れておくだけで 
スタートしやすい
足が前に出やすいはずである

●ゴキブリ(アメンボ)のような足さばき
→ 足さばきははじめ擦るように 徐々に上から抑えこむ
Goの合図で ブロックを蹴るのではなく
自然に加重で足が離れ(崩すといっても良いかも)
その瞬間 ゴキブリのようにサササッ 
     アメンボのようにスススッと 
爪先が擦るくらいに 低く 最初の2〜3歩ぐらいはさばいていく
飛行機の離陸のように 30m程度を目安に 滑らかに 前傾を保ちつつ 徐々に状態を起こしながら 上からのプッシュへと移行

スタートから スムーズな加速ができれば 合格
もし 急げきにスピードが出るようだと その先の失速の原因になりかねない

何事も 徐々に 
急な変化は 危険である


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