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★「楽しく生きる」か「楽に生きる」か

皆さんは、「楽しく生きていますか?」と質問されたとき、自信を持って「はい!」と言いきれるだろうか。

私の周りの多くの人は、「本当は○○がやりたいのだけれど、それでは食べていけないので、何となく今の仕事を続けています」と答える。つまり、「楽しく」生きるよりも「楽に」生きる道を知らず知らず選択している。あるいは、選択しなければ生きていけないと、思い込んでいる。

彼らに「人生やりたいことをやって生きましょうよ!」と言うと、ほぼ寸分違わず「私には無理です!」という、自信に満ちた言葉が返ってくる。ネガティブブレーキを全力で踏んでいる。老若男女を問わず。もったいないなぁと思う。

吉田ソースグループ会長の吉田潤喜さん、作家の本田健さんを始め、私が最近知り合った、成幸(功)者、経済自由人は、皆さん「楽しく生きる」を選択している。

「楽しく生きる」ためには、その前にしなければならないことがある。「嫌なこと、楽しくないことはやらない」と決断することである。これは、実行しようとすると、なかなか大変なことである。嫌な上司がいるなら、「その上司の命令には従わない」と決めなければならない。今やっている仕事が自分に合わないと感じるなら、「仕事を辞める」と決断しなければならない。あるいは、パートナーシップを解消しなければならないことも、人によっては必要かもしれない。

多くの人は、そこで、「楽しく生きる」ことを諦め、「楽に生きる」道を意識的、無意識的に関わらず選択してしまう。「給料をもらうためなら、気の合わない上司と付き合うのも仕方が無いか・・・」とか「安定した公務員、会社員を辞めたら、この先収入が減って、生活のレベルを落とさなければならなくなるから辞められないな・・・」と考えて、実際に起こるかどうか分からない未来への不安、取り越し苦労が、夢や希望よりも先に立ってしまうからである。

しかし、この心配は、往々にして杞憂に終わる。しかし、自分が行動していないから、「現状維持を選択した自分の判断は正しかった」と信じるしかない。

残された人生の数十年、我慢し続けてストレスをためる生活を送るのか、毎日、楽しくワクワクする生活を送るのかでは天と地ほどの差がある。誰でもやがて人生の終わりを迎える。その時に、後悔がないのは、間違いなく、ストレスフリーで、ワクワクした生活を送る生き方である。

聖路加国際病院院長であった、日野原重明先生は「命や寿命は自分が持って使える時間。ただ長生きをしても意味がない。自分が使える自分の命、時間である命を、いつ、どういうふうに使うか。それが君たちが生きるということ。君たちが大きくなったら、そういうことを是非やってほしい」と子どもたちへ講演で述べている。

命という「大切な時間」を「嫌なことを我慢すること」に費やすのか、「人の役に立って楽しくワクワクすること」に使うのか。どちらを選ぶかは直感による自己判断しかない。

私は「楽して生きる」ことを手放した。多少の困難は覚悟の上で、これからは「楽しく生きる」と決断した。上司を忖度せねばならず、行動に制限の多い、今の仕事は5年以内に辞めることを決めた。そのための準備を、2018年1月から始めている。

言いたいことは、それが、子どもたちのためだと思ったら、教育委員会であろうと、上司であろうと言う。「波風を立てない方が良い」という、ネガティブブレーキをかけるようなアドバイスは、有り難いと思うけれどもスルーする。今は、自ら情報を集め、行動し、5年後の自分をイメージしながら、今日やるべきことを実行している。

きれい事のように聞こえるかもしれないが、これが私の今の正直な心境である。そして、これは、私だからできるのではなく、決断すれば、誰にでもできることなのだと、多くの人に気付いてほしい。




学校教育には矛盾がいっぱい!