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「流浪の月」を観て思う、この世界の生きづらさ。鑑賞後の頭の整理の仕方を添えて。

みなさんこんにちは。
笹本康貴(ささもとこうき)です。

今回は、映画「流浪の月」を観て感じたことと、映画鑑賞後に大事にしている頭の整理の仕方についてお話します。

普段、映画をあまり観ることが少なく、観てももっぱら洋画のアクション映画に流れるタイプですが、友人たちと珍しく5/13(金)に公開されたばかりの映画『流浪の月』を観てきました。

作品の内容に関しては、上記の詳細と予告編をご覧下さい。内容が重たいので、個人的にはお休みでいつもよりも寝過ぎた日の夕方に1人で映画館で観ることをオススメします。鑑賞後は、自分と向き合い考えるキッカケになる作品なので、ふらっとお酒を飲みながら1人でただただ作品の世界に浸るのがいいと思います。

『流浪の月』
原作/凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社刊)
出演/広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子、柄本明
監督・脚本/李相日
撮影監督/ホン・ギョンピョ
製作総指揮/宇野康秀
製作幹事/UNO-FILMS(製作第一弾)
共同製作/ギャガ、UNITED PRODUCTIONS

日本公開/2022年5月13日(金)全国ロードショー
配給/ギャガ
©2022「流浪の月」製作委員会

作品情報

今回久しぶりに文学作品に触れましたが、中々邦画も侮れないなと感じました。「流浪の月」でも表現されていた、なんとも言えないあんにゅいな感じがたまらないです。自分の日常に照らし合わせながら、そうだよな、でもそこはそうじゃないよな…と考えふためくひとときはたまには良いですね。

早速「流浪の月」を鑑賞しての感想と、映画を観た後の思考整理の方法を簡単にお話しします。是非、興味のある方は参考にして頂けると嬉しいです。

誰の意見も耳に傾けない

流浪の月」より

少しネガティブな表現方法ですが、私は映画を友人や恋人と鑑賞した後はあまり感想を言い合わないようにしています。理由は、相手の作品に対する捉え方に思考が引っ張られるからです。

もちろん「●●なシーンがよかった!素敵だった!」「▲▲のシーンは微妙だった」と人それぞれ捉え方があるかと思いますが、個人的には自分の捉えた感情や思考を少しそのままにしたく、帰り道で自分なりに頭の中を整理したいからです。

私は映画やドラマを鑑賞すると印象強いキーワードや一言がその瞬間頭の中に残るので、可能な範囲でメモするようにしてます。そのメモを後で見返し、あのシーンのこの表現は良かったなとか、あの言葉の表現素敵だなと作品の余韻に浸ることを大事にしています。

作品の解説動画や解釈記事を読み漁る

頭の整理に欠かせないのが、作品における理解です。

たった2時間だけで作品の意図や意味を理解することは到底難しいので、作品に関する解説動画や解釈記事を見て読み漁ります。

▼参考までに
・舞台挨拶関連の記事 / 動画
・作品における解説記事 / 動画
・映画サイトでのユーザーコメント
・原作を読む
・書評を読む
・原作の解説記事 / 動画

今回「流浪の月」は一昨日公開だったため、映画作品に対する解説記事や動画があまり数がなかったので、下記私が参考になったものをピックアップしました。

映画館からの帰り道に作品に関する解説記事や動画を見漁ること、「あぁ、あのシーンってこういう背景だったんだ」「あそこにそんな描写あったっけ?」のように、より深く作品にのめり込む時間を作ることが出来ます。

また個人的には、俳優・監督・原作著者に関する情報を意図して取るようにしてます。そうすると、「この監督は過去作品を見てもこういうシーン多いよな」とか「この俳優は役作りのためにこんな努力をされてたんだ」とか「原作の著者は●●なジャンルが多いから今回の作品ではあのテイストだったのか」など、自分なりに考え落とし込む楽しさが増えるからです。

頭の中を書き出す

頭の中のメモ

最後は色んな言葉やキーワードを浴びた後に、メモにひたすら書き出すということです。この作業は、作品について情報をまとめる為ではなく、書きながら頭の中を整理する為に行います。

頭の中に浮かんだキーワードを書き出しながら、そのキーワードに関連するシーンを思い返し、自分の解釈をひたすらアウトプットしていきます。

ここに正解・不正解ないし、全て自分の捉えたままに書き出すことが大事です。

「事実」と「真実」を履き違えてはいけない

ここからは「流浪の月」を鑑賞しての感想になります。出来る限りネタバレしないように言葉を選びますが、大目に見て下さい。

まず本作品を通じて一番大きく受けたメッセージは「事実と真実の違い」です。これは作品の中でのキーワードでもありますが、普段の日常と照らし合わせるとより考えが深くなります。

ここに加えて普段「自分の勝手な解釈を人に押し付けてないか?」というのも併せて気づきました。

普段会話の中で人々は、「自分が持っている枠組み」に ”無意識に” と当てはめようとします。これが悪いとか悪くないとかではなく、「当たり前にしている」ということが着目ポイントです。そしてこの「無意識にやってる勝手な解釈」が人を傷つけているという事象をしっかり受け止めるべきです。

私も実際この「事実」と「真実」の違いにおいて、何度も頭を悩ませた経験があります。もちろん物事の見方、即ち側面から見るとそれは「事実」かもしれないですが、中から見ると全く違う(真実)なんてことは頻繁にあります。

また、人によっては「真実」を伝えたくない場合もあることもあります。それは本人の問題かもしれないし又は相手との関係性の問題かもしれませんが、とにかく「真実」を意図して伝えたくないのです。

人の勝手な捉え方や見方で”それ”を「事実」とし自分の意見を正当化することは誰しもありますが、ただしこれは一方的な見方であることだと自分自身で受け止めなければなりません。特に恋愛関係や家族関係など、センシティブな事柄こそ「身勝手な解釈」をしがちだしそれを「押し付けがち」なので、私も改めて気をつける必要があると再認識する機会になりました。


いかがだったでしょうか?

今回は、「流浪の月」を鑑賞しての感想と鑑賞後の思考の整理の仕方についてお話しました。ぜひ気になる方は映画館に足を運んでみることをオススメします。私は鑑賞後の著書をこれから楽しみたいと思います。


キャリア相談も受け付けてます。

もし「マーケティング職」でキャリアチェンジやキャリアアップを望んでいる方はこちらよりご連絡下さい。

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笹本康貴(ささもとこうき)

1992年生まれ 千葉県出身
2016年 法政大学 卒業、新卒としてサイバーエージェントグループ会社に入社。新規営業として大手飲料・食品メーカーにウェブ広告媒体の販売並びに、小売店に対する店舗集客ソリューションの提供に従事。
2019年 マーケティング戦略策定を主軸に独立。
2021年 re株式会社を設立し、現在に至る。

◆Twitter
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