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集客をしてから店舗を構える。2年間かけて「ファンづくり」をした後に韓国料理店をオープンします!

みなさんこんにちは。
笹本康貴(ささもとこうき)です。

今回は『集客戦略と店舗出店計画』のお話です。

普段私は会社経営をしており、具体的な事業はマーケティング戦略策定や戦術への落とし込み、組織体制の見直しなど、事業成長にコミットメントしたコンサルティングを主軸に行っております。最近は「マーケティング職」に特化したコーチング事業もβ版として開始しました。詳細はこちら。

これまで「小売業界」に携わる機会が多く、会社員の時はサイバーエージェントのグループ会社にて、デジタルマーケティングを活用した小売業(スーパー・ドラッグストア・百貨店など)の販促サポートを行っておりました。

具体的には、POSデータをCookieやIDFA・ADID(スマートフォンにおける端末ID)と紐づけてオンライン上で店舗訴求したり、位置情報データ(リアルタイム・過去データを含む)を活用して”今”まさに店舗近隣にいる方に対してクーポン訴求して来店を促すなど、試行錯誤してきました。

ただし、ここ最近のコロナ禍の影響で飲食店に大打撃を与えていることは周知の事実ですが、やはりどこもかしくも店舗経営が厳しい状況が継続しています。

引用:飲食店の倒産が480件で、全体の16.1%を占める~新型コロナ関連倒産は2980件~

2022年3月11日に出た上記の記事によると、新型コロナウイルスの影響でここ3年間のうちに倒産した企業(個人事業主含む)は2,980件とのことです。

引用:飲食店の倒産が480件で、全体の16.1%を占める~新型コロナ関連倒産は2980件~

倒産した2,980件のうち、飲食店の割合が480件全体の16.1%を締めると報告されております。

この事実を捉えたときに、小売業の中でも特に飲食店が打撃を受けており、その原因は「集客力の低下」だと容易に想像出来ます。

当たり前ですが、新型コロナウイルスの影響で外出を控えた結果、店舗に行く機会は限りなく減少しましたし、そこからデリバリにシフトしたりECサイトを活用した拡販強化を即座に行なった企業は今も尚生き残っているはずです。

そんな飲食業界が不況の中、「飲食店を出す!!」と決めました(笑)。

前置きでこれだけ飲食業界が厳しい話を自らしたにも関わらずまさにあまのじゃくのような発言ですが、では具体的にどんな店舗を出店し、どんな戦略で打ち出していくのか?その為に今後どのような準備を行うか?についてこれからお話ししていきます。

その1:どんな店舗を出店するのか?

引用:梨泰院クラス

まず最初に「どんな店舗を出店するのか?」ですが、現段階では純豆腐チゲ専門店を出店予定です。

理由は後日改めてお話ししますが、一番の理由は私が個人的に純豆腐チゲが大好きだからであり、かつ原価が抑えられるからです。

現在「純豆腐チゲ」において市場調査や競合調査を行っておりますが、やはりシンプルに「好きなこと」には力が入ります。また「韓国料理」というジャンルにも可能性を感じており、中華料理やタイ料理など比較して極端に日本食とかけ離れていないからか嫌いな人が少ない印象だからです。

また、昨年梨泰院クラスを観てやはり韓国料理店に魅力を感じたことも要因の一つです(笑)。以前熱狂しすぎて記事にもしましたので気になる方はご覧ください。

その2:どんな戦略で打ち出していくのか?

以前ソウルで本場の純豆腐チゲを食べたお店のMAP

さて、ここからが今回の本題です。

では、純豆腐チゲ専門店を出店する為の戦略ですが、結論から言うと「ファンづくりをしてから店舗出店する」です。

少しイメージがつきづらいかもしれないので補足すると、出店は直近ではなく2年後(2024年)を想定しており、この約2年間のうちに「ファンづくり(集客)をしてから出店する」という戦略になります。

なぜこの戦略を打ち出すのかは容易に想像がつくかと思いますが、実店舗出店から継続的に繁栄していくためです。

これまで多くの小売店の店舗集客コンサルや小売業界における「集客」の難しさを肌で感じてきました。特に多くの飲食店はこの集客を、食べログやぐるなび頼みで、毎月数万円〜数十万円の販促費を掛けています。

もちろんこの集客コストを掛けて、新規顧客の獲得率が継続的に上がったり、顧客LTV(顧客生涯価値)が上がればよいですが、そんなに容易ではありません。

また、最近の20代は食べログやぐるなびすら見ずに、InstagramやGoogle MAPなどで飲食店を検索して行く先を選ぶなど、顧客の情報収集媒体も時代に応じて変化しています。

そんな変革が激しい時代だからこそ、「集客」はとても重要であり地道に根を張って顧客との関係性向上に努める必要があります。

だからこそ、私はすぐに店舗出店をするのではなく、2年掛けて顧客獲得(ファンづくり)を地道に行い、ファンが出来た段階で実店舗を出店してオープン当初から数ヶ月間に渡って「黒字経営」出来るような戦略を立てています。

その3:その為にはどんな準備をしていくのか?

以前ソウルで食べた純豆腐チゲ

では、2年後の店舗出店に向けて足元はどんな準備をしていくのか?ですが、具体的には「毎月韓国料理会」を開催します。

その名も「オモニ会」と題して、月一回不定期で韓国料理を提供する場を作り、まずは友達や知人に来てもらい体感してもらい、よければ次回は友人を連れて来てもらい「オモニ会」のファンを時間を掛けて作ります。
(※オモニとは、韓国語で”母”という意味。韓国本場の方でも”懐かしい母の味”と感じてもらえるような料理を提供するという意味でオモニ会と名付けました。)

また「オモニ会(韓国料理店)」を通じて、様々な年代や職種の方々が交流するキッカケとなる場になればと考えており、そこからごはんに行ったり仕事に繋がったり一緒に韓国に行くなんて機会がお客様同士で生まれたらこの上なく幸せです。

2022年3月度の30名以上が参加したオモニ会の様子
料理はその場で作りすぐに提供する

既に2022年3月度のオモニ会は開催しており、お陰様で大盛況でした。

また4月以降も実施していきますが、このオモニ会には1つ大事なコンセプトを設けておりまして、それは「お客様と共に作る」です。

イメージが付きやすいように少し例を挙げると、「オモニ会」で使用する食材・アルコール・場所・デザインなど会に関わる全てのことはお客様と共に準備を行い還元出来る仕組みを取り入れていくということです。

例えば4月度以降は、韓国出身の友人が現在韓国食材の卸の会社で仕事をする背景から、「オモニ会」で使用する食材はスーパーなどで仕入れるのではなく、友達の会社から仕入れてお互いに価値提供を行います。先日はその友達が働いている会社に出向き食材の視察に埼玉まで行ってきました。

食材が沢山置いてある倉庫
全て韓国食材

これらのように、まずは「食材」を友達経由で仕入れますが、いずれアルコール飲料や食器や場所など、オモニ会に関わるものは全てお客様と共に一緒に創り価値を最大化していこうと考えています。


今回は、「集客戦略と店舗出店計画」と題して、2年後に純豆腐チゲを専門とした韓国料理店を出店するために、まずはファンづくりをするための毎月オモニ会を開催する戦略についてお話ししました。

時代と共にオンラインが一気に加速しておりますが、私は人とのコミュニケーションはオンラインよりもやはりリアルを好みます。だからこそ「韓国料理」を一つのキッカケにして、様々なお客様と交流しながら素敵な出会いを提供できるような場を作ります。

◉4月度オモニ会@都内
2022年4月23日(土)19:00~21:00想定

「ぜひ参加してみたい!!」という方がいらっしゃれば、気軽にコメントかTwitterにてDMください。素敵な店舗を共に創りましょう!!

▼キャリア相談も受けてます

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笹本康貴(ささもとこうき)

1992年生まれ 千葉県出身
2016年 法政大学 卒業、新卒としてサイバーエージェントグループ会社に入社。新規営業として大手飲料・食品メーカーにウェブ広告媒体の販売並びに、小売店に対する店舗集客ソリューションの提供に従事。
2019年 マーケティング戦略策定を主軸に独立。
2021年 re株式会社を設立し、現在に至る。

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