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note1日目:肩書きって大事だよ

note、始めました。

理由は、「その時の熱量にまかせて書く」場所がほしかったから。


まずはかんたんな自己紹介

今の私は、Webライターです。

依頼を受けて書くタイプで、自分の名前は出さずに、その企業の中のひとになりきるのが好き。

このスタイルで5年以上やってきています。


そして、元管理栄養士です。

今はまったく別ジャンルの仕事をしていますが、数年前までは、社員食堂で給食をつくったり、栄養関係のライティングもしていました。


また、Wordpressで自分のブログをもって、3年ほど管理栄養士として発信もしてました。

でも、このたび、そのブログも、『管理栄養士』と名乗ることもやめました

このnoteは、そこからの私の記録です。


管理栄養士をやめる理由

管理栄養士の資格をもっているというと、「すごいね」とか「いいね」とかよく言われます。

実際、大学にいって単位や実習をとって、国家試験もうけてとれる資格なので、決してかんたんではないと思います。


でも、私にとっては、すごいと言われるたびに、

(自分はすごくなんかない)

(学校だってちゃんと行ってない)

(管理栄養士だって、
   どの職場も1年続かなかった)

(お金ばっかりかかって、
   結局何にもなってない)

と、負の感情がつねにぐるぐるしていました。


実際、高校2年生のときから10年ほど摂食障害だった私は、食べものへの執着がものすごくありました

(今はすっかり治っています)

さらに家も厳しかったので、「手に職をつけられる」「人様にいえるちゃんとした仕事」以外はNG。

管理栄養士になれば、もうカロリーとかで悩まなくてもいい。そして、何よりも親のOKをもらえて、家から出してもらえる。

そういう理由でえらんだ資格は、名乗っていても、ずっと違和感しかありませんでした。


「もったいないから、やらなきゃ」の魔力

それでも20代のころは、エステや社員食堂で、管理栄養士として働いていました。

でも、どれも1年も持たず、うつになってやめました

復職したり、職場を買えてみても結果は同じで、どれも最終的にはダウン。


結局、1人目の子供を産んだあとは管理栄養士であることを隠しつつ、また別の社員食堂でパートとしてはたらきました。

とても、気がラクでした。笑


でも、2人目を産んで、当時はやり始めたクラウドソーシングでのライター業を始めたとき、私はまた、『管理栄養士』という肩書きになやむことになります。

「せっかくとったんだし、
 もったいないからやらなきゃ」

自分でそう思うのはもちろん、相談した人はほぼ、おなじ意見でした。


そして、人にすすめられるままにWordpressの有料ブログを作り、やったからには続けなきゃ!とブログコンサルとかも受けました。

しかし、効果もかく気も出ず…ほぼ初期記事のまま、3年がすぎました。


でも、その間、たくさんのうれしいことや出会いもありました。

10年間の摂食障害・うつから立ち直った経験を活かして相談やサポートをしたり、 Google検索で1位になった記事では、うれしい感想をいただいたり。

良いことも、たしかにたくさんあったんです。


でも。

それでも私はやっぱり、管理栄養士って、名乗るとモヤモヤする

その葛藤が、ずーーーっと、ありました。


本心はどこにある?

そして、やめようと思えた転機がつい先月、やってきました。

以前受けていたコーチングになんとなく申し込み、そこでこのモヤモヤを相談したんです。


すると、帰ってきた答えは

「それは、やらなくてもいいんじゃないんですかね。やる理由を探しはじめたら、それは、

『本当はやりたくない』ってことなんですよ」


…本当は、やりたくない

たしかにそうだ。


お金をかけたから。

時間もかけたから。

管理栄養士の試験だって、一回目は会場の近くまで行ったけど途中でパニックになってしまって、行けなかった。

それでも「ここまできて、もったいないから」と、翌年にまた受けて、そこで受かった。


…本当は、やりたくない。


その本心を受け入れられるまで、20年もかかりました。


「決めないほうがいい人」にしっくりくる

なので、とりあえずプロフィールにかくのは『元管理栄養士』にしました。

まったくかかない選択もできたけど、今はあえて、『元管理栄養士』にしたい。


しばらくはやるつもりはない。

でも、元○○という肩書きは、「昔の自分を肯定する、よしとする」意味もある気がする。

やってる仕事だって、「今はWebライター」ってだけだし、また変わるかもしれない。


前に、星野源さんのインタビューで、

「ずば抜けて得意なことがなかったから、とりあえず全部やってみた」っていうのが、なぜかずっと頭にのこっています。

同じだなんておこがましいけど、あ、私もそういうタイプかもしれない、と妙に安心した記憶があります。


だから、そのときによって、やることによって『肩書き』は、変えていく

「何なんですかねー、あ、今はライターやってるんですけど」

それくらいの意識で生きていくのが、私にはちょうどいい気がします。


肩書きやプロフは、名乗って、気分が上がるかどうか

今は、みんなSNSなどで、かんたんなプロフィールをかくと思います。

私も、プロフに管理栄養士とかいていたころは、見るたびに(やってないんだけどなぁ)というマイナスの気持ちが浮かんでいました。

しんどいからもうやりたくないな、お金いっぱいかけたのになー、などの負の感情もセットになっていて、たぶん良いことはあまりなかった気がします。


なので、私に提案できることがあるなら、

プロフに書くことは、気分が上がるか、上がらないかで決めていいと思います。

それがプラスの気分にになるなら書いたらいいし、

たとえ事実でも、自分が見てマイナスの気分になるなら、書かないほうがいいと思う。


肩書きや、役割はどんどん変わるもの。

そして、自分の気分が上がるワードも、どんどん変わっていくもの。


20年間の荷物をやっと下ろせた私がどうなるのか、今はただ、楽しみです。

いきなり長くなりました。

これからよろしくお願いします。

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