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まとめ

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#詩

小説『雑草』

私は道に咲く花である。 ものごころついた頃にはアスファルトに囲まれていた。 すぐそばにはど…

佐々木 夜無
1か月前
4

詩|見過ごした未来

松本の思い出が輝いていて苦しい 君がいるだけでそんなに違うのか 気づかなかった また一緒…

6

詩|二羽のトンビ

トンビが一羽大空に 頭の上を翔けていた 凛として舞うその姿 私たちは見つめてた 松本の山の…

12

詩│河原にて想う

ごおごおと吹く時間に押され リンゴがちゃぷんと落ちました ゆらゆら揺られ ゆらゆら揺られ そ…

6

詩│別れ

死んだというのに 不思議と心は穏やかだ あるがままに戻ったからだろうか あるいは心の防衛本…

佐々木 夜無
2週間前
13

『36℃の枷』

夕暮れに立ち昇った怪物が 夜の闇に完全に溶けきった頃 車も街灯もない一本道は 前も後ろも奥…

佐々木 夜無
1か月前
8

詩│巨象は食みたい

山々を、風を、川を、夢を、貴方を、赤子を、卵を、 砕かずに、 丸ごと、 食みたい。 噛めば壊してしまうその 無駄に丈夫な歯。 私は強いから、 みんなのように、 本音を、愚痴を。吐かずに済むが 私はもう、自重に、己の強さに耐えられない 歩けばアリを踏み潰すし その道の草は枯れていく 貴方に残った歯型はいずれ毒のように巡って、私の見ている目の前で、本当に目の前で、1グラムずつ蒸発していくに違いない 最後に残った欠片すら拳に握れないまま、 忽然と世界が枯れ切る だからといって

詩│漆黒

1.漆黒 消えてく消えてく消えてく 夢のように消えてく さっきまであったほら 見ているたった…

佐々木 夜無
1か月前
5

詩|嵐よ

大好きな嵐が 窓の外で唸って 木々は横倒しに はしゃいでいる 鍵を開けたいのに 鍵を開けたい…

佐々木 夜無
1か月前
11

詩『吐き出す息よ白くあれ』

熱ばかりあって温かみはない 炎天下の締め切った部屋で 縛り上げられているようだ 生ぬるい水…

佐々木 夜無
2か月前
11

黒砂糖の詩

ただ今日という日を仰ぎ見んことを! 明日も我が身よ健やかなることを! 口寂しさは備えてある…

佐々木 夜無
2か月前
7

詩│柔らかくて痛い

毎日空がきれいなら この高鳴りもなかったでしょう 毎日幸せいっぱいなら この涙もなかったで…

佐々木 夜無
2か月前
2

詩│余命

元から分かっていた 明日には終わる 何が嫌なわけでもない 幾月か過ごした家の 鍵をカチャっと…

佐々木 夜無
3か月前
8

詩|宇宙の果てのおじいさん

昔はゴミ溜めすら宝の山だった だけど中学生のある日 そこにおじいさんが捨てられているのを見つけた それもひとつじゃなくふたつ、みっつ、よっつ。 音もなく、 すべて分かってしまった気がした どうでもいいことと どうでもよくないことが 分かった人生はもう終盤戦 今日は、 君の胸のほくろに期待した 公表してしまえば 世界は驚くと思った 今日は、 夜の河川敷に期待した 危ないと聞いていたが 寒くなってやめた 今日は、 君の首筋に期待した 自らの手で殺めれば 何かが変わると思っ