理解しなくていい、寛容さがあれば。

読んでいて古傷を抉られた思いだった。


私も似たような事でずっと悩んでいた。

新しい職場に入ってから、ある人たちに攻撃を受けるようになった。「嫌われる勇気」も読んだし、NLPも学んだが全く改善されなかった。今は幸い優しい人に囲まれているが。私の話はここまでにする。

回答があまりに正論で辛辣だし、記事のリツイートに付いたコメントに心ない内容もあった。

そのため、以下は自分の経験も踏まえて、相談者に近い立場で考察している。考えの一つとして読んでいただければと思う。

まず、相談者は心の余裕がないかも知れない。心に余裕がないと、思考停止し、その場しのぎで目の前の問題解決をしようと焦る。自分にいっぱいいっぱいで、周りの事まで考える余裕がない状態だ。

本を読んだり、誰かに相談をするけどなかなか頭に入って来ない。なぜ自分は出来ないのかと、ますます悪循環になる。

相談者がどのような状態かは分からないが、もしそうならば、周りとの距離を取って欲しい。相手の言動に振り回されにくくなる。嫌われているなら接触を最低限にした方がお互いのためだ。その上で、自分1人の時間を作ること。他人ではなく、自分を見てあげるためだ。

HSPや発達障がいなどで、人付き合いが辛い場合もある。専門の方に診断してもらい、資質に応じた人間関係を構築してみてもいいと思う。なぜ嫌われるかを考えるのは、休んで落ち着いてからでいい。辛い時は判断力も狂う。

私が怒りを感じるのは、第三者がそういった可能性を考えずに相談者の人格批判をすることだ。

追い詰められている人に考えろというのは、正しいけれど残酷だ。誰しも人間関係に気を使いながらやっていることは承知だが、不器用でそれすら出来ない人だっているのだ。たまたまそれが出来ているだけで、なぜ努力が足りないと言えるのか。

批判するなら、相手のことが理解出来ないなら、私たちとあなたの考え方は違うけどそうなんだね、でいい。無理に一緒の土俵に上げる必要はない。ただし、配慮ない言動で自分や誰かの尊厳を傷つける時は、はっきり怒っていい。

そして相談者に思うことは、もし自分を見れる余裕ができたら、自分がどんな人かを周りに伝えて欲しい。たとえば空気を読めないから、私も気をつけるけど、傷ついたら言ってね、と。どう受け取るかは相手次第なので、まずは相手を信頼して、ダメな自分を先に出してしまえばいい。嫌だと思えば離れるだろうし、取説を作ってくれる人もいるかも知れない。

リンクした回答を読んで悲しくなったので、相談者や同じような悩みを持っている人への参考になればと書いた。




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