本気で変革を起こしたいなら、知ってもらうことって大事(環境活動賞~息子のチャレンジ)!
先日横浜市の環境活動賞の授賞式があり、今年中学生になった息子が実践賞をいただきました。今日はそのことについてお話してみます。
幼いころから環境問題に興味を持っていた息子にある転機が訪れた
幼いころから環境問題に関心を持ち、地球を守ることの大切さをポスターにして学校に持参したり、自由研究でもそれらをテーマにしていた息子。幼いながら、自分なりにやれることをやっていたつもりだったと思います。
そこに転機が訪れます。
小学5年生だった息子は映画「マイクロプラスチックストーリー~僕らがつくる2050年」日本語吹替え版の声優オーディションに合格。それをきっかけにさらに環境問題に興味を持つようになっただけではなく、「なんとかしなければ!」という思いを強く感じるようになりました。
とはいえ、まだ小学生。
自分に何ができるのかわからないまま、もやもやとした時間を過ごすことになります。でも映画の中にヒントがありました!自分で何とかできなくても、大人も巻き込んでいけばいい!そうだ、自分も議員さんに手紙をかいてみよう!思いをぶつけてみよう!そんなところから息子の活動が始まりました。
そこから、仲間を集め、小さな団体をつくり、河川清掃をしながら、この活動のきっかけとなった映画の自主上映会を実施するために、大人も子供も一生懸命頑張りました。こんなチャレンジはみんなはじめてのこと。お金もかけられないし、どうやって集客したらいいかもわからない。そんな中でHPをつくるところから手作りで一つ一つ積み上げてきました。
子供達ができること、大人がサポートできること、それぞれがあって形になっていった活動だと思います。
校長先生からの声かけから始まったチャレンジ~だけど…
そんなチャレンジをみてくれていた小学校の校長先生が、昨年末、この賞にチャレンジしてみては?と直接お声がけくださいました。なんてったって、毎日のように朝挨拶に立っている校長先生にチラシなどをもっていって、「こんな活動しています」「こんな映画です」「上映会を実施してほしい」…そんなことをずっと言い続けていたのですから(笑)
校長先生が児童一人一人を気にかけ、応援してくれていたんだなと思うと嬉しくなりました。もちろん、息子もチャレンジすることにしました。
だって、これはチャンス!
これまでの活動をしっかり振り返る機会でもあり、またたくさんの人たちに活動を知ってもらうチャンスなのです!!
一人一人が気を付けて、ゴミを減らす努力をすることはとても素晴らしいこと。だけど、そういう人たちがもっと増えないと間に合わない。
自分だけではどうにもならない、だからなんとかしなくちゃ!
そういう思いで息子は「手紙を書く」ということから一つずつ行動しました。そして、みんなで行動を起こすことで、ゴミをひらって無くすだけではなく、そもそもゴミをこんなに拾わなくても大丈夫な美しい環境にしていきたいのです。
そんな風に、自分たちが本気で何かを変えようと思うのであれば、周りを巻き込んで大きなムーブメントにしなければかわってなんかいきません。だからこそ、今回の賞に応募することはとても大きな意味があると感じていました。
でも、実は今回の応募の際、ある一部の人から
「実績もないのに褒められるためにやるべきじゃない!」
「ここで伝えなくてもいいんじゃないの?」
と揶揄され、息子はひどく傷つくことになりました。
どうして子供がチャレンジしようとしている姿をみて、そのようなことを言うのでしょうか?チャレンジしてもしなくてもいい。だけど、チャレンジする!と決めた人に対してわざわざそのような言葉を浴びせる必要がどこにあるのでしょうか?
本当に褒められるためだけに応募したのでしょうか?
ここで伝えなくても…ではどこで伝えられるのですか?
ここで何もしないほうが単に、「ぼくは(みんながやっていない)清掃活動をしていて、意識たかくてえらいよね。」と自己満足しているにすぎないのでは??(と、そのような言葉をかけられて感じました。)
興味を持ってもらう努力をしなければ誰も知ってくれない、何も変わらない
学校で映画の上映会を実施しようと働きかけていた時にも…
何か清掃をしていることは聞いたけれど、どんなところでどんな活動をしているのかしら?
映画?よく言っているけれど、どんな映画かわからないし、そもそもどうして映画が関わっているの?
たいていがこんな反応。
いくら学校で話したところで、最初から環境問題などに関心のない人の方が多い中で聴いてもらえない、また先生に伝えてみても、先生だってわかろうと思っても、??という状態。ようやく、映画をみてもらえたことで、少しずつ興味を持ってくれる人が周りに増え、そして先生方が「ようやく何をしているのかわかった!」と言ってもらえ応援してくれるようになりました。
私たち頑張ってるからわかるでしょ?ではなく、知ってもらえる努力をすること、そして共感し感動してもらうことが、活動を広げていくためにはとっても大事だと思います。
授賞式に付き合った夫が書いた投稿から
今回授賞式に付き添いをした夫が、その時のことを神奈川新聞に大きくとりあげてくださったことをうけて、FBに思いをつづっています。
よろしければ読んでいただければ嬉しいです。
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