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ささだんご
2023年10月30日 10:59
ピアノソナタ①ニ短調第4楽章Molto allegro(ニ短調)4/4 ロンド形式(2分36秒) 「ABACBABAC-coda」という構成で、BとCが複数回現れます。Bは第1楽章の動機を用いたカノンですが、主題というよりは推移部的性格が強く、Cは2回目がコーダのような役割になっています。 また、この楽章は、ニ短調主和音が75小節(2回目のC部分)になるまで出てこず、全体的に調性がフワッと もっとみる
2023年10月23日 12:44
ピアノソナタ①ニ短調第3楽章Minuetto: Allegretto(ニ短調)3/4 複合三部形式(2分32秒) フーガのような入り方をしますが、フーガではありません。 トリオでは、第1楽章の動機と第2楽章の動機がヘミオラを作っています。 再現部は、主調ではなくロ短調で始まりますが、ニ短調で終結するようになっています。
2023年10月16日 14:42
ピアノソナタ①ニ短調第2楽章Adagio ma non troppo(ト短調)3/2 二部形式(4分12秒) ため息をつくようなリズムのサラバンドです。 ただ、バロック組曲の慣例には厳密に従っていません。小節数が、前半は9×2小節(単純な繰り返しは避けています)、後半は32小節の繰り返しなしです。調性も前半の終わりがⅢやⅤでなく変ホ短調だったり、後半部には遠隔調への転調があったりします。 もっとみる
2023年10月9日 10:11
ピアノソナタ①ニ短調第1楽章Allegro(ニ短調)4/4 ソナタ形式(4分13秒) 対位法を使っています。第2主題は主題が2つあり、その2つを左右の手で同時に鳴らしています。 展開部では第1主題を用いたカノンや、第2主題左手の主題と第1主題の動機の対位法があります。 また、再現部は単純に提示部を繰り返したりはせず、だいぶ変化を付けています。
2023年10月2日 10:05
24の前奏曲とフーガ㉔へ長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)(3分28秒)前奏曲: 同じ楽想を、高さや調性、声部を変えながら、進行していきます。フーガ: 「主調提示部-嬉遊部-属調平行調(イ短調)提示部-主唱反行形単独提示-下属調提示部-ドミナント/トニック保続」という構造です。反行形提示は独立したものではなく、嬉遊部や移行部のような役割です。