作曲してみた50~ピアノソナタ①ニ短調-第4楽章~

ピアノソナタ①ニ短調
第4楽章Molto allegro(ニ短調)4/4 ロンド形式(2分36秒)

 「ABACBABAC-coda」という構成で、BとCが複数回現れます。Bは第1楽章の動機を用いたカノンですが、主題というよりは推移部的性格が強く、Cは2回目がコーダのような役割になっています。
 また、この楽章は、ニ短調主和音が75小節(2回目のC部分)になるまで出てこず、全体的に調性がフワッとしています。他の和音に関しても、極力基本形ではなく、転回形を用いて落ち着かない感じを出しました。ただし、ドミナント系の和音が出てくるので、一応ほんのりニ短調を感じられるかと思います。
 そして、75小節目からガッツリニ短調を確立し、終結に向かいます。

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