今を生きている

私は少年期は超ビンボーでした。


と、言うのも私が10歳の頃

父親が愛人と逃亡‼︎
しかも

莫大な借金を残して





　祖母の持ち家(古くから引き継いだ土地)を担保にしていたので、結構な額です。



　残されたのは、
祖母、母、私、妹、弟の５人



母親は一家心中をしようとしていたが、
何か恐ろし事が起こると感じた私だけ逃亡。
私が居ないので結局、諦め。


　祖母は代々700年続く武家の家系の分家なので、祖母は凄く気丈でした。
(本家はマンガに出そうなくらいの金持ち)



生活保護なり母子家庭の補助などありましたが
祖母の
『何とかなる‼︎本当に困っている人に行き渡るように私達は施しは受けない！』
と言う武士の家の誇り。
全く何も援助は受けず‼︎



私ら兄弟は大変でしたが。苦笑



ちなみに本家からの支援など全くもってありません。
　それが強い一族たる由縁です。





それから貧乏生活に突入‼️
苦しかったが
ボロは着てても心は錦
で武士道の精神での生活でした。

(心だけは貧するな‼️と祖母の教え)





食事は
朝は食パン一枚、
昼は給食、
夜はご飯・味噌汁・卵焼き・漬物 以上‼︎
のレパートリーが7割。


　庭の家庭菜園で多少の野菜は手に入りました。
土曜日の昼のインスタントラーメンがすごく嬉しかった。
　あと祖母の焼きナス‼️
何故か超美味しかった。😋
レシピを教えてもらっておけば良かった。



私達の服は
以前、本家から貰った服(女系一族なので女性物が殆んど)が多くあったので男の私は、どうにか女物に見えない服をチョイス。
　洗濯だけは手を抜かなかった祖母のおかげで見すぼらしく無く着れたました。


水は井戸水なので水道代は要りません。🤗
嬉し❣️


　住むのはボロボロですが、築70年はしている日本家屋。私と妹と共同での部屋をあてられたのも幸せでした。


そして唯一の贅沢？
になるのでしょうか、お風呂は毎日入っていました。
(シャワーなんてハイカラなモノはついてませんが)
なので今でも私はお風呂が大好き😘


こづかいは小学生で月300円、中学で500円。
(この時の私の周りの相場💹は小学生で月1000円、中学校で月3000円だったと思います。)
祖母がムリクリに捻出してくれたと思います。



　私と一つ下の妹もバイトをしました。
(弟は6つ離れているので)
　バブル時代の好景気なので何とか生き延びれました。




バブル時代で周りは羽振りが良いのに
ウチはビンボーなので皆んなと違い、辛かったですよ。



そして‼︎
私が17歳(高校2年)の時に借金返済‼︎
＼(^o^)／
これでようやく人並みの生活モードに入れました❤️

(皆んなが潤っていたバブル時代って何だったんだろう？貧乏人の私は体験できませんでしたので。笑)








今 こうして生きてこれたのも
そこまでグレずにこれたのも
明るい家庭を持てたのも
自営の飲食店ができたのも


『これまで楽しく生きてきたから』


生きてさえいれば、何とかなります。

明けない夜はありません。
やまない雨もありません。
生きているからこそ何とかなったんです。

実は私はネガティヴな根暗人間です。

でも
楽しくなくても、
楽しそうに生きていれば
何故か楽しくなってくるもんです。

それが私達の精一杯の処世術だったのかも知れません。







そして何より
母上と今は亡き祖母が頑張ってくれたからと思います。
天国にいる祖母👵本当にありがとう。

(実は、私が機嫌悪く祖母に強く当たり散らしていたのも後悔してるんです。もっと祖母孝行したかった😢)





ひずみとして
食に関してのコスパは気にしてしまい、
普段着はオシャレじゃ無く
私の子供に与える こづかいは厳しくなった

のは私の人生経験から
という言い訳で。🤣


私の変人の根幹は、この苦労した生活をしたから
とまた言い訳で🤣







ちなみに過去の一家心中の話しを母にしたら


「そんな事もあったんかなぁ～（笑）。忘れたわ～。気にしいな～。」





やはり母は強し‼︎Σ（ﾟдﾟlll）

2020/11/24 #8