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Welte



ねえ その羽でどこへ行くの

天使が問いかける
あたたかさもつめたさもなく
ただ庇護の中に生きる
生温い声音

さあ この足でどこへ行こう

旅人はそう答える
気楽さも堅苦しさもなく
ただ海原を見つめる
波のような声紋

(どうして行くのかな)
(どうして行かないのかな)

だれも知らないその問答は
遠くのどこかでふいに行われる
ただ静寂だけが残る
そこに声はもうなかった



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価値観の話は難しくて、答えはないようにいつも感じます

あと創作の方にはあまり関係ないのですが、、
この詩のアイキャッチに使った画像のように、雲の切れ目から光が柱のように降り注いでいる様子を俗称で「天使のはしご」、なんて呼ぶそうです。
見ると幸せになれる、とか。

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