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Night on The Milkey Way Train


幻想第四次の世界にたどり着いてまもなく
ふたりの少年が手を振った
迎えなのか 別れなのか
知る由もなく鉄道は駅を越える
口笛を吹きつつ世界は悲哀に満ちる
ノスタルジアにかられたように
また、視界が切り替わった
終わりを見据えた僕らは
夢幻のように消えゆく始まりを
一つ一つ繋いで、星座を紡いだ
銀河鉄道に乗って 遠い、遠い涙の先へと
ハルレヤ 君を祈るよ
苹果をしまいふたり笑った
この命をあなたに捧げても
再び繰り返すことのない 誰彼の夜
同じ時を今君と サヨナラまで


生きる意味を君と どこまでだって


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宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』からインスピレーションを受けて書いたものです

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誰かのどこかに刺されば嬉しいです



素敵なイラストをお借りしました