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さりとて
2020年8月31日 21:46
消えそうな光が目の前にある手を伸ばしても届かない光が目に見えるから愛しいことずっと前から知っていた涙ばかり追いかけないで前をみれば ほら最果てで再び会おうそこはどこかなんて野暮なことは聞かないでね?最果てで抱き合って眠ろうだからそこで待っていて明日はきっと雨消えてしまった光がここにある手は届かなくても感じられる目に見えなくても大丈夫ずっと前から知っていたでも
2020年9月26日 23:22
また今日も僕は空を見て遠い君の髪を思うあの頃は肩までだったけど今は伸びたのか 切ったのかほら僕はあの頃と同じままそれでも背丈は少し伸び足首が見える学ランと夏服の中の青い花近く見える花火の下君の色香が翻るそれでも隣はいないままうしろで彼岸の花揺れるラムネの中のA玉を取り出し そこに君を眺む少し残った泡沫の思いは遥か 藍のそばへ無色透明の夏の気がどこかでそっ
2020年8月9日 23:22
形はいつだって歪だったぼやけた視界は何を見つめる?明日の夜の夢を今日の朝からずっとみている深夜3時はオレンジ色口の中に酸味があふれる種を飲み込むな脳裏で誰かが警告する幽霊がいるならいますぐに出てきてその目の前で大好物をたいらげるから確実なものだけが欲しかった全ての色を手にしたかったああ、そう 過去形なのはもう手に入らないことを知ったから不確かなものばかり手