#恋するハンドメイド「 14.沢山のハンドメイド作品の中から『私』を選んでもらう方法 」
私の作家活動のテーマは「恋してもらえる作家になろう」。 ノウハウやテクニックに振り回される作家活動を手放し、恋を楽しむようにハンドメイド作家活動を楽しむ。 定期購読マガジン「#恋するハンドメイド」では、そんな私の作家活動スタイル、マインドについてシェアしていきます。
ハンドメイド作家活動を始める時、
「私の作りたいものは、沢山の作品の中に埋もれてしまうだろう」
と強く感じていました。
私は天然石と14kgf素材を使って、シンプルでキレイなアクセサリーが作りたかったのですが、同じジャンルの作家さんが既にたくさんいて、「埋もれる」ということが如実に感じられたのです。
しかし、それを理由にやりたいジャンルを諦めたり、方向性を変えたりしようとは思わなかった。
「埋もれるなら、それ以上に個性を輝かせればいい」と思ったのです。
そのために私が選んだ方法は、「天然石 × 言葉」。
「言葉によってアクセサリーに唯一無二の価値を生み、私だけのスタイルをつくっていこう」と考えたのです。
コンセプトを明確にすること
言葉によって作品に唯一無二の価値を生むために、最初に必要だと感じたことが「コンセプトを明確にすること」でした。
ちなみに、sarariの最初のコンセプトは「パッ、と取って、さらり、と身に着けられるシンプルアクセサリー」。
出かける前にバタバタしても、さらりと身に着ければオシャレを楽しめるアクセサリーを目指していたのです。
しかし、そのコンセプトは半年ほどで変更することになりました。
気付いてしまったのです。
「オシャレに使えるアクセサリーを届けようとしたけれど、私、オシャレじゃない!」って(笑)
コンセプトを変えるという決断は勇気が必要だったものの、しっくりこないコンセプトで続けていくことに強い違和感があったため、思い切って変更しました。
それが現在のコンセプト「amulet accessory(お守りアクセサリー)」です。
いつもアクセサリーを「お守り」として身に着けていた私にとって、このコンセプトがとってもしっくりきました。
そんな風に自分が一番しっくりくるアクセサリー観をコンセプトにし、
「お守りのようにアクセサリーを身に着けることを楽しんでもらいたい。そして、アクセサリーを介して誰かの日常を幸せにしたい!」
という思いを込めたことで、「sarari」というブランドの世界観が確立されていったように感じます。
「何をアピールしていくか」「どんなイメージを持っていただきたいか」などのブランドの方向性も決まりやすくなったのです。
方向性が決まると行動もしやすくなり、伝えたい魅力も伝わりやすくなって、「sarariさんのファンです!」と言っていただけるようなブランドに育てていくことができたなと感じています。
作品に「私だけのストーリー」を添えること
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