見出し画像

「スマホと100均小物だけ」で写真を撮ってきた歴史

ハンドメイドを始めてから、だいたい1年9カ月くらいが経ちました。

始めたばかりの頃も、今も、私はずっとスマホだけで撮影をしています。

今の写真はこんな雰囲気ですが↓、

画像1

ハンドメイドを始めた2018年の秋ごろの写真は、こんな感じで。↓

画像2

見るたびに「どこに行きたいの?」と思ってしまいます(笑)


センス「ゼロ」、知識も「ゼロ」

画像3

(↑2018年の写真です。)

「ハンドメイド作家としてうまくいくかどうかも分からないし、写真撮影のためにお金を掛けたくない」

それが作家活動を始めたばかりの私の本音でした。

良いカメラもないし、素敵な什器もないし、センスもスキルもない。

「ないない尽くし」でスタートしたんです。

でも「オシャレな写真は撮りたい!」という気持ちだけはあって。

私は自分の「研究心」と「ハンドメイドを仕事にしたい」という熱意だけで、写真の撮り方の研究を始めました。

最初はひたすらに「写真の撮り方」に関するネット記事や動画、図書館で見つけた写真関連の本を見て学び、実践し、「なんか違う…」の繰り返し。

その「なんか」が分からなくて、本当に苦労しました。


「自分ひとりじゃ、もうどうしようもない!」

画像5

やってもやっても「なんか違う…」の「なんか」の出口が見えない。

ずっと暗いトンネルの中で手探りをするような時間が続きました。

そうしているうちに「もう、私だけの力では解決できそうもない…」ということを感じ始めたんです。

そこで、ネットで見つけた「SNS運用講座」に申し込み、「人に教えてもらう」ことにしました。

講座では私がハンドメイドをしているということもあって、「Instagramを強化するために、写真の撮り方を特訓しましょう」ということに。

そこで私の「なんか」が解消されました。

「作品の雰囲気に合わせた世界観をつくる」ということを学んだんです。

あれだけ分からなかった「なんか」が、たった1日で解決できた。(その時の写真が↑の写真です。)

「自分ができない部分を、それが得意な人に聞いても良かったんだ…」

そう感動したことも覚えています。


私らしい世界観を「探す」

画像6

最初は講座で「この小物を使うといいかも」とアドバイスしていただいたことを参考に小物を選び、1年くらいは同じような道具、方法で撮影をしていました。

その間も「もっと自然な明るさの写真にならないかな?」「もっと黄みを抑えるには、どうしたらいいんだろう?」など、疑問が湧いたら適宜ネットで検索。

見つけた方法をとにかく試し、自分なりの「撮影方法」としてノウハウを蓄積してきました。

その頃、撮影にはフォトフレーム、木目調の背景紙、レフ板代わりの白い厚紙を使っていましたが、小物の配置をセットするのに若干時間が掛かる。

理想は「パッと準備して、サクサク撮りたい」。

それに加えて当時憧れていた天然石アクセサリーの作家さんが使っている背景が「白」だったこともあり、「私もそうしてみたい!」と思って、写真の雰囲気をガラリと変えました。

画像4

これが2020年の2月頃のことです。


写真撮影の「守破離」

「守破離」という言葉があります。

剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

コトバンクより)

私にとって「守」は、SNS運用講座で教えてもらったことを守って撮影していた頃のこと。

「破」は、「憧れの作家さんの真似をしよう」と思って白い背景で撮影し始めた頃のこと。

そして「離」は、今の撮影スタイルだと思っています。

画像7

もともとセンスもスキルも無いうえ、普段から写真を撮ってSNSにアップするような習慣も無く、本当に何もかもが「ゼロ」から始まった私とスマホカメラの関係。

今の方法にたどり着くまでに、色々なことがありました。

例えば朝の自然な光を使って撮影するので、晴れた日はほぼ必ずパジャマのままで撮影の練習をしていたこと。

スマホのカメラアプリも沢山試して、100円ショップに行っては「撮影に使えるかも」と色々な小道具を買ったこと。

「着用画像を外で撮ろう」と思って、お花見ドライブに行ったついでに、桜を背景に写真を撮ったこともありました。(撮ってくれた旦那さんに感謝…!)

とにかく、「今の私に出来そうなこと」は何でも試してきたなと感じます。


「お金を掛けなくても、工夫すれば美しい写真は撮れる!」

画像8

私の撮影のモットーは「お金を掛けなくても、工夫すれば美しい写真は撮れる!」です。

使っているカメラはスマホのカメラアプリで、以前も今も小道具はすべて100円ショップで買うか、自宅にあった物を使うかのどちらか。

照明器具など、プロが使うような機材も一切持っていません。(想像すらつかない…)

ちなみに今、私が撮影に使っている道具は、

① スマホのカメラアプリ
② ベッドのシーツ
③ 白い厚紙

以上です。

たった「3つ」。

あとは「工夫」するだけです。

先日も新作の撮影をしましたが、この写真も①~③の道具だけで撮影しています。


撮影方法も「手の内をすべて明かす」

私はnoteで「ハンドメイド作家としての手の内をすべて明かす」ことにしているので、撮影方法についても、そのすべてを公開しています。

「読み物」としてまとめた記事がこちら↓

「読み物」と「個別の写真コンサル」をセットにしたメニューがこちらです。(写真についてのお悩みに、LINEにてお答えしております。)↓

私がハンドメイドを始めて最初にぶつかった「写真」という壁。

今の撮影方法に至るまで1年半掛かり、今の写真が撮れるようになるまで1年9ヶ月掛かりました。

だからこそ、これからハンドメイドを始める人には「写真の悩みをもっとサクッと解決して、作家活動を楽しんで欲しい」と思うのです。

やっぱりハンドメイドは「楽しんでなんぼ」。

その為のお手伝いが少しでも出来たら、嬉しいです。


【サロン限定記事更新】なぜ苦手なのに「顔出し」に挑戦するのか

画像9

ハンドメイド作家ですが、オンラインサロンの運用もしています。

「ほぼ毎日更新されるメールマガジン」というイメージで運用中。

サロンのテーマは「私にとって当たり前のことが、誰かにとっては『新しい発見』かもしれない」。

私が当たり前に過ごしている「日常」を綴っていますが、例えばハンドメイドのために読んでいる本のこと、マインドのこと、SNS運用の裏側、手帳の使い方などなど…。

「sarari」の血となり肉となっている大切な「日常」を、毎日つづっています。

ちなみに今朝は「苦手な顔出しに挑戦する理由」について記事にしました。

サロンで公開している記事はすべて「サロンメンバー限定公開」。

「sarariの世界観」の根っこを、ほぼ毎日公開中です。


「意味を纏うお守りアクセサリー」SHOP / Twitter / 委託販売( 横浜東京

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

私の活動に関心を寄せていただき、ありがとうございます◎サポートでお寄せいただいたお金は、作家活動費として活用させていただきます。