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私にも母の血が流れている

少し前のこちらの記事。


ハンドメイド作品を売らない母のことを書いたので、

もしかしたらハンドメイド作品を販売している人が読んだら嫌な気持ちになるかも、、

と思ったのだけれど、想像に反してハンドメイド作家さんからも沢山いいねをいただき、とても嬉しく思っています。


そんな母の娘であるはずなのに、私はこれまで裁縫や手芸にそれほど興味を持っていなかった。

幼い頃は、母が作ってくれたピアノの絵が入ったピアノバッグなどは大のお気に入りだった。

しかし年頃になると母が時々くれる手編みの帽子やポーチなどのちょっとした小物は、正直あまり使わなかった物も多い。

好みに合わなかったり、母の手作りを使うこともなんだか気恥ずかしい。
ちょっと貧乏な家の子みたいな気もして(実際貧乏だったのだが)、既製品の方がいい、なんて冷たいことを思ったりしたこともあった。
もちろん口には出さなかったが。
愛情込めて作ってくれたであろう母に対してひどい娘だ。
私も子どもだったのだ。


しかし、私自身子を持つ母になってから少しずつ手芸に興味を持ち始めた

きっかけは、下の子が生まれたばかりの頃にたまたまInstagramで見たフェルトのおままごとセット。

柔らかそうで可愛くて心が惹かれ、育休に入って時間もできるし、これなら頑張れば作れるかもと「自分で作る」選択肢が急に自分の中に沸いたのだ。
幼い頃からそばで見てきた母に、知らず知らず影響されたのだろう。

そこから、初心者向けのハンドメイドを調べていくと、フェリシモにたどり着いた。


娘がおままごとから卒業してしまう前に作らねば!という思いから、キットを買って、見よう見まねでなんとか仕上げた。

立体的なモノを作るのは難しいのだと知った
途中ガタガタになりつつもなんとか形になったホットケーキ


大変だけれど、自己満だけれど、楽しい!

2つ目になると少し慣れてより楽しい
ハンバーガー。ポテトも作った。


それまで私は読書や映画鑑賞、YouTubeを観るくらいしか趣味がなく、どれもインプット型の趣味だったのだけれど、こうやって自分で形にしたりするアウトプット型の趣味もとても良いものだと思った。

5歳になった娘はおままごとをやる回数が減ってしまったが、今も時々弟とカフェやハンバーガーショップごっこをする時に使ってくれている。


最近では刺繍や編み物にも興味を持ち始め、放置してしまっていたフェリシモのキットで刺繍も始めた。

母も私が手芸を始めたのを嬉しく思っているようで、あまり良くできなかった物でさえ、見せればなんでも「よくできてる」「可愛い」と褒めてくれる。

全く興味がなかったお裁縫を、30代になって自分も始める日が来るなんて、私にも母の血が流れているのだと最近つくづく思う。

もうすぐ育休も終わり、慌ただしいワーママライフが始まるが、これからも毎日30分だけでも、本当に心から楽しいと思える手芸をする時間を持とうと心に決めている。


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