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お勧めのインテリア書籍と雑誌

先日、お客様との打ち合わせの中で
西海岸インテリアハワイアンインテリア
悩んでいると相談をいただきました。  

プランには、玄関ホールにサーフボードを置く為の
クローゼットが作られています。
特に西海岸インテリアは、昨年末にも一度要望が
あり、短い期間で二度目です。
どちらのスタイルにも共通するワードは、
海と抜けるような青い空。
ブルーを中心に床、壁、天井などをホワイト系で
まとめ、大きな枠を作っていきます。

西海岸スタイルに使われることが多い星条旗

西海岸スタイルとハワイアンスタイルで迷い、悩む
お客様から言われたのが、
『自宅のインテリアを考えるために参考になる本を
紹介してください。』でした。  

今回は、お客様からいただいた質問への回答を
テーマにします。  

大きな書店に行ってもインテリア関係の書籍は、
少ないと感じます。
書籍だけでなく、インテリア雑誌も
ファッション誌や美容雑誌に比べると
はるかに少ないと思います。
洋服やメイクとは異なり、頻繁にトレンドが
上書きされるものではなく、流行に左右される
ものでもないため、雑誌としては成立しにくいの
かもしれません。  

その中で挙げるとすれば、30代以上を対象にした
女性誌の中に組み込まれているインテリア特集が、
お勧めです。
対象年齢は高めですが、『ミセス』のインテリア
特集はボリュームがあり、わかりやすく構成されて
います。昨年11月号の北欧インテリア特集は、
切り口が面白く、参考書的な内容でした。
バックナンバーがあれば、ぜひ手に取ってみて
ください。

インテリア雑誌では、『ML(モダンリビング』
お勧めです。

インテリアに特化した雑誌です。
間に挟みこまれている広告のほぼすべてが、
ハイブランド家具メーカーの新作でコーディネート
された美しい空間です。**広告も読み飛ばせません。  **

さらに最近よく見かける雑誌の付録も
インテリアに関連したものが多く、魅力的です。
ご紹介した写真の号には、アロマデュフューザーが
付いていました。  

インテリア関係の書籍は、圧倒的に整理収納、
お片付けの本が多いと思います。
新年度を迎える今は、一人暮らし関連の本が
何種類か出ています。
その中で、一昨日訪れた恵比寿駅ビルにある
有隣堂は、インテリア書籍提案が面白い構成でした。  
インテリアにセンス良くスポットを当てていただき、
感謝します。

その中から選んだ2冊をご紹介します。
『58歳から
 日々を大切に小さく暮らす。』

小さく暮らす提案は、最近のトレンドです。
一人暮らしのためのインテリア提案として
お勧めの一冊です。

『最高の暮らしを楽しむ住まいのレシピ』

イラストと写真と憧れが満載。
すべてを真似ることは難しいですが、
そのスピリットを少しだけ生活に取り入れたいと
思う一冊です。

『なぜ美術館に通う人は気品があるのか。
 品格を身につける57の工夫。』

インテリアには直接関係ないのですが、
57篇の短い文章は読みやすく、気づかされることが
多い内容です。  

特に〜19キャパが広がり、多様性に寛大になれる〜
**美術館に行って広がるのは、美術の感覚ではなく、
その人の人間としてのキャパなのです。  **

その言葉が、すとんと府に落ちました。  

自宅のインテリアスタイルや色彩計画、家具の
レイアウトなどを視覚的にとらえやすいのは雑誌。  

書籍は、自分の方向性を決めるきっかけとして
タイトルに惹かれたものを読んでみてください。
方向性が決まるとインテリアスタイルの軸が
定まります。  

どんなスタイルの根底にも持っていて欲しいのは、
自分にとって心地よい空間であること。
心に留め置いてください。

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