大人の旅スタイル〜代官山でブランチを愉しむ〜③
代官山IVY PLACEでブランチを堪能する
代官山には渋谷駅からパスで向かいました。
渋谷駅は階段の上り下りが煩雑なため、移動はタクシーを考えていました。
たまたま立ち寄った銀行の目の前に代官山行きのバスが停車していたため、バス移動を決めました。
循環パスは、路線バスに比べ大抵の場合、遠回りになります。
渋谷駅から代官山蔦屋Tサイト前までの所用時間は約15分。
高級住宅街をゆっくりと縫うように走って行きます。
建物ウォッチングが好きな私には、心躍る15分間でした。
築年数の長いマンションと新しいマンションの違いは、外壁のデザインや色、とりわけベランダ手摺に顕著に現れます。
築年数の浅い建物は、重厚でどっしりした外観が多く、古いものは白に代表される薄めの軽い色が採用されています。
新しいマンションは、もちろん素敵ですが、何度も塗り直したであろう白い縦桟の手摺が醸し出す雰囲気にも心惹かれるものがあります。
建物ウォッチングを愉しむポイントは、テーマを絞って比較しながら観察することです。
例えば、外壁の色や窓のデザインなどは時代によって変化していったアイテムなので、面白い発見があると思います。
バスに揺られながら、「代官山に住みたい。」と思いました。
バスを降り、代官山蔦屋Tサイト内にある「IVY PLACE」に向かいました。
昨日の荒れた空から一変、今日はくっきりとした青空が広がっています。
以前はテラス席を選ぶことが多かったのですが、雨上がりの冷んやりとした今朝は迷いなく屋内席を希望しました。
到着したのは、10時少し前でしたが店内では多くの方が朝食を楽しまれていました。
日本人比率は60%強でしたが、聞こえてくる言語は英語が多いと感じました。
パンケーキが食べたいと思った時、思い浮かぶのがこのクラシックパンケーキです。
ホイップクリームもフルーツトッピングも追加せず、たっぷりのバターとメープルシロップのみでいただきます。
至福の時間です。
食事の記憶には、その味だけでなく、その時々のシーンも色濃く刻まれていると思います。
「IVY PLACE」には、まだ中学生と高校生だった息子たちと来た休日ブランチのキラキラした思い出や会社帰りの遅い時間、ワインと一緒にサーモンとディルの載ったクリスピーピザを食べながら仕事上の悩みを発散した苦めの思い出などが蘇ります。
蔦屋書店で過ごす
食事の後は、代官山蔦屋書店で読書を楽しみました。
昨日の銀座SIXの蔦屋書店は、アート関係の書籍が充実しています。
アーティスト別に画集などが並べられているため、本が選びやすいと思います。
一方、代官山蔦屋書店は専門書が充実しているため、調べ物に適しています。
今は、ネット環境があれば大抵のことは対応できます。
ただ、インテリア関連の記事や紹介写真は、小さな画面では細部までわかり辛いこともあります。
インテリア関連の洋書がたっぷりと並べられた書棚は、この上なく魅力のあるものです。
息子と食事を愉しむ
午後のひととき、ソファ席でゆっくり本を読みながら過ごしました。
休日の至福の過ごし方です。
長男のMayaと早めの夕食を約束しているため、渋谷に移動します。
時折、私のカメラマンを務めてくれているMaya。
ここからの写真は彼が撮影したものです。
彼の趣味は、仕事でも活かされているらしく、会社の行事や紹介写真の撮影を頼まれることもあるとか。
嬉しそうに報告してくれました。
ワインを飲みながら、仕事ではなく会社での出来事を聞きました。
親の前では、口数の少なかった息子が饒舌に話す姿を見て、自分の足でしっかり立っていることを感じ、嬉しい気持ちになりました。
息子と食事を終え、滞在3日目で予定はコンプリート完了です。
明日は、新幹線の時間まで特に予定がないため、のんびりと過ごす予定です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?