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インテリアデザイナーの引越し顛末記⑦

引越しの日が近づいてきました。
まだひと月あるとのんびり構えていると、あっという間に二週間が経ちました。
(のんびりした性格だと言われる所以です。)

少しずつ片付けに手をつけていますが、なかなか思うようには進みません。
片付けを進めながら、気づいたことがいくつかありました。
ご参考になればと思い、ご紹介します。

大きく仕分けする

新居に持っていくもの、持っていかないものを仕分ける作業から始めました。運ぶ荷物は、できるだけ少なくしたいと思います。

持っていくもの
1.ダイニングテーブル
W210×D100×H70cm
カンディハウス
大きめの6人掛けテーブル
天板は無垢材うづくり仕上げ
尊敬するデザイナー川上元美がデザインしたものです。
色は漆黒
この色を新居でも一番印象に残る色にしたいと考えています。

2.ダイニングチェア 
カンディハウス
川上元美デザインのチェア2脚
座面はホースへア(馬の毛)
100年もちますと説明されましたが、そんなに長く?と苦笑したことを覚えています。

ホースへアの座面

Yチェア2脚 黒
アアルトのスツール1脚 
黒×アイボリー ゼブラ柄

Yチェア

3.コンソールテーブル
カンディハウス
W960×D450×H550cm
ダイニングテーブルと同じデザインです。色は漆黒。

4.マッキントッシュの椅子
オブジェとして新居でも玄関に
置く予定。
黒×ベージュ(座面のみ)

5.1人掛けソファ
アルフレックス マレンコ
エクリュ(生成り)

マレンコ1人掛けソファ

6.ベッド
アルフレックス
グレイッシュパープル

7.ドレッサー
アルフレックス
マットホワイト

8.チェスト
W1049×D450×H960
インターリュプケ
ドイツ製システム家具

9.本棚
W2522×D470×H2351
カンディハウス
ウォールナット×ライトグレー
(光沢のあるもの)

10.55型TV

11.ドラム式洗濯機
パナソニック

以上11点です。
こうして書き出してみると、TV以外は人生をともに歩んできたものばかり。
決して求めやすい価格ではないですが、ずっと傍にいても飽きがきません。これからも大切にしようと思う、そんな家具たちです。

処分するものは、引越し顛末記③で詳しく書きました。
ご参照ください。

収納内部の仕分け

収納内部の片付けは、達成感が見えやすい小さなスペースから始めました。

1.洗面所
化粧台と床下収納

床下収納に入っていたのは、この家に引越してから13年間開けることのなかった段ボールです。今回中身を確認し、ほとんど全てを処分しました。
化粧台の下も同様です。
(スチーム美顔器などが入っていました。)

2.キッチン
キッチンセットと食器棚

キッチンセットの下と吊戸棚を
整理しました。
吊戸棚と幅120cmの食器棚に収めていた食器を50%まで減らしました。

ある時期、夢中で集めたブランド食器は専門業社に買取りをお願いしました。
殆どが箱なしかつ使用品でしたが、すべて買い取ってもらえました。
特に高値が付いたのは、エルメス、次にロイヤルコペンハーゲン、マイセン、ヘレンド。
ウェッジウッドとリチャードジノリはまとめていくらという感じでしたが、無事引き取ってもらえました。
手元に残したのは、ウェッジウッドのヴェラ・ワンシリーズとアルマーニ・カーサの食器類。
反対にどうしても手放せなかったのが、GIEN(ジアン)の食器。
少し癖のある心惹かれるデザインです。

このデザインに惹かれました

食器はメルカリなどを利用して自分で売買するのも良いかな?と思いましたが、そこに手間と時間を割くことはできません。今回は買取業者さんにお願いし、良心的な値段で引き取ってもらうことができました。

3.玄関・廊下
玄関収納と階段下収納

床下収納と同じく階段下にも13年間開けられることのなかった段ボールが、5箱もありました。
そのうち2箱は、食器棚になかった和食器類でした。
こちらは箱入り・未使用品ですが、経年劣化で外箱はかなり傷んでいます。処分すべきかどうかを今悩んでいます。

一番嬉しかったのは、息子2人が履いていたファーストシューズを発見したこと。
手形と一緒に入っていました。
あまりにも可愛いので、新居に飾る予定です。

11cmと11.5cmの靴

まだ片付けは始まったばかりですが、今週は燃えないゴミを6袋、燃えるゴミは11袋出しました。
もちろん、経年劣化のため捨てなくてはいけないものもある反面、新品にも関わらず捨てざるを得ないものもありました。

本当に好きなものだけを家に持ち帰る。
その習慣を意識し始めたのは、ここ数年です。
もう少し早く意識すべきだったと今さらですが、反省しています。

歳を重ね、取捨選択が上手にできるようになりました。
2人暮らしのために持ち物を少なくする中で、大切なもの、色褪せることのないものがあることに気付きました。

4人で歩んできた家族の歴史。
思い出を具象化してくれるものは、これからもずっと大切にしたいと思います。

片付けは続きます。


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